淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

シンデレラガールズ第八話 考察っぽいなにかと感想

シンデレラガールズ第八話について、自分が思ったこと、考えたことについてまとめていきます。

以下からシーンを追って見ていきます。

考察っぽいなにか

 

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初めに笑顔いっぱいの未央を映すことがポイントな気がします。
7話では未央の問題について取り扱っていました。7話内でも問題の解決はしましたが、8話の初めに笑顔いっぱいの未央を描くことで、それからの経過においても円滑に進んでいることが読み取れそうです。
このシーンで改めて安心出来た方も多かったのでは?と個人的に思っています。

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冒頭のカットであったり、みんなの服装、冷房のカットが入ることで季節の移り変わりがわかります。アナスタシアの「もうすぐ夏です」というセリフでも、確かに季節の移り変わりは感じることが出来るのですが、このようなカットを積み重ねることで更に強調され、季節の変化に違和感を持ちづらくさせていて割と気に入っているシーンの1つです。

 

未央がプロデューサーに私物の持ち込みに関して提案した際に「みんなの個性が見えて面白いかなって思ったんだけど....」と話しています。
このセリフから今回の話で登場する私物は個性を表しているということが示されていると考えられそうです。


私物の持ち込みについてシンデレラプロジェクトのメンバーの見解を聞く際に以下のようなやりとりがありました。

莉嘉「えーー!楽しく仕事出来たほうがよくなーい?」
みく「仕事にも緊張感は必要だと思うにゃ。」 
莉嘉「えー!!なんでなんでーー!?真面目すぎだよー」
みく「つまりメリハリっていうのが大事なのにゃ。わかる?」

 キャラ紹介回であった4話、また5話でも軽く描写されていたようにみくは真面目であるということが示されています。やはり、ここにも性格描写の丁寧さが伺えます。また、この「メリハリ」というのはみくのネコミミに表れているように思えます。

みく「仕事に関係無いものは必要ないと思うにゃ。」
未央「えーー!!みくにゃんだってネコミミ持ってきてるじゃーん。」
みく「こ...こ、こ、これは仕事だし」

という会話や、4話でカメラが向けられた瞬間ネコミミを着けるシーンなどからみくがネコミミをつけているときは仕事意識があるということが示されています。
ネコミミをつけているかつけていないかの差に注目してみるのも面白いかもしれません。

CDデビューの旨を伝えた際、次のような会話があります。

プロデューサー「今回は、神崎蘭子さん。あなたのソロCDデビューになります。」
プロデューサー「では....」
みく「Pチャン!」
みく「今回他には?」
莉嘉「また、同時2組デビュー、とか?」
プロデューサー「次回はその方向で考えていますが、今回は....待っていてください。」
みく「.......わかったにゃ。みく達待つにゃ。蘭子ちゃん、ファイトにゃ!」 

 プロデューサーの「待っていてください」という言葉に対してみくは「待つにゃ」と明確に答えています。
焦りから待つことが出来なかったみくが描かれていた5話から非常に成長していることがわかります。更に、new generationsのデビューの際は不服そうでしたが、今回デビューをする蘭子に「ファイトにゃ!」と、応援していることからも、そのことが感じとれそうです。
また、7話でもプロデューサーに今回と同じように「待っていてください。」と言われるシーンがあります。確かにこの時もみくは「待っています。」と告げてはいますが、今回の声のトーンとは異なり、暗いものでした。7話がnew generationsの3人の問題を解決するお話ではなく、シンデレラプロジェクト全体の問題を解決することを描くお話であったからこその差だと考えられます。みく達がきちんと待っていてくれることに確かな前進を感じさせます。
プロデューサーのことを「Pチャン」と読んでいることから信頼関係が築けていることもわかりそうです。
このことについてはレッスン中の会話の「とにかく今はPチャンのことを信じるにゃ」というセリフからも示されています。


蘭子の帰宅シーンまで移ります。

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傘によって蘭子だけ暗く描かれています。暗く描くことでプロデューサーにCDデビューのイメージが伝わらなかったことに対しての落ち込みが表れているように思えます。

 

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蘭子とアナスタシアの帰宅シーンを見ていると「赤」が非常に強調されている事がわかります。こちらの描写も蘭子の落ち込み、もしくは言葉が伝わらなかったことでの「停滞」を表しているのかもしれません。

 アナスタシア「少し、元気ないです。違いますか?」
蘭子「言の葉は不得手。秘めたる真意を伝える秘術は無いものか。」
アナスタシア「シトー....ごめんなさい、難しい言葉ですね」
アナスタシア「蘭子、何か力になれること、ありますか?」

 後にプロデューサーが蘭子との関わり方に悩んでいるときに凛ちゃんから「言葉とかの前にもっと蘭子に近づいてみたら?」と助言しています。その姿勢を表していたのが今回のアナスタシアであり、難しい言葉であったとしても、「何か力になれること、ありますか?」と少しでも近づこうとしています。

