淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

シンデレラガールズ4thSSA2日目に行ってきたお話

4thSSA2日目に行ってきたお話です.自分が感じたことを単純にぶちまけてます.

覚えてる限りなので全曲ではないですが書いていきます.

セットリストは下記を参考にしています.

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story SSA公演2日目 (2016/10/16) - アイマス楽曲・CDデータベース(情報まとめ)

346Castle

Star!!Shine!!!

アニメを中心としたコンセプトにするならやっぱりこの曲から始まるよねというところ.

しかし気になるのはシンデレラガールズのアニメでは1期と2期の描くところが異なるにも関わらずここでどちらもOPという立ち位置"でしか"扱われてないというところです.

例えば3rd2日目のセットリストを引き合いに出すならShine!!を皮切りにメドレーパートが始まっていてライブの区切りに使われています.アニメ自身もShine!!を区切りに使っているので順当に考えるならそう使われるだろうと考えます.実際に現地でもこの瞬間少し違和感を感じました(が,考えすぎてもしょうがないかと思いそこまで気にしてなかったです).ではなぜこの構成になっていたのかという考えについては後述します.

しかしこう,この曲を聴くとアニメの世界に帰ってきたような感覚を覚えますね.

Story

アニメを視聴した方なら誰もがわかるとは思いますが,元々は劇版として使われていた楽曲に歌詞をあてたものです.そのため,OP後にこの曲が流れるとより「今からまた346プロの物語が始まるんだな」と感じさせます.

STORYが収録されているのはアニメサントラのみなので,このちょっと前にデレステでイベントやってたのもちゃんとみんなに知ってもらうためなのかなとか思ったり.

LET'S GO HAPPY!!

4曲目にこれぶつけてくるとは全く思ってなかったですね....!開幕からこんなに飛ばしてくるとは.

曲のイメージどおり元気いっぱいな振り付けで特にもよちーはぴょんぴょんしてるし特に動きのキレがあった...!

Memories

3rdで叶わなかった曲の1つである念願のオリジナルメンバーMemories!

振り付けも「あ!それアニメで見たやつや!!」ってなるやつです!アニメだとマイクないしそのあたりの差とか大変そうですよね.

で,途中の蘭子参加についてです.もうこれに関しては言わずもがななんですけど,MemoriesはLOVE LAIKAの歌でもあり同時に初めて蘭子が冒険を行った歌であって蘭子抜きでは語れない曲なんですよね.2人で歌う曲でもあり,3人の曲というか.でもMemories自体は2人で歌う曲なので最初から3人にするのもいかないわけなので.それを解決すべく曲の最後の方にちょっとしたサプライズで登場してくれたのが非常に嬉しかったです.

あとはトーク部分の話なんですけど,Memories前にすみぺが握手したいんだけど中々出来なくて,でも頑張って(?)手を差し伸べたら洲崎さんが「ずっと待ってたよ」って言いながら握手した話がめちゃんこすきです.自分がLOVE LAIKA担当Pだったらしんでた.

-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律

内田さん,1st以来の出演でライブだけで言うなら2年半くらい空くのでしょうか.蘭子として歌うならという意味ならリリイベで出演したらしいのでもうちょっと短くなるそうです.じゃあそこのブランクを感じさせるのかというとそうではなくむしろもっと超えていくような,演出と内田さん自体の表現力も相まって"魔王"を感じさせるようなステージでした.最後らへんにロゴをバックに立っていたときに翼が生えているように見せていたのも特にそれを際立たせていたと思います.セリフパート部とのかわいさとカッコよさのギャップもこの曲の,ひいては蘭子の魅力なのかなとも.

自分が初めて見たシンデレラのライブが1st2日目LVで,そこで見た内田真礼さんのパフォーマンスにLVなのに圧倒されて「これいつか生で聴いてみたい」なんて思ってたわけですがありがたいことに2年半越しで叶ってしまった…!念願だったので嬉しかったです.

Nebula Sky

Memories同様こちらも1年越しのオリジナルメンバー.3rdの時はPaメンバーが歌っていて非常に明るい楽曲に仕上っていましたね.

