淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

シンデレラガールズ第二十四話 考察っぽいなにかと感想

この記事はシンデレラガールズ24話について、自分が考えたこと、感じたことをまとめています。

シンデレラプロジェクトの各メンバー、プロデューサーと会話をしていく内に段々卯月の中の気持ちが変わっていきます。それについて書いてあるつもりです。

それでは以下からが本文です。

 考察っぽいなにか

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常務「君の輝きはどこにある?君は灰かぶりのままだ。輝けないものは、城の階段を上がれはしない」

冒頭の常務のセリフは今の卯月を的確に表していて、時計が12時を指しているように魔法が解けています。魔法が解けているために、輝きが無く、灰かぶり(魔法に掛かる前)の状態まで戻っており、キラキラとした衣装(現実世界で言えばドレス)を着てを上がるべきお城の階段を卯月は上がることは出来ません。

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シンデレラプロジェクトの部屋の前に来るも、中には入らず目の前で座り込んでいます。もうすぐ舞踏会であるにも関わらずここまで仕事を休んでしまって迷惑を掛けてしまったことへの後ろめたさのためかと思われます。

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未央と凛が来たことに気づくと逃げようとしてしまいます。こういった部分も上記の後ろめたさから来ているのかな、と思われます。

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未央「なになにー?2人とも顔恐いよー!」 

23話最後で凛と卯月がぶつかり合ったために2人とも顔が怖くなっているとも考えられます。ただ、どちらかというと凛の恐い顔は「卯月が美城プロに来た理由」について、卯月は先ほどのシーンと同じように顔を合わせづらく感じているからだと思います。

卯月がクリスマスライブ、ひいては冬の舞踏会に参加するかの可否は前回の23話では語られておらず、どちらを選択するかは現時点ではわかっていません。「アイドルになるのが早かった」と卯月が言っていたように、改めて考えた結果、出演しないという選択肢をとる可能性はここでは存在していて、凛はそちらの可能性も考えているために怖い顔をしているのかなと考えられます。

この後、プロデューサーと会い、NGの3人と話し合います。

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プロデューサー「おはようございます」
卯月「お、おはようございます」
プロデューサー「体調は....?」
卯月「あ、はい!前よりは」
プロデューサー「調子のほうは....?」
卯月「えーっと....前よりは....」

プロデューサーからの質問に対して「前よりは」としか返答しない辺りからも未だ本調子ではなく、悩んでいる様子がうかがえます。

プロデューサー「明日は、クリスマスライブです」
卯月「!....」
プロデューサー「出演、出来ますか」
卯月「あ、あの....私....その....えと....」
凛「イヤだ!!」
卯月「!!」
凛「3人で....3人で....出たい....」未央「しぶりん」
凛「....」
未央「しまむー、来てくれて嬉しい。ありがとう!」

卯月が返答に悩んでいる時、凛は「3人で出たい」と口にします。対して未央は凛をなだめていて、卯月には養成所に篭っていた状態から再びプロダクションに訪れてくれたことについての感謝を述べています。

3話、6話、20話で描かれていたように未央は非常に感情に揺さぶられやすい性格をしていました。しかし、今回、前回のシーンでは未央自身も感情的にぶつかるのではなく1歩引いてしっかり落ち着いて意見を述べています。このような部分から今までの未央の成長を見る事ができます。

対して凛はというと、未央とは逆で3話では緊張に押しつぶされていた未央に声をかけていたりと初めは落ち着いたポジションにいましたが、今回のシーン、前回のシーンと非常に感情的に言葉を発する姿が描かれています。
一見、成長ではなくむしろ退行しているのではないか、と思ってしまいますが、初めの頃の凛は夢中になれる物を見つけられないのに対して、今は「3人で出たい」と強く言っていることからわかるように夢中になれるものを見つけ出しています。夢中になれるものだからこそ、凛は感情的になっていると考えられ反対のようにも見えるこの姿は未央と同じように成長していると言えるのではないでしょうか。

ここからシーンを進め、エレベーター前での凛と未央の会話シーンに移ります。

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凛「ごめん....」
未央「?」
凛「私....カッコ悪い....でも、今のままじゃって思うとつらくて」
未央「....しぶりん、ていっ(凛の頬を指でつつく)」
未央「3人でライブに出るんでしょ。しまむー信じて、待ってよう!私達が下向いたらダメだよー」
凛「!....未央....すごいね」
未央「もう、下向かないって決めたから」

カッコ悪いと思っていても、自分の気持ちを吐露してしまうという部分からも凛が夢中になれるものを見つけられているという部分が読み取れそうです。

ここで未央の姿勢は卯月を信じて笑顔で待つことであり、やはり卯月自身の選択を尊重しています。物語の進行という観点からこのセリフを逆説的に考えると、卯月の自分自身で進む部分はライブに出演するシーンであることがわかります。