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アナスタシアの手を差し伸べに対して、「心配無用。私はいかなる困難をも越えてみせる」と蘭子が応えていることから元気が出てきたことがわかります。言葉の理解が難しくとも近づくことは出来るということが示されています。
また、蘭子が元気になったことは傘の影の使い方にも表れていて、アナスタシアのセリフ後からは上の画像のように影が少なめに描写されています。

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寮の自室に戻ってから、プロデューサーに真意を伝えるための絵を描いています。同じような構図でカーテンや服装などを見てみると時間経過が想像しやすいですね。蘭子が頑張っていることがよく分かる気がします。

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後ほど蘭子はハンバーグが好きであるということが示されます。この時の寮の夕ごはんはハンバーグ定食であったにも関わらず、蘭子はすぐに食べ終えて自室で作業をしています。この部分からも頑張りが読み取れそうです。


シンデレラプロジェクトルームのシーンに移ります。

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凛ちゃんが持ってきた私物の花を見て蘭子が「きれい....」と感嘆しているシーンです。
その後に凛ちゃんとアナスタシア、そしてプロデューサーが蘭子の素の一面を見ることで少し驚いたような反応をしています。
ここから蘭子は所謂中二病的なキャラではなく、根は普通の女の子であることが示されているように思えます。
これは蘭子が持ってきた私物にも同じようなことが言えます。初めのほうで未央が話していたように、私物からは個性が見えてくるということが示されています。蘭子が持ってきたのは馬の蹄鉄で、凛ちゃんの説明から魔除けや幸運のお守りの役割を果たすことがわかります。しかし、多くのメンバーは馬の蹄鉄を一目見ても「これってなに?」など疑問に思っています。ここから見えてくることは、ひと目でわからなくても意味が込められている馬の蹄鉄のように、蘭子は言葉遣いは難しくても、内面はみんなの幸運を願う普通の女の子であると考えられそうです。


プロデューサーがかな子たちとお茶をとっているシーンがありました。ここで未央は「やっぱプロデューサーは丁寧口調のままでいいかも」と言っています。元々はアイドルとの距離を近づけるために丁寧口調を止めてみようと未央が提案したものでした。しかし、プロデューサーは度々訂正しようと頑張ってはいるものの、結局のところ丁寧口調で話しています。それでもアイドルとの距離を縮めることに成功していることがわかります。これらから「言葉」とは関係なしに距離は縮められるということが表現されていそうです。


蘭子がスケッチブックをプロデューサーに見せられなくて困っているところに未央が現れるシーンに移ります。

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未央達3人が智絵里の私物である四つ葉のクローバーの置物側の位置にいます。この会話があったからこそ、後にプロデューサーが凛ちゃんに教えられるように蘭子との距離を近づこうと行動をし始めるので、蘭子にとっての幸運を示しているように思えます。


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プロヴァンスの風」「プロレタリア文学」etc....などの意味をプロデューサーが考えている時にブラインド越しの風景が映し出されます。ブラインドによって光を通さないことでプロデューサーが悩んでいることを表現していると考えられます。

 

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プロデューサーの部屋のポスターがシンデレラプロジェクト全員のポスターになっています。7話が再スタートを切る話であったからこそ、今までのユニットCDデビューポスターではなく、シンデレラプロジェクト全員を写っているポスターを貼っているのだと思われます。

また、このシーンでは次のような会話がありました。

 凛「蘭子とちゃんと話せてる?」
プロデューサー「どうも、避けられているようです。私が彼女の言葉を上手く理解出来ないせいで」
凛「ちがうよ」
プロデューサー「えっ?」
凛「蘭子、別に避けてないよ。言葉とかの前に、もっと蘭子に近づいてみたら?」

ここまでのお話でも示されていましたが、ここで”明確に”「言葉は関係なく距離を縮める事が出来る」ことが示されています。


蘭子とプロデューサーが噴水前で会話をするシーンに移ります。

プロデューサーが日差しが強いと言いかけたところで蘭子が傘を渡そうとしてくれます。

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蘭子から傘を渡された際、プロデューサーの「素敵な傘ですね」というセリフと共に灯りが点きます。このセリフの後には「こういったものにも感じられます」と続きます。一回目のCDデビューの話し合いとは異なり、蘭子を理解しようとし、また蘭子自身も傘を渡したりして距離を縮めようとし、お互い同じような意識をしているからこそ灯りを点けることで前進を表現しているように思えます。

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ゆらゆら揺れる水面に2人を写すことで、お互い何を話そうか悩んでいるような心情が表現されているのかもしれません。