終盤までライト以外の演出はほとんどなく,ほとんどすみぺ自身の表現で世界観を構築していて一気にアニメの世界に引っ張られ没入感が非常に高かったです.ラストサビからはバックスクリーンを大きく使って星雲を映しだし,すみぺの表現力に加え「Nebula Sky」の景色がまさにそこにあるかのような演出でした.

星雲を映し出す演出も素晴らしかったのですが特筆したいのが曲終了間際にステージのセンターから真っ直ぐ前を照らしていた白色のレーザーライト.ここでアニメ22話を振り返ると,アーニャはNebula Skyを歌い終わった時に今までの笑顔のもう1歩先,つまり新たな光を見つけることが出来ました.これを踏まえて今回の白色レーザーライトを考えると先述した「新たな光を見つける瞬間」と曲の終わりというタイミングが一致しており,その瞬間をレーザーライトで表現していたように考えられます.この瞬間ステージと22話をふと重ねてしまい,アーニャちゃんはちゃんと新しい光を見つけることが出来たんだね……!と,ちょっと感動しちゃいました.SSA2日目の中で個人的に印象が深いライブです.

Wonder goes on!!

この曲でとにかく言いたいのがセンタステージでみんなで背中合わせにエアギターやってたところ!!あれ良くないですか!!!具体的にどう良いのか全く言葉が出てこないですけど!!!

歌ってるメンバー4人が固定位置ではなく場所をくるくる移動してたので全員眺めやすかったのを覚えてます.

Rockin' Emotion

3rdのときよりも安野さんがもっと落ち着いていた,というよりもっと堂々としていて安定感と自信が増したと言った方が近いかもしれません.これは決して3rd時にはあんまり堂々としていなかったという意味ではありません.むしろ3rdのステージを見たときは「なんてアツいROCKを見せてくれたんだ!!」と感銘を受けていたほどです.その1年前ですら素晴らしいステージであったのに更にパフォーマンスに磨きがかかっていていたことを考えるとどれだけ安野さんがこのステージに向けて頑張っていたのかが感じられます.

堂々としていたというのはイントロ部のコール煽りをしていたところが如実に表れていたと思います.P達もコールやクラップまで多くが参加していて盛り上がるステージとなっていました.

しかも今回わざわざ髪を夏樹っぽく染めてるんですよね!!こういう部分から安野さんのステージに対する,夏樹に対する真剣な気持ちが伝わってきます.ありがとうございます....!それについてライブ後にTwitterでマネージャーさんが触れてたのがめちゃくちゃすきなのでそれだけリンクを貼っておきます.

ØωØver!! -Heart Beat Version-

前曲,Rockin' Emotionからの流れで安野さんが退場せずまさかのイントロ李衣菜パートをソロで歌い上げてからのみくりーなへのバトンタッチ.3rdの時もロキエモからのトワスカに移行する際に李衣菜と 一緒にエアギターを一緒に奏でていて,その流れを踏襲したのが非常にアツい.夏樹→李衣菜(・みく)のバトンタッチは何度見ても高まる.

ØωØver!!といえば(自分は参加していないのですが)3rd1日目時には原曲そのままだったのに対して,今回はHeart Beat Version.待ち望んでいた方も多かったかと思います.

Trancing Pulse

こちらも3rd時には加蓮抜きだったのに対してのオリジナルメンバー.ついにシンデレラガールズライブという場で全員揃うことが出来た....!

驚きべきところはその歌唱力で素人でもあれをきちんと歌い上げるのは難しいとはわかるくらいなのに,いざライブで聞いても不安定さの欠片もなくむしろCD時よりももっと磨きがかかっていてより迫力があるものに.特筆したいのはまつえりの歌声.Cメロ,「どこまでも響け 遥か彼方へと」部のその歌詞を体現しているかのような圧倒的声量,熱量,伸びの良さ.その力強さに多くが胸を打たれたのではないかと思います.

素晴らしかったのは演者だけでなく演出もで,他の曲よりも抜きん出てレーザーライトが多用されており,Trancingの「恍惚」がまさに表現されているようでひたすらかっこよかった.また色もメンバーカラーの蒼,緑,紫が基調として使われていたのもポイントかと.