一方、卯月はプロデューサーからの提案でレッスンルームに向かいます。

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この時描かれる足を注目したシーンが描かれるもまだ踏み出すことはありません。

 

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みく「ほんと心配したんだよ(ネコミミを卯月に着けながら)」
卯月「え?」
莉嘉「おー似合うー!」
みりあ「うづにゃんだ!」
みく「さ!うづにゃん!ニッコリ笑顔でみんなに会いに行こ!」
卯月「笑顔........」

16話にてみくにとってネコミミアイデンティティと言っていましたが、同時に「ネコ耳はアイドルに大事なアイテム」とも言っています。シンデレラガールズの作中にて「アイドル」という存在は笑顔ありきでここまで描かれていました。そんなアイドルにとって「大事なアイテム」と称されるのはやはり笑顔に繋がるものというだと考えられます。

この時の卯月は笑顔が無くなっていていました。だからこそ、みくは励ましとして卯月にネコミミ(アイドルにとって大事なアイテム)を渡しているのだと思われます。「ニッコリ笑顔でみんなに会いに行こ!」というセリフもここに繋がってくるのかな、と考えられます。

しかし、このときの卯月は「笑顔とはなにか」と悩んでいる時期であり、「笑顔」という単語にあまり良い反応を返していません。

 

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莉嘉「なんで私も基礎レッスンなの~?」
みく「なに言ってるにゃ!基礎は大事!」

23話では基礎レッスンを固めるために卯月が養成所に向かいました。その結果各方面に色々迷惑をかける形になってしまいました。今回の卯月の件は何が問題であったかというと、仕事をほっぽり出してしまったという点であって基礎レッスン自体が悪いわけではありませんでした。その部分を勘違いさせないようにするためのセリフなのかな、と思いました。

 

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李衣菜「前は基礎レッスンばっかでイヤだって言ってたのに」
みく「む、昔の話にゃ!」
みりあ「卯月ちゃん達と勝負したよね~」
みく「うー....昔の話にゃ」
きらり「色々あったねー」
みく「昔の話にゃー!!!」
李衣菜「そっかぁ、もう半年前なんだね。こんなことになってるなんて思いもしなかったなぁ」

初めの頃のことを「昔の話」としてみんなで笑い合っていました。基礎レッスンばっかで嫌がっていたみくが今では基礎レッスンは大事と言っているように、時間の流れをここで強調することでみんなの成長を感じさせるシーンになっているように思えます。

みくのおしりが強調されるシーンは4話(下のカット参照)にもありましたが、今回再び同じように強調させることで時の流れを感じさせます。

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このシーンの後から卯月はシンデレラプロジェクトのメンバーから色々なお話を聞いて行きます。ここでは各メンバーが直接的ではないにしろ、卯月にアドバイスをあげている形になっていると自分は考えています。それについても追っていきます。

まずは、この場に居合わせている凸レーションとアスタリスクから始まります。

みりあ「半年前ね、初めて会社に来たときね、私1人で来たんだよー。怖かったけど、着いたときはすっごく嬉しかった!本物のお城みたいだったんだもーん」

1人(自分自身)で怖かったけど着いた時は嬉しかったという構図は冒険の図式と似ています。冒険を通じて笑顔になるということを卯月に伝える形となっていそうです。

莉嘉「私は思ってたのと違ったなー。アイドルになったら楽しいことばっかりだと思ってた。お姉ちゃんともあんまり会えないし、メンバー揃うまでレッスンばっかだたから。卯月ちゃん達、待ってたんだからね」
みりあ「うん!お友達増えるーってわくわくしてた!」

莉嘉ちゃんが言っているようにやっぱりアイドルというものは楽しいだけではありませんでした。ここまで辿り着くまでに色々なぶつかり合いや悩みが見えたことからもそれは読み取れそうです。

アイドルは楽しいことばかりではない、言い換えればつらいことももちろんあるということを伝えることで、卯月が今抱えているつらさを肯定しているのかもしれません。

みく「みくはみんなライバルだーって思ってたにゃ。踊れないようにしなきゃって焦ってて空回りばっかりしてた」
李衣菜「色々あったけど、私はみくと組んでよかったなって思う。ぶつかりながらやっていく、これが私の目指すロックなアイドルなんだって気づけたから。」

ここで最初のみくの焦りの理由の根本が述べられます。5話内ではCDデビューをいつするのかということについて焦りを感じていましたが、その根本の理由としてはみくが周りをライバルとしか思っていなかったから、ということがわかります。

「踊れないようにしなきゃと焦って空回り」という部分は卯月も共通してて、周りがキラキラしていく中自分もキラキラしていく中自分も追いつけるようにと焦っていた姿が23話で描かれていました。みくの話を聞いて、つまり客観的に同じような状況を伝えることで、焦っても空回りしてしまうということを伝えているように思えます。