一回目のCDデビュー案決めの際にはプロデューサーは蘭子のこだわりに対して「差がよくわかりません....それが重要なことなのでしょうか?」と言い、あまり蘭子を理解していない状況でした。しかし今回は「質問しても良いでしょうか?ここから、この絵のイメージへ至るには、どのような経緯があるのですか?とても大事なことだと思うのですが。」と蘭子のことを積極的に理解しようという姿勢が見えてきます。このセリフは一回目のCDデビュー案決めの際の対比ともなっていそうです。「蘭子にとって重要なこと」なのではないかと、疑問に思えるのは理解をしていることへと繋がりそうです。
そのためか、このセリフをきっかけに蘭子はいつものように元気になります。
また、蘭子のセリフに注目してみると「聞くがよい!我が下僕、いや、我が友よ!」と下僕から友になっていることがわかります。ここからも蘭子とプロデューサーの距離が近くなったことが示されています。

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2羽の鳥はプロデューサーと蘭子が上手くいったことを表していそうです。

蘭子の新曲が流れた後にセリフが入ります。

蘭子「我が友、いえ、プロデューサー、そしてみなさん。ありがとうわたしの声を聴きとってくれて」
プロデューサー「これからも、頑張りましょう」
蘭子「我が魂の、赴くままに!!」

 8話のタイトルは「I want you to know my hidden heart.」で、簡単に訳すなら「わたしの隠された気持ちを知ってほしい」でしょうか。「本当の気持ちを知ってほしい」とかでもダメですかね?
非常に面白いのがここの初めのセリフが中二的なセリフではなく素の蘭子としての言葉、つまりmy hidden heart」が書かれている点ですね。最後の最後にタイトルのように素の蘭子の言葉が聞こえるというのが大変面白かったです。


曲後のシーンに移ります。

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前半では赤信号でしたが、最後には青信号になっています。一歩進むことが出来たことが表されていそうです。

蘭子がシンデレラプロジェクトルームに入ってきた時に「煩わしい太陽ね」と言うのですが、特に戸惑いもなく島村さんが「おはようございます」と返していたり

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未央に突然抱きつかれても嫌がらない点からみんなとの距離が縮められたのかなと感じさせます。
しかし、ここでもやはり蘭子の言葉は莉嘉には通じていません。しかし、距離を縮めることが出来ていて、言葉は関係なく距離を縮められることが示されています。


以上でシンデレラガールズ第八話 考察っぽいなにかを終了します。


完全に捕捉なのですが、2話の記事にて蘭子の自己紹介後の以下の画像の真意がわからないと述べていましたが....

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今考えてみるとみりあちゃんだけ蘭子の言葉を理解出来ることをこの時点で示していたのかもしれませんね。

 

わからなかった部分

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まずは冒頭のこのシーンですね。夏ということは初めの外の景色のカットと冷房のカットでわかるので、このシーンは他にどんな意味があったのだろうと気になったのですがあんまり思いつきませんでした。
蘭子とアナスタシアはどちらも言葉に関して壁がある(語弊がある表現で申し訳ないですが)キャラなので、今回何度も示されていたように言葉の前に近づいてみることでコミュニケーションがとれるって事でよいのでしょうか....?

 

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毎度毎度時計関連がわからなくて申し訳ないです。
単純に時間経過として一時間近く悩んでいたと考えても悪くはないのかなとは。
もしくは分数に注目して1枚目の画像は44分、二枚目は34分であることから進行具合を表しているのかなと。今回の8話、つまりCDデビューでは44分になったので、提案段階では44分であったけれど、ホラー系は蘭子のこだわりと異なるとわかったので、振り出しの34分に戻ったとも考えられそうかなと。

44分と言えば

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確かに針は進んでいたんですけど7話の終わりって42分でしたよね?スペシャルプログラムが挟まれたのでその分進んでいるとは考えづらいし、同じように2分進んだ3話のように一気に飛躍した回でもなかったので何故なのかなとは思いました。


あとわからなかった部分は蘭子が登場するときの時間ですね。
4話での登場シーン、今話のアナスタシアと一緒に寮へ帰るシーン、噴水前でプロデューサーと話すシーン、これまで蘭子がメインとして登場するシーンの多くは夕方で表現されています。ここまで統一されていると時間経過としての夕方に偶然登場しているとは考えづらそうです。

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今回プロデューサーと噴水でCDデビューについて話していた後も、夜になりかけた夕方なんですよね。単純に時間経過を表すならそのまま夜にしても悪くないのに、敢えて夕方を選んでいることに何か意味を感じます。感じますが......如何せん理由が思いつかないです。安直に考えてよいなら完全に夜にすると時間が掛かり過ぎだからというのはあるかもしれません。また、夕方の雰囲気を残しつつも、蘭子のこだわりがプロデューサーに理解されたために絵的な変化をつけているとも考えられそうです。