こいかぜ

サプライズ登場,早見沙織さん.シンデレラのステージに出たのは1st2日目以来だったかと.LEGNEの時に同じこと書きましたが内田さんのステージの他にもう1つ「これいつか生で聴いてみたい」と感じていたものがあってそれが早見沙織さんのステージでした.この日だけで2年半越しの念願がどっちも叶ってしまってもうどうすればいいのか....!なんだか初心を思い出すというか,すごく懐かしい気持ちになりました.

もうごめんなさい,自分にはあれは圧倒的歌唱力としか言葉が出てこないです.演出もほぼ絞られ,ライトのみで構成されていてこの点からもこのステージにおいてどれだけ早見さんの歌唱力に重きを置いているかが伝わってきます.

ライトが緑なのが「こいかぜ」を引き立てているのももちろんですが,これによって良い味を出していたのが髪の色.そもそも楓さんのあのふんわりした髪型を再現しているのも驚くべきポイントなわけですが,そこに緑色のライトが差すことで楓さん独特のほんのり緑がかった茶髪が見事に再現されていました.このこともあって楓さんとのシンクロ率が著しく高かったです.見た時あまりにも楓さんの髪型そのままだったのでウィッグかと思ってたんですけど,トーク部と見え方が異なっていたので多分普通に地毛だと思います.

アニメシンデレラガールズを追うにあたって楓さんは重要な要素で,特にその役割を果たしているのが15話.アイドルプロジェクトが解体されるという話を受けて美城プロのアイドル全員が暗くなりこの先に不安を抱えていたところに,(劇中では明言されていませんがそこまでの扱いからわかるように)トップアイドルである楓さんが「自分のやり方で」笑顔になり事務所を輝かせようとしていました.これを受けたことでNG3人は(これも明言されてないけどもっと言うなら事務所全体が)再び輝こうと前を向き始め2期の物語が開幕します.楓さんが存在していなかったら物語は成り立たず,この点で美城の物語(アニメ世界の物語)の一区切りをする今回の346Castleで登場したのかと思われます.

Nocturne

さっきの理屈云々はともかくSSA1日目に竹達さんが出たことを考えると,その衝撃を超えるサプライズを予想すると早見さんしかいないのではってなんとなく考えるじゃないですか.そのせいもあってか(SSA1日目と比べ)若干心の準備も出来てて早見さんが来たときは驚きはもちろんするもののめちゃくちゃ驚きはしなかったんです.しかも仮に2人サプライズがいたとしても連続で来るなんて全く考えないじゃないですか.だのにいきなり東山さんが登場してのであまりの驚きでつい叫んでました.オリジナルメンバーNocturneは強い.

この辺,高まりすぎてただの棒ブンブン振り回すオタクになっていたわけですが,早見さんと東山さんがサビあたりだったかにお互い対面しながら歌ってたのが激アツでした.楽曲の疾走感溢れるサウンドに合わせて歌唱力全振りの2人が対面で歌ってるの,画になりすぎる.

346 Castleの閉幕

この空の下,心もよう,流れ星キセキ,M@GIC☆というまさにアニメ終盤と同じ流れを汲んだセトリの後,EDである夢色ハーモニーが流れることで346キャッスルの幕が閉ざされます.

ここまでざっとセトリを追ってきましたが,ここで気づくことは「3rdでやってない(やれてない)ことをやっている」という点が挙げられます.3rdの時にはメンバーが欠けてしまいどうしてもやり残したことが存在しました.例えばオリジナルメンバーでのMemories,LEGNE,こいかぜ等がそれに当てはまります.アニメシンデレラガールズをコンセプトにしたライブという意味では3rdで行っていましたが,どうしてもやりたい事が出来なかった,やり残した事が多くそれらを補完するための役割がこの4th Live 346 Castleの役割だったのかと思います.

そう考えると最初にStar!!Shine!!!もどちらも同じ立ち位置としか扱ってないこと,また,やり残したソロ曲(こいかぜ)以外はアニメオリジナル楽曲しか流していないことにも辻褄が合います.346 Castleは飽くまでも補完の役割であり,今回のライブの本質は4つ目の城にあります.だからこそアニメの世界を表現する最低限のセトリで組まれているのかと思います.例えばTOKIMEKIエスカレートやS(mile)ING!もアニメを語るにおいては不可欠なものですが,こちらは3rdの時にも行っており且つアニメオリジナル楽曲というわけでもありません.また,曲のポジション的に順当に考えるならほぼ終盤に流れるであろうTrancing Pulseが今回のセトリだと結構あっさりと登場していましたが,こちらも346 Castleの立ち位置を考えると当然のものだと考えられます.加えて言うならサントラ内にしか収録されていないStoryも歌っている点もでしょう.