李衣菜のセリフに関しては、自分自身の力で笑顔を引き出すということについて端的に述べられていると思います。

李衣菜はぶつかり合いながら自分のロック、キラキラするものを見つけることが出来ました。しかし、卯月は23話まで誰かとぶつかるシーンが描かれませんでした。周りの人にちゃんと意見を言ってぶつかること、つまり自分だけで抱え込まないことを伝えていると考えられます

きらり「卯月ちゃんもオーディション受けて入ったんだよねー」
卯月「あ、はい。補欠合格で....」
きらり「合格は合格だにぃ☆きらりね、受かるとは思わなかったから。きらりみたいな子でもかわいいアイドルになれるんだ、なってもいいんだってジーンってなったの!」

23話内で卯月が「私にはお城の舞踏会はまだ早い」と言っていましたが、そこに至るまでの思考過程には「自分は補欠合格」という意識があったのかもしれません。本編では明確に語られていませんが、「オーディションに受けて入ったのか」という質問にわざわざ「補欠」という情報を入れて答える辺りからも、補欠合格に対して何も思っていなかったというわけではなさそうです。しかし、きらりはそれでも合格は合格であると答えていて、補欠であろうと関係無いと卯月に声をかけています。

18話ではあまり扱われませんでしたが、ここできらりが自分の体格について少しコンプレックスを持っていた様子が垣間見れます。

余談ですが、アニメとは違う世界ですがデレステでのコミュにてこのきらりの言動に繋がるようなセリフが見られました。興味がある方は見てみるといいのかもしれません。

閑話休題

続いてかな子のセリフを振り返ってみます。

かな子「私も、こんな私でもアイドルになれるんだって、嬉しかったなぁ!」

きらりとかな子で共通しているのは「こんな私でもアイドルになれる」という部分です。

「こんな私でも」という言葉には不安であったり自信のなさ等が含まれていると思います。卯月はアイドルとしてキラキラしていくものが見つけられず不安になってしまって養成所に戻ってしまったことが23話内で明かされました。

しかし、不安に思っていてもアイドルにはなれることを示しているように思えます。(故意ではないですが)不安に思って魔法が解けてしまった卯月にもう1度アイドルになってほしいというメッセージが含まれているのかもしれません。

 

ここからCIと蘭子、ラブライカに分かれて交互にシーンが挟まれていきます。

 

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杏「あーあの頃はこんなに働くなんて思ってもいなかったよ」
智絵里・かな子「ふふふっ」
かな子「でも、ちょっと変われたところと、そのままのところと、どっちも大事にしたいな(シュークリームを差し出す)」

18話にてかな子のちょっと変われたシーンとなると、やはり楽しむことで笑顔になれるということを学んだ部分だと思います。そのちょっと変わるまでにはダイエットを行っていたりもしましたが、そのせいでお菓子を断ってしまいかな子は笑顔になることが出来ませんでした。変わりすぎることで失敗してしまうということが読み取れそうです。

そしてそのままのところ、というのは今回のようにお菓子を作っている部分があたっていると思われます。キャプを残していなかったので比較画像を出せないのですが、3話にてかな子がシュークリームを持ってきたシーンがあったように、この点においてはかな子の姿勢は変わっていません。

上記の2つを考えると、仕事を全部ほっぽり出して養成所行ったように全部を変えるのでははなく、今の自分とそこからちょっと変わることが大事であることを伝えているのかもしれません。

 

蘭子「冒険して見えてくるもの」
アナスタシア「新しい世界は、とてもドキドキ。仲間も出来て、1人じゃないと思います」

蘭子、アナスタシアのセリフのように、冒険とは新しい世界を見ることであり、そこからドキドキするものとあります。「自分自身の力で笑顔を引き出す」のだとしても、やはりそこには仲間の存在があったことがここまでの物語で示されていました。これまで卯月は1人で抱え込んでしまうことが多かったですが、新しい世界には仲間が周りにちゃんといることを教えているように思えます。

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智絵里「失敗ばっかりで、焦ってたときもあったけど、それでもやってみてよかったって、今は思う」 
杏「まぁ、自分のペースが1番だよ」

焦っていた時はあったとしても、そこから冒険してみてよかった、と智絵里がから伝えられます。卯月は今、その焦っている状態にあたっていて、そこから冒険することが出来るかどうかという部分が鍵になりそうです。

杏のセリフのように、自分のペースが1番であり、焦っても仕方がないというメッセージを卯月に送っているように思えます。

この時、四葉のクローバーを送って励ましているのもポイントかもしれません。

 

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美波「もちろん、不安だってあるわ。冒険の先に何があるかは、誰もわからないから。でも、不安は分かち合えるって、一緒に立ち向かえるってわかったから。だから前へ進もうって思えるの」 

ここまでの卯月は不安に感じていても1人で抱え込んでしまっていました。しかし、美波のこのセリフで、仲間と不安を分かち合うことで前に進もうと思えるということを教わっているようです、

