KING OF PRISM -PRIDE the HERO- 初見書きなぐり感想
感想,というかこの見終えた気持ちを明文化してある種のログとしてとっておきたいだけなのでほとんど書きなぐりの文章です.
とにかくキンプラを見た感想を文字にしたい.ネタバレはもちろんあります
初見感想
なんというかこの映画,今までプリティーリズムの過去作をどこまで見たかによって感想が変わると思うので先に書いておきます.
RLを2クール前半辺りからリアルタイムで追いはじめてそこから面白くて自分が見てないRLの回,更にはAD,DMFまでを見終えてって感じです.要するにRLからプリティーリズムという作品を知り,過去作は全て視聴済みの状態でこの映画を見ました.なのでそんな感じのテンションでこの先書いていきます.あと頭の中がごっちゃになってて映画内の時系列がバラバラに書くかもしれませんし,内容も間違えてる可能性があるのでご了承ください.ちなみに公開当日10:20のバルト9の舞台挨拶の回を見ました.菱田監督がめっちゃ近かったやったぜ.
とりあえず菱田監督が公開前日に上げていたメッセージ*1の言いたいことは確かにそのとおりでした.見終わったあとはすごくスッキリしましたがよくよく考えると物語全てを劇中で示しているのではなく「えっじゃああれって結局なんだったんだろう」という部分がいくつも思い浮かびます.
それと全体的なふわっとした感想を書くならプリティーリズムってどの作品も終盤にかけての展開にずっと惹き込まれる傾向があるんですが今作もその例に漏れず,更に過去作を知ってるほど感情を揺さぶられてプリティーリズム自体の集大成の作品となっていてすごく面白かったです.後半シーン(タイガが木刀を持ち始めたあたり)からずっと泣いてたし,劇場から出るときも友人に介助されないとだめなくらい泣いてました.
なんというかこう,キンプリ前作はエンタメ性に特化してたので見終わった後はとても高揚とした気分だった(それでも2回目視聴までは泣いてたけれども)ので雑に周りの知り合いに勧められたんですけど今回は最低でもRL見てる人間にしか勧められないなぁと思いましたし,そもそもRL見てる人間は自発的に今作を見るんですよね.なので前作と違って今作はほぼ自分から誘うことはないかなぁと思います.もちろんRL見てなくても全然それはそれで面白いとは思いますしそれも見方の1つだと思います.ですが,個人的には最低限RLを見ずにこの作品の初見を消費してしまうのはもったいなさすぎるなぁと.また,気持ちが落ち着くまで(こういう言い方もアレですがある種若干茶化した視点から見ることが多い)応援上映もしばらくは行かない(行けない)かなぁという感じです.っていうくらいには少々こじらせてます.
では下記から書きなぐっていきます.
まずルヰくんの「究極アイドル 愛♡LOVE YOU」についてなんですけど元の技「絶対アイドル☆愛・N・G」は言わずもがなとして,その名前の対比として「愛」に対してどう思っているかについての差が見られます.RLでは「愛」が心の煌めきによく関わってきたことを考えると,元の技と比べ愛を知ったこの技はある種進化系なのかなとも思います.つまりこのことはルヰくんは愛を知っていることにも繋がるんですがその話はまた後でします.
あとprideを奪った瞬間仁がコウジのことを「彼には格があると思ってました」っていうのもまたずるいなぁと.
この後にみんな裸のカットと同時にタイトルが出るんですけど,この時笑ってしまった話はともかくこんなにインパクトがある絵面を上映後に思い返すとめちゃくちゃ印象が薄くて,これを印象が薄いと言わせるほど内容が濃くなるなんて上映中は思いもしませんでした.
さて,でまぁシンくんとルヰくんのショーのシーンの話をするんですけど曲がCRAZY GONNA CRAZYなんですよね….!!!これまでEZ DO DANCEとBOY MEETS GIRLばっかり扱ってたのでようやくこの曲を使ってくれて嬉しかったです.