夢色ハーモニー終了後,写真を撮る演出と共に以下のイラストがスクリーンに映し出されました.(画像自体は自分がライブ後に撮ったものです.)

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写真を撮る演出といえば2話,13話,(本編内で明言されてはいませんが状況から察するに)M@GIC☆のCDジャケットが挙げられます.ここで改めて写真を撮る演出がなされることでここまでの軌跡と成長,そしてアニメシンデレラガールズの世界に一区切りをつけていると捉えられるでしょう.

余談ですが2話,13話,M@GIC☆のCDジャケットにプロデューサーも映ってるにも関わらず今回のイラストで映っていないのは単純に考えればこれを撮ったのがステージ上であるから(プロデューサーはアイドルではないのでステージに出るわけにはいかない),もうちょっと考えるなら346 Castleでの成長はアイドルだけであるから(今回のライブで(武内くんは来てるけど)プロデューサーが活躍するシーンは描かれていない)なのではないかと思います.

Future Castleの開幕

「346 Castleは飽くまでも補完の役割であり,今回のライブの本質は4つ目の城にある」と先述しましたが,その本質とはなにかという話です.

繰り返すようになりますが346 Castleはシンデレラプロジェクトのメンバー,楓さんを迎え3rdでやり残したことを全て達成したと言えるでしょう.つまり,アニメシンデレラガールズの世界に一区切りつけたわけです.でも本当に一区切りつけるだけでいいのでしょうか.ここで25話のシンデレラガールズの話を振り返ってみましょう.

アニメシンデレラガールズが描く「シンデレラガールズ」とは「夢を見て」,「夢を生きて」,「夢を信じる」ものだと少なくとも自分は考えています.もっと本編で使ってた言葉で言い換えるなら,今ある笑顔の更にその先の笑顔を掴むために冒険していく姿,それこそが「シンデレラガールズ」なのではないかと思います.346 Castleではそのコンセプト上(25話最後でも白紙のページが描かれていたように)どうしてもアニメの世界よりもっと先の笑顔を描くことが出来ません.そこで更に冒険していく姿を描く役割を果たしているのがこの「Future Castle」と言えるでしょう.これを描くことによってアニメで描かれた「シンデレラガールズ」をより一層表現することが出来ます.

そしてここから衣装がスターライトステージ1周年記念衣装の「アクロス・ザ・スターズ」に.1番新しい共通衣装を纏っているのもFutureの表れのように感じられます.

あとすっごいくだらない余談なんですけど,346Castleトーク部で第4の城マッスルキャッスルの話を聞いてたからかここらへんの件,どうしてもそれが脳裏を掠めちゃって現地ではちょっと集中出来なかったです.

Yes! Party time!!

話題のVRの方のテーマソング.

この曲自体になにか言いたいというわけではないんですけど,VRってめちゃくちゃ最新の技術なのでコンセプトであるFutureとこの点を重ねた上での選曲なのかなと思いました.

SUPERLOVE☆

ここののじょさんのハツラツさと言ったら....!めっちゃ元気.莉嘉の躍動感,明るさをもっと届けてくれるようなそんなパフォーマンス.なんとへそ出し衣装だったわけですが,その為に好物のラーメン節制したそうです.キャラに対する真剣な姿勢が伝わってくるエピソードでした.

のじょさんのパフォーマンスで特記したいのがCメロ「何もかまうもんか 幸せになろう 愛し愛されて」についてなんですけど,ここの歌い方がただ音程を合わせるだけじゃなくて本当にメッセージかのように少し叫びにも似たものが混じってて,ここを見事に力強く歌い上げることで本来歌詞が持ってるメッセージ性を120%引き出したかのようなものに仕上がってました.ライブはこういうCD以上に感情を込めたものが聴けるから楽しいし,行ってよかったなと思えます.