この時、背景の空が完全に曇っているわけではありませんが、光があまり見えない状態まで曇っていることで卯月の今の状態を表していているように思えます。 

シーンを進め、卯月が旧シンデレラプロジェクトルームに訪れる部分まで移ります。

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未央「何にも無くなっちゃったね」 

ここまでシンデレラプロジェクトの各メンバーと話してきた際に、昔との変化について語るセリフが多く登場しました。その変化を強調させるために、旧シンデレラプロジェクトルームを描いているのだと考えました。

ここで未央は卯月に渡し物をします。

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未央「みんなで夢とかお願いごととか書いてるんだ」 
卯月「夢?」
未央「みおサンタとしぶサンタが願いを叶えてしんぜよう。ね!」
凛「うん」

この星が24話のポイントとなっています。ここからはそれについても触れていきます。

ここで常務とプロデューサーの会話が挿入されます。

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常務「やはり待つだけ無駄だったな。君が切らないのならば、こちらが手を下しても良いのだが?」
プロデューサー「!!!待ってください!!彼女は今、帰ってきました」
常務「彼女の時間はもう無い。それに、これはある意味、君の部署の存続に繋がる助言だ。わからないか?私は君の、ここまでの成果を損なうのは惜しいと言っている。君がその『Power of Smile』などという幻想を捨て、島村卯月を切り捨てればいい。早く目を覚ますことだ」
プロデューサー「方針は変えません」
常務「何?」
プロデューサー「光はそこにあります。今の貴方には、見えていないだけで」

セリフのように常務はプロデューサーのことを非常に買っています。もちろん今までのシーンでもこのことが見えるシーンはありましたが、今回はそれとは雰囲気が異なっています。明確に言葉としては無いのですが、常務はプロデューサーを非常に評価をしていることがわかります。そこからもプロデューサーの企画の成果を読み取ることが出来そうです。

常務の視点からでは「時間がない」と例えているように卯月には時間がありません。冒頭の時計が12時を指していたように魔法が解けてしまっています。しかしプロデューサー視点からは異なっており、卯月の光はまだ隠れているだけでそこに存在していると述べています。

 

この直後に卯月のシーンが挿入されます。

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21話同様、未だ階段を登りきる事はできておらず当時と同じ位置で立ち止まっています。

 

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夢がまだ定まっていないために、星にお願いごとは書かれていません。

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空を見上げると曇っていて輝く星が描かれることはありませんでした。

常務視点では、星が見えないために「無」として、プロデューサー視点では星は隠れているだけで存在しているとして見方が変わっていきます。

Shine!!の歌詞と照らし合わせるなら以下の歌詞でしょうか。

思い通り行かない夜に
空を見上げた
曇り空でも
星はきっとそこにあるよね
信じたいな 目には見えない小さな
Shining star

改めて考えてみるとやはり2クール後半からはShine!!の歌詞をなぞるかのような展開が多かったように思えます。

ここから、未央が願い事が書かれた星を回収しに行きます。

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全部を取り上げるとカット数が多くなってしまうので一部を省略していますが、トライアドプリムス、2クールで出会ったアイドル、Project Krone、美嘉と楓さんから星を頂いています。回収はしていませんが、常務の下にも星とクリスマスライブの招待状が送られているようです。

上記のことを考えると美城プロダクション全体に星を配っていたことがわかります。

 

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部長「待ってはやれないのかね?」
常務「ええ、十分に待ちました」
部長「それだけかな?」 
常務「なんです?」
部長「心配なだけだよ。彼の理想が成果を挙げ始めている。君にとっては面白くないことだろう。だが、感情に囚われて、光を見失ってはいけない。必ず見に行きなさい。見てからでも遅くはないはずだよ」

前回のお話で常務が卯月を切り捨てろと命令してたのは自分のプロジェクトにまで被害が及んだためだと考えられますが、今回は特に被害がないにも関わらず、プロデューサーに卯月の切り捨てを煽っていました。その理由はここで部長が述べているように、面白くないからであるということがわかります。珍しく常務が感情で動いてしまっている様子がうかがえます。

卯月の部屋のシーンに移ります。

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机の灯りに向かって座っている卯月が描かれています。

似たようなシーンが20話でもありました(下のカット参照)

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この時は灯りには目を向けず、膝を抱え込んでいました。つまり、自分にある光を見ようとせず不安になっていました。

今回の卯月はというと、きちんと机の灯りに目を向けています。

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机の中の美城プロダクションへの合格通知を見て卯月は笑顔を作っています。

補欠でも合格は合格ということをきらりから教えてもらったが故のシーンだと感じられます。今まで補欠合格ということにあまり良く思っていなかったのに対して、合格は合格と教えてもらうことで自信がつき、未だ手を使ってですが卯月は笑顔になることが出来ます。合格は合格であるために自信を少し持てたためだと思われます。