これは曲解かもしれませんが、夜になりかけた夕暮れは日の出の代わりに使っているとも考えられなくはないかな、と。蘭子にとって、ここで初めてプロデューサーにこだわりを理解してもらえます。その理解されたことを表すために日の出っぽく演出しているのかもしれません。灯りを点ける方法と似た使い方でしょうか。

と、ここまで何個か思いついたものの、釈然としないのでわからない部分に書きました。「そもそも何故夕暮れなのか」という疑問に関しては理由が一切思いつかなくてつらいです。

 

感想

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未央が持ってきたハンバーガークッションって7話にもあったなぁと

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これですね。そこから何かお話しが出来るわけではないのですが気になったので。

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みくの「珍しく気が合うにゃ」というセリフと共に登場するカットですね。面白い表情してますよね!みくにゃんはアニメではこういうコミカルな表情を良くしている気がします。もしかしたらこの気が合うというのは今後のユニット展開にかかわってくるの”かも”しれません。

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蘭子がホラーが苦手と知ったときのカットなのですが、この1カットが入るだけで今までの認識と異なっていたことが非常によくわかるなぁと素直に感心してました。

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こちらも同じように、これが映るだけでプロデューサーが蘭子の言葉をよく理解出来ていないことと、それでも頑張って意味を調べようとしていることがよくわかって素晴らしいなぁと。
上に「さん」って付箋があることや他のページにも付箋があることから、蘭子の言葉がわからないから蘭子だけメモをしているのではなく、他のメンバーについても何かメモを残していることがわかりますね。7話までは「無口な車輪」として描かれていたのに対して、再スタートを切った8話では自分から歩み寄ろうという意志が伺えます。プロデューサーの気持ちが詰まっていて非常に気に入っているシーンの1つです。

 

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まず「ENGEL」に書きなおした時にプロデューサーがドイツ語と教えてくれるのが丁寧ですよね。英語の綴りと違うので、ドイツ語という説明が無かったら無駄に深読みしていたかもしれません。そういう部分も意識してのセリフだったのかな、と思ってしまいます。
中二チックな言葉って英語よりドイツ語の方がなんかカッコいいですよね。
「ROSENBURG」は「薔薇の城」という認識でいいんですかね?蘭子の傘にも薔薇の模様がありますし。
「EKLIPSE」が「蝕み」だったかの意味で「ENGEL」が「天使」ですかね。ドイツ語は全く知らないので間違えてたらすみません。ドイツ語は英語と違って素直に綴りのまま読むことが多いというくらいの認識しかないです。
さて話は戻りまして、
最初はホラーのイメージだったので「蝕み」というのも禍々しくて納得は出来そうですね。「天使」になることで蘭子のこだわりが通じたことがよくわかります。

 

シンデレラプロジェクトメンバーの私物に関してですがこちらの記事がわかりやすかったですね。

【モバマス】アニメでアイドルが事務所に持ってきた私物まとめ - とりあえず速報 シンデレラガールズ(モバマス)まとめ

この記事内にある、未央が持ってきているのは「他のみんなといっしょに楽しむためのもの」というのには気づけませんでした....せっかく私物は個性を表していると物語で示していたので蘭子以外のメンバーにも注目してみればよかったです。色々面白そうです。

 

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 蘭子のポーズですが、ゲーム内のポーズを意識したポーズになっていましたね。アニメでも魔王という単語が出ていたように、ポーズも[覚醒魔王]神崎蘭子SR+になっております。

 

今回のお話では蘭子がメインとして活躍しており、その魅力がたっぷり詰まっていました。言葉が特徴的という意味もありますが、今回の話ではそれ以外の ことに焦点を当てていたように思えます。素直に花の綺麗さに感嘆していたり、プロデューサーに自分のこだわりを理解してもらおうと絵を描いて頑張っていたり、しかしそれでも自分の絵を見られるのは恥ずかしく中々言い出せなかったり、と普通の女の子の一面を見せています。言葉に焦点を当てるならば上記のことを描写する必要が無いわけで、
むしろ当ててしまうと今回のプロデューサーが陥ったように「言葉」に囚われすぎてしまいます。タイトルの「I want you to know my hidden heart.」からわかるように、「言葉」を越えた部分での蘭子という一人の女の子を理解するということが示されています。だからこそ、プロデューサーの丁寧口調や蘭子とアーニャの帰り道での会話であったように、この話では距離を縮めるのに言葉は関係ないということが何度も示されているのだと思えます。
神崎蘭子」というキャラクターを単なる中二病という枠に当てはめるのではなく、蘭子としての魅力が溢れていて非常に見応えのあるお話で、とても楽しかったです。


以上でシンデレラガールズ第八話 感想を終了しようと思います。

ここまで読んでくださった方はありがとうございました!