SUPERLOVE☆,歌詞を見るとわかるように世界中のみんなに愛を届ける歌なわけですが,これを表現するべくなのか始めはフロントステージで歌っていたのに段々センターステージへ向かっていたのが印象的でした. 会場みんなに愛を届けようとしているのがよく伝わってきます.

NUDIE★

SUPERLOVE☆からのNUDIE★での城ヶ崎姉妹を感じるセトリ.この2つの曲は「アタシらしく 愛してあげる」という歌詞がリンクしているわけですが,2曲連続で流れることで城ヶ崎姉妹のお互いの考え方の差がよく感じられやすくなっていたのではないでしょうか.

このときのるるきゃんのパフォーマンスが,NUDIE★の大人っぽさを上手く出してて美嘉の「カリスマ」の面が如実に表れていて,見てたとき「あっあっあっカリスマだ」とかしか言えないくらい語彙が落ちてました.いやカリスマだよあれ.

おかしな国のおかし屋さん

イントロが始まった瞬間から3rd同様絶対レモンタルト食べるなとか思ってたら案の定レモンタルト食べてました.期待を裏切らない.しかもこのレモンタルト手作りだそうで.

元々ミュージカル風な楽曲ということもあり,背景演出にメレンゲうさぎさんなどの劇中キャラクターが描画されていたり,セリフを吹き出しで表していたりとコミカル賑やかなシンデレラガールズでは新鮮なステージでした.その都合上かマイクではなくヘッドセットを使用していましたね.見てて楽しかったです.

王子役にはなんとすみぺが起用されててなんと大坪さんのご指名だとか.この王子はロシア語が話せるからスペックが高い.

Sparkling Girl

そのタイトルから想像出来るよう爽やかなサウンドを響かせる楽曲.トワスカを見慣れすぎてサイリウムが青1色なのが逆に珍しかったり.

もちろんのことエアギターがあるわけですが,いつもは1人orパートナーの演者とってパターンに対してなんと今回はバックダンサーの人とも合わせてました.バックダンサーが2人(くらい)いたんですけど,1人1人と目を合わせながら(エア)ギターを奏でる姿はカッコよくて,楽しそうで,なんだか李衣菜をそこに映したかのようと言いますか.

そしてるーりぃを生で見るの今回初めてじゃないんですけど相変わらず背の高さにちょっと驚きます.

ニャンと☆スペクタクル

ニャンと☆スペクタクルといえば例の早口パートが思い浮かぶと思うんですけど,早口セリフがスクリーンに映されていたので間違えたら1発でわかる状況の中負けずに達成していました...!!トークパートではこれを言えるようになるべく最寄り駅から家までひたすら唱えながら帰宅してたという小ネタも聞けたり.

今回のニャンと☆スペクタクルはライブverということでCDみたいに早口パートからすぐに歌に入らずちょっと間を取っていたのですが,その間になつねぇが「言えたー!!」と叫んでいたり力尽きていたりとエンタメ性に富んだステージに仕上がっており,アニメ内で猫キャラを活かして他のキャラよりもコミカルな表情が多かったみくだからこその演出と言えるでしょう.

もちろんコールはNya!でした.

ステップ!

ここまでのセトリ,「この空の下」あたりからここまでトークパートがなかったのでほぼほぼノンストップで進んでたせいかこの辺りからちょっと疲れが見え始めてました.見え始めてたんですけど,ステップ!の「精一杯!目一杯!」って飯屋のコールがこっちが元気もらえるくらい元気よくて体力が回復したのは覚えてます.それが出来てしまうくらい「本田未央」というキャラクターが飯屋自身に根付いていると言えるのではないでしょうか.自然とサイリウムを振る動きが大きくなっていて不思議な体験でした.

AnemoneStar

ふーりん,ライブ出る度に上手くなってない???トークパートでも話してたようにこの曲,難易度が高く息継ぎをするタイミングがあまりなくて音を出さない鼻呼吸を練習したと聞いた時にすごく納得しました.

楽曲の難易度が高い且つ歌詞が割と直球で「渋谷凛」を表しているが故に,それを力強く歌いきれる(表現しきれる)のはふーりん自身の努力の賜物なのかなとも思ったり.

はにかみdays

めちゃくちゃ頭の悪そうなコメントするんですけどあの瞬間のはっしー,JKでしたよね???