 

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もちろんこれだけで問題は解決しておらず、信号は赤を灯しています。

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それを示すかのように靴を履くことに躊躇ってしまう卯月が描かれています。

 

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学校の前で卯月を待っていたプロデューサーは例によって例の如く警官に職務質問を受けてしまいます。

プロデューサーが人相が良いわけではないことがこれまで何回も描かれてきましたが、普通に考えてみるとただ待っていただけで職務を受けることはありません。ここで職務質問を受けるからにはやはりそれなりに怪しい動きをしていたことが考えられます。卯月をライブに出したいと思っているプロデューサーとしては、放課後学校から出てくる卯月を見逃してはいけません、その為に職務質問を受けてしまうほど、ずっと前から校門の前で卯月を見つけようと待っていたと考えられそうです。23話では常務に「島村卯月はシンデレラプロジェクトにとって必要なメンバー」だと述べているように、プロデューサーの強い想いを感じられます。

 

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クリスマスライブ会場に向かう車内で、卯月は星に夢や願いを書こうと試みますが、まだ書くことは出来ません。

 

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卯月「あ、いえ、前もここでライブのスタッフやったことがあって....楓さん達、とっても素敵でした」
プロデューサー「寄っていきましょうか?」
卯月「え?良いんですか....」
プロデューサー「時間はまだ、ありますので」

こちらの会話ではプロデューサーのセリフがポイントでしょうか。常務が卯月に「時間がない」と言っていたのに対し、(直接的ではないですが)プロデューサーは時間はまだあると述べています。

また、ここでも信号機は赤を示しています。

 

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そして、先ほどの施設にプロデューサーと卯月が訪れます。

ここにおいても卯月は階段を上がり切るシーンは描かれず途中で止まっています。

 

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光り輝くステージを見つめる卯月の瞳はキラキラさせていて、ここにから彼女の本心が読み取れそうです。

 

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卯月「私、ずっとアイドルに、キラキラした何かになれるといいなって思ってて....だから、プロデューサーさんが見つけてくれたときは嬉しかったです。なんだか魔法に掛かったみたいで、ずーっとこのままだったら良いなって」 

卯月のセリフを追ってみると、キラキラした何かになりたいと思っていた時にプロデューサーが自分を見つけてくれて魔法に掛かったかのように感じる、と述べています。

このセリフを示すかのように、暗い中プロデューサーがペンライトで道の先を照らし、階段を上り、卯月を先導しています。ここまでの卯月は、プロデューサーによって道を照らしてもらっていたからこそ歩めていたということは、ここまでの物語で読み取れるかと思います。

20話の記事にて、卯月が現状維持について触れましたが、今回の「ずーっとこのままだったら良いな」というセリフと重なっているのかもしれません。

 

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卯月「でも、魔法は解けてしまって....舞踏会で、もし成果が出なかったら解散だから....だから、私も頑張ってたつもりだったんですけど....でも、いつの間にかウソになっていて」
プロデューサー「ウソ....」

 このセリフに23話の卯月の状況が詰まっていると思います。解散という事実を受けて卯月なりに頑張ろうとしていた、していたけれど自分自信の気持ちに気づけなかったからこそ"いつのまにか"それがウソになっていました。ウソをつこうと思って23話で描かれた行動をしていたわけではなく、"いつのまにか"ウソになっていたという部分がポイントなのかなと感じられます。

 

卯月「未央ちゃんのソロ活動も、凛ちゃんのトライアドプリムスも、私と美穂ちゃんとの活動も、1人1人が力をつけて、舞踏会を成功させるために必要なことだって、私わかってるつもりでした。一緒に頑張ってるつもりでした。でも、みんながキラキラしてるのに私だけ出来てなくて....出来ないんじゃないかって怖くて....でも....凛ちゃん怒ってくれるんです....何にもなくないって....未央ちゃんも友達になろうって笑ってくれて、みんなも待ってくれてて....そばに行きたい....」

周りのみんながキラキラしているのに対して自分だけが出来ていないという心情については23話内でも語られていました。

ここのセリフで卯月が何故プロダクションに戻ってきたかの理由が語られています。セリフそのままですが、何にもなくないと自分に怒ってくれた凛、改めて友達になろうと笑ってくれた未央、そして他のみんなのそばに行きたかったが故にプロダクションに来てくれました。

 

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卯月「なのに....なのに私、今も怖いんです....!もう1度、頑張って探してそれで、何もなかったらどうしようって....頑張っても、もうダメなんじゃないかって....」

そばに行きたいと思い、プロダクションに1歩踏み出した卯月ですが、自分の中にキラキラしたものがあるのかどうか再び不安になってしまいます。

鏡のなかの自分を見つめて一瞬目を合わせるも、すぐに目と閉じてしまいます。自分の中のキラキラを見つけられない卯月が特に表されている点だと感じます。

 

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卯月「自分のこと、怖いんです....」 

何度目かになりますが、足を映すカットが挿入されても踏み出すことはありません。先ほどの卯月のセリフのように自分のキラキラ出来るものが明確にわかってないからだと思われます。

 

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プロデューサー「春に出会った時、私はあなたに選考理由を質問されました。私は、笑顔だと答えました。私は、今、もう1度同じことを質問されても、やはりそう答えます。あなただけの、笑顔だと。今、あなたが信じられなくても、私は信じています。あなたの笑顔がなければ、New Generationsは、私たちはここまで、来られなかったからです」

これまでのNGやプロデューサーの成長は卯月の笑顔無しでは成り立たないものとなっています。卯月の笑顔がによって凛はアイドルに1歩を踏み出しました。当たり前のことではありますがNGは凛がアイドルにならないことには結成されることはありません。
卯月の笑顔によって7話でプロデューサーはシンデレラプロジェクトのもとへ、そして未央のもとへと雨の中を駆けていきます。ここで卯月の笑顔が無ければプロデューサーは未央のもとへ行くことが出来ず、未央はアイドルをやめ、そのままNGは解散になっていたことが予想出来ます。やはりここでも卯月の笑顔を欠かせないものとなっています。

卯月の笑顔のおかげでNGを結成、継続、そして成長をすることができていて13話のライブも同じことが言えます。

プロデューサーが卯月にこれらのことを伝えることで、卯月が「誰でも出来ると言っていた笑顔」は「卯月だけの特別な笑顔」であることを示しているようです。

 

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卯月「そうだったら....嬉しいです....でも、春は、どうやって笑ってたんでしょう....でも....でも、私、凛ちゃんと未央ちゃんと進みたいから....!」 

プロデューサー、凛が褒めてくれた春の頃のはどうやって笑顔になっていたのかを卯月はわからなくなっています。しかし、わからなくなっていても指を使って笑顔をつくり、凛と未央と一緒に歩みたいと発言していて、だんだん卯月のやりたいことが垣間見えてきます。

 

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プロデューサー「島村さん、選んでください。このまま、ここに留まるのか、可能性を信じて進むのかどちらを選ぶかは、島村さんが決めてください」 

ここでついに卯月が可能性を信じて冒険をするのか、あるいはこのままでいるのかについて選択を迫られます。この選択についてプロデューサーは卯月に全て任せていて、自分自身の力で進めるかどうかという分岐点にもなっているように思えます。

ここで、プロデューサーの後ろの扉に書かれている「足元注意」という言葉について触れます。もちろんプロデューサーがペンライトを照らしているという意味もあるとは思いますが、24話のサブタイトルを思い出すと「Barefoot Girl」であり、「裸足の女の子」となります。足元注意という言葉はここに掛かっているように考えられます。

そして、プロデューサーのセリフの後、青信号が描かれます。これによって卯月が止まることなく(赤信号ではなく)可能性を信じて進む(青信号で進む)ことを選択したことが示唆されていると思われます。

 

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24話に限らず、今まで階段を上ってはいたものの上りきれていなかった卯月がついに階段を上り切ります。

 

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卯月「あの!私、まだ....まだ怖くて、私だけの笑顔になれるかわからなくて....でも見てほしい。私、確かめたいんです!もし、何かあるのかもしれないなら....あるかわからないけど....でも....信じたいから....!私も、キラキラ出来るって信じたいから....!このままは....イヤだから....」

怖いけど、何かあるのかそれすらもわからないけっど、キラキラ出来る可能性を信じたい、という構図はまさにこれまで描かれてきた冒険と同じであり、ここから卯月の冒険が始まります。

2枚目のカットのように、これまで踏み出せなかった1歩を卯月は踏み出せています。その1歩もとても震えていていることからも不安であることが、それでもこのままはイヤだから踏み出していく姿が描かれているように思えます。

ここから少しシーンを進めると、先ほどの卯月が選択を迫られたシーンの回想が挿入されます。

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プロデューサー「島村さん、選んだその先で、あなたは1人ではありません。私達が、みんながいます」

23話で卯月が1人で抱え込んでしまいましたが、留まることなく選んで進んだ先にはプロデューサーなりの笑顔、そしてプロダクション全体からの応援メッセージが待っていて1人ではなくみんなが卯月と共にいることが示されていると思います。この辺りの話は冒頭のアナスタシアから教えてもらったことでもあります。

あまり笑顔を見せないプロデューサーにとってはこれが最大限の笑顔なのかもしれません、キャプを残していなかったので比較が出せませんが、10話最後で頑張って作っていた笑顔と比べるととても自然で、手は使っていてもそれは心からの笑顔であることが読み取れそうです。

 

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卯月「結局書けなくて....」
凛「卯月が持ってて」

星には夢やお願いごとを書くように伝えられていましたが、卯月は書くことができませんでした。今までのことを踏まえるとここで書けないのは当然であり、卯月の冒険は今この瞬間から始まります。