この曲の歌詞,帰り道であったり朝におはようと話かけるシーンがあって,何度も会う機会がある,尚且つおはようなどの挨拶をする機会があることから恐らくこの生活がルーチンになってることがわかります.そこに好きな人の背中を見つけて近づこうとするけどでも恥ずかしくて近づけなくてという純情さ,ウブさを加味すると恐らくこれは学校生活を描いているのではないかと考えられます(もちろん明言はされてないので他にも解釈は出来ますが).

さて,そんな学校生活の中さっきのウブさが見える女の子の気持ちが描かれていきます.先述していないシーンであれば,「今日こそ告白するぞ!」と前髪をきちんと確認してそわそわしていたり,挨拶をしたはいいものの噛んじゃって結果として告白は出来なかったけどいい日になったりと女の子の心情が細かく表現されています.

その丁寧な女の子の心情描写に加わるのがはっしーの笑顔.タイトルに「はにかみ」とついているようにこの曲には「笑顔」がつきものでこの要素を素晴らしいクオリティで加えていく姿は冒頭に書いたようにまさに「JK」であって大変胸が打たれました.

また,卯月の魅力的な箇所の1つに笑顔があること,卯月自体も女子高生というところもこの曲には重ねられているのだと思います.

GOIN'!!! ・ 夕映えプレゼント

もうこの辺,馬車が目の前だったのでただの高まりおたくになってただけなのですが....目の前だとはっしーの満面の笑みと豊かな表情変化がしっかり見えるのでやばい....尊い....しか言えなくなる.おたくはすぐ語彙がなくなる.

GOIN'!!!はどんどん前へ突き進んでいく歌ですが,それを終盤に流していることからもアニメシンデレラガールズの「シンデレラガールズ」像を描いているのかなとも思います.25話のセリフを借りるなら「夢を生きている」段階でしょうか.

夕映えプレゼントも「夢」を「一筋の流れ星」と例えていてこのように歌詞を追っていくと「夢を見て」,「夢を信じている」部分にあたるのかなと思います.

SSA1日目のようにEVER MOREを最後にするのではなく,上記の2曲を最後に持ってくることでアニメシンデレラガールズを描くところを詰めているように考えられます.

お願い!シンデレラ

アンコール後の最後の最後はもちろんお願い!シンデレラ

そもそものシンデレラガールズ自体のコンセプトがここに込められているので納得の選曲ですね.

おねシン,こう....演者同士が抱き合ってたりしてすごくよかったですね....!!

全体感想

EVERMOREについては1日目の振り返りで触れたのでそちらに任せるとして.

ライブ後の最後のトーク,いつもであれば誰かしら泣いてしまうのですが今回誰1人泣いていなかった(ちょっと泣きそうな場面がありましたが)のが印象的でした.成長を感じるというかなんというか.

この時まつえりが「今度は虹色橋作ろうね!!」とか「大好きだー」とか2nd SIDEを感じさせるコメントをしてて本当にキャラ自体を愛してくれてるんだなぁと思いました.やっぱり少しソロ曲聴けるんじゃないかという期待が最初あったためこういうコメントをもらえるとなんだかうれしいです.

あとトークパート.アニメに出てるキャラってやっぱり昔から人気あるキャラばかりなこともあって演者の方々も必然的に場に慣れていくわけですが,その慣れがトークパートによく出てたかなと思います.笑いに持っていくのもそうですが話題の運びが上手いですよね.Future Castleのソロ2曲目に向けてなにを頑張ってきたのか,という話題が顕著だったかと.

ここまでも書いてきたんですけど今回のライブ,ただ単純にアニメ世界をコンセプトとしてやっているだけでなく,そこからもっと先の未来,アニメの世界から更に冒険して新たな光を探すところまで描いてもらいただただ感激しています.3rdと合わせてライブでやり残したことはなく尚且つその先を描くことで,1年越しでアニメの世界に一区切りがついたのかなと思います.写真撮影と共に成長している姿を見れるのは非常にニクい演出でしたね.ありがとうございます.本当に来てよかったなと思います.

以上でSSA2日目の振り返りを終えます.

演者の皆様,スタッフの皆様,誠にありがとうございました.