また、凛が卯月のポケットに星を入れます。星とはキラキラ光るものの象徴であり、「卯月の笑顔」を知っている凛だからこそ、キラキラしたものはきちんと卯月の中にあるというメッセージを送っているように考えられます。

 

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未央「大丈夫」
凛「1人じゃないよ」
未央「キラキラしにいこうよ」
卯月「はい。いってきます!」

冒険をし始めた卯月は1人ではなく、凛と未央と手をつなぐことで不安を分け合い、一緒に立ち向かっていく姿が描かれています。

1人で抱え込んでいた卯月が、美波から不安を分け合うということを教えてもらった故の行動ともとれそうです。

 

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卯月「えっと....」
スタッフ「プロンプ出しますか?」
プロデューサー「いえ」

ここでは卯月が自分自身の力で笑顔を引き出す必要があるため、プロンプは出さないようプロデューサーが伝えます。

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卯月は「自分だけの笑顔」にどうやったらなれるかがわからなくなっていした。それは、プロデューサーとの会話、そしてNGとの会話で説明されていました。「自分だけの笑顔」がわからない卯月は手を使ってなんとか笑顔を作ろうとしているように思えます。

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みんなから応援されて1人ではないこと、そして先ほど凛がポケットに入れた「卯月の笑顔」、つまり卯月の中にあるキラキラしたしたなにかがあることを確かめているように感じられます。

 

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卯月がこれまで感じていた不安の原因の「1人であること」、「キラキラした何かがわからない」の2つが解消されたためか、卯月の顔に活気が戻ります。

ここから卯月のライブが始まります。

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ライブをしている姿は学校の制服で、キラキラした衣装ではありません。しかし、キラキラした衣装でなくても輝けることで12時過ぎの魔法に掛かることが出来たことが示唆されているように感じられます。

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卯月は初め、お姫様を見てそれに憧れるだけの普通の女の子でした。

 

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プロデューサーとの会話のときに挿入された卯月のシーンでは目を合わせた直後に目をつむって終わってしまいましたが、今回は目を開けるところから始まり鏡の中の自分と向き合います。

この辺りはゲームの「特訓で自分自身と向き合う」というフレーズが合いそうです。

 

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時計が描かれるもそこには針がありません。12時過ぎの魔法に掛かることで、何時であろうとも魔法に掛かっている姿を表しているのだと考えられます。

Shine!!では針は描かれているものの、ずっと動いていて今回と同じことを表現していたと感じられます。

 

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自分自身と向き合うことで、鏡の中の自分から輝く星を手渡されます。鏡の中の自分から渡されることで自分の中のキラキラしたものを見つけられた様子です。

 

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Shine!!の歌詞を借りるならば12時過ぎとは「自分の靴で
今進んで行ける勇気」のことを指していまそうです。衣装ではなくジャージ姿の卯月が走っていることからこ同じであると言えそうです。

 

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卯月が走る先には光が輝いていてその先ではシンデレラプロジェクトのメンバー、そしてファンの姿がありました。
再びShine!!の歌詞を引用します。

新たなヒカリに会いに行こう
生まれたての希望を抱きしめたら
新たな自分に会いに行こう
この笑顔が君まで届くように
走れ

新たなヒカリ、自分に会いに行くため卯月は先程自分自身からもらった、生まれたての星をもって走り抜けています。そしてその先には笑顔を届けたいシンデレラプロジェクトのメンバーとファンの姿があります。この点について同じであると言えそうです。

 

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ライブが終わった後の空は雲が無くなっていて、今まで隠れていた星が見え輝いています。卯月が途中、空を見上げたシーンと比べると、その成長が伝わってきます。

 

以上で考察っぽいなにかを終了します。

 

感想

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卯月が帰ってきた際に、みくがまず「プロ失格」とちゃんと伝えてあげるシーンですね。真面目であり、最初は思うように仕事がもらえなかったみくだからこそその重みを知って言えるセリフだと思います。卯月がやったことは常務が言っていたように部署に非常に負担になっていたことは明らかでした。きちんと卯月のことを怒り、伝えるべきことを伝えてから、今まで心配していたことを伝えるようにメリハリをつけているのがみくの良いところだなぁとよく感じます。

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耳を塞ぐ時に自分の耳じゃなくてネコミミをおさえている辺りにみくのプロ意識を感じさせますね。

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李衣菜「まぁたまには主張を譲って欲しい時もあるけどね」
みく「お互い様にゃ」

って会話がなんかもうこれまでいっぱいぶつかってきてお互いのことをよくわかっている感じがして非常にすきです。夫婦かよ

24話ってなんか李衣菜とみくがものすごく良い味出してたシーンが多かった気がします。基礎レッスンの件とか。

 

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プロデューサーの理想が成果を上げ始めて面白くないからかちょっと感情的に動いてしまった常務っていう情報を持ってから改めてプロデューサーとの会話シーンを聞くとめっちゃかわいくないですか....!!ちょっと感情的になってどうしても島村卯月を切り捨てさせたい強情さというかいじわるな人間的な面が見れて非常に面白かったです。ここで常務役の声優さん(田中敦子さん)の演技がめちゃくちゃ上手で、若干挑発気味な感じが出ててすごく好きなシーンです。

シンデレラガールズに出演している若手声優さんも演技が上手だなぁと感じることはもちろん多々あるのですが、やはりベテランの方は歴が違うなぁと実感するシーンでした。

 

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奈緒が書いた合同ライブをやったら出番の多さで凛ちゃんがしにそうだなぁとかくだらないこと考えてました

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ここ!!!ここ良いですよね!!!ユニットとして小日向ちゃんがしっかり卯月が戻ってくることを楽しみに待っていることがわかって非常にほっこりするシーンでした。

 

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画像貼りすぎでひたすら申し訳ないのですが、ここのシーンの卯月の表情の変化が本当に素晴らしかったですね....!!S(mile)INGのシーンももちろん素晴らしいんですけど、個人的に24話のシーンはここが1番グッと来ました。繊細な表情の変化、自分がキラキラできる華どうかわからなくて不安でいっぱいで泣き出しちゃうけど、しっかり自分のキラキラしたいと伝えようとしてなんとか泣かないようにして頑張って声を振り絞って伝えようとする声の使い方だったりと、ここがほんとうにすきです。はっしーの演技がもう最高というか上手いというか....!!

走ってきたからか汗もかいてるんですけど、涙と一緒になってぐちゃぐちゃになった表情とか本当によかったです。

 

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ここで幸子だけ相変わらず自分のことをかわいいって書いているのがいいですよね。決してNGに興味がないからこれを書いたわけではないと思うんですよね。18話を考えてみると智絵里やかな子を励ます際にも、元々の性格ももちろんあるとは思いますが、ある種の照れ隠しのようにやっぱり自分を褒めることが主体となりながら励ましてるんですよね。なのでやっぱり幸子はこのメッセージが1番なのかなぁと思います。

もしかしたら、1人だけよくわかってないって可能性もありますけどねwそっちのパターンでも想像が容易なのがまた幸子っぽいというか

 

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さっきと同じこと書くんですけど、ここで小日向ちゃんが卯月のことを応援してるのめっちゃほっこりするし良さを感じる....!!!なんかもう小日向ちゃんかわいいです。わかってることだけど。

 

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24話を2回目に見る時、Twitterで実況というかダベりながら鑑賞してたときも同じだったんですけど、なんかもうこのシーンってズルいしか言えないですよね。S(mile)INGは新録だし、最初は不安からかぎこちないステップや声だったのに段々自信ついてきたのかステップが大きくなったり声に強さが出てきてたり、ほんとズルいです。この一言に尽きます。ズルかったです。「愛をこめてずっと歌うよ」がほんとズルいです。

 

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未央が泣いてたり、プロデューサーもほっとして胸に手をあててたりする部分がすごく感情が伝わってくるようで良いなーと思います。

そして凛ですよね!他の2人に比べて段違いで喜んでいて、「卯月の笑顔」に対して特に思い入れのある人物であるからこそ、その笑顔を取り戻したことについて本当に嬉しいんだと思います。

 

では全体の感想です。

なんかもう書きたいことは考察っぽいなにかと上の感想で書いてしまった感はあるのですが、今までもそうだったんですけど24話って今までの演出を一気に持ってきた印象があります。美波の冒険についてだったり、不安を分かち合うこと、あとは久々に見たかな子のシュークリームだったり、みくの基礎レッスンの件、みくがネコミミを渡してうづにゃんをしたり、職質などなど、ここまでの話でどっかで使われた演出を重ねて使うことで、時間の流れや懐かしさ、そしてそれに伴う各メンバーの成長を感じさせます。正直シュークリームがここで活かされるなんて全く思っていなかったです。

ただ24話に限った話ではないですけどやっぱり自分ではまだまだ気づけないような演出もたくさんありました。時計が3時を示すことが多かったのですが未だによくわかっていません。時計の演出って難しいんですよね....最初から気づけないならまだしも、なにか意図があると気づいても納得いく考えが全く出てこない時はよく引きずってしまいます。

次回最終回ということで、いよいよ常務のお話ですね。成果を大きくあげているプロデューサーのPower of Smileの企画が最終的にどのような影響を与えるようにようになるのか、楽しみな半面、最終回という寂しさもあります。

以上で感想を終了します。

最終回の更新も例によってニコニコの配信終了後になってしまうかもしれませんが、付き合って頂ければ幸いです。

ここまで読んでくださった方はありがとうございました!