でまたこのシーン時刻が夜なのがいいんですよね.前回は夕方(太陽と月が交わる時)でシンくんとルヰくんの邂逅を表してたわけなんですけど,この後ルヰくんが優勢,というかルヰくんが主体となって話が進んでいくわけでそういった意味で夜だったのかなとも思いました
ここでルヰくんとシンくんがどちらもプリズムワールドの使者でしかもシンくんに至っては一度は世界を滅ぼしかけた存在ということがわかるわけで.プリズムワールドの使者が表舞台に上がると世界が壊れてしまうという話に対して昔のシンくんはむしろ自分が素晴らしいショーを見せることで~~みたいな思想をしててそれ故に滅ぼしかけたのかなぁとか思います.
今作で色々プリズムワールドからの使者の話が一気に掘り下げられて正直いまいちまだ理解が出来てないです.なんですけど一応自分で考えた時系列としては
元々シンがいた ↓ 世界を滅ぼしかけたシンを封印したのがジュネ様 (多分シンのせいでプリズムの均衡が壊れたせいで1つの世界に2人のプリズムワールドからの使者(このときはジュネとシン)が存在したのだろうと思ってる) ↓ ジュネ様が現世に残ったせいで表れたのがRLのりんねちゃん ↓ 今回のルヰくん
なのかなとか思ってます.なんでかはわからないけどシンくんが復活してますが,ジュネ様が記憶を全部消す代わりに世界に残ることが許されたようにシンくんもそういうノリで今の純粋さだけが残って世界にとどまってるのかなぁと今のところ脳内では補完してますが果たして.とはいえこの補完も色々ツッコミどころはあるしほんとよくわかってないです.
で,今回なんでルヰくんというプリズムワールドの使者が表れたのかなぁと考えると,仁によってプリズムの煌めきが急速に失われているからだと思っています.RLを見ればわかるとおり仁のやり方は心の煌めきとはかけ離れているわけで,その仁が幅を利かせているためにルヰが呼ばれたのかなぁと.今作で語られているように仁は昔は純粋な子だったわけですが,その昔の姿に模して(前作で若い頃に似ているとセリフがある)ルヰくんが表れ,仁を公正させようと思ったのかなぁとか.
だけど結局ルヰくんは仁の言うとおりに動いてプリズムワールドの使者なのに表舞台に上がるし~~とかの問題点があります.じゃあなんでそんなことをしてるのかなって思うと最後にジュネ様が仁に対して「あなたにも愛してくれる人が表れる」って言い放った後にルヰが仁に駆けつけたところから考えるにジュネ様が聖さんを愛したようにルヰも仁を愛しているのかなぁと.だからこそさっき述べたように結局言いなりになっちゃったりとか.
ここまで色々自分なりに整理して考えたんですけど結局シンがジャンプを飛べるようになった後にルヰくんが「これで僕も君と同じになった」的なセリフだけがどうにもわからないんですよね.このあたりはもうちょっと鑑賞回数を重ねてから考えてみたいです.あと付け加えるならルヰくんが仁を愛している解釈だとするならば,シンくんに対してキスして「大好きだよ」って言ったのはどう説明するんだってところも疑問点の1つです.
ここまで書いたのと全く違う解釈をするなら「これで僕も君と同じになった」の「君」の対象はジュネ様で,シンくんのことがすきだからこそジャンプ時に封印を解いてしまい「すきな人のために自分の役割ではなく感情を優先した」って意味でジュネ様と同じなのかなとか.となると今度はじゃあなんで最後に仁に駆けつけたのかってなってしまいますが愛してるとかではなく単純に仁を公正させようと思っている(役割)が故かなとか.まださっきの解釈よりこっちのほうが辻褄が合いそうですね.
とにかくこのあたりは初見だけじゃ本当によく理解できてないので見直したい.
とりあえずもうプリズムワールドの使者の話は置いといてシンくんとルヰくんのショーの間に描かれたヒロ様とコウジくんについてです.
この時のヒロ様はprideもなくして他にも色々記事で叩かれ,本当に何もない状態なわけで.唯一親友であるコウジくんの元に向かうわけですがコウジくんは「ここにくればなぐさめてもらえるとでも思ったのか」と一蹴するんですよね…..ヒロ様的にはコウジくんしかいないからこそ来たのにその頼みのコウジくんにすらこういったことを色々言われている時の表情ときたらほんと….子供みたいな顔をして泣きそうな表情を見た時は思わずこっちもうるっとしました.
またコウジくんもコウジくんで偉いんですよね.親友にちゃんと叱ってあげられるというか.ここで中途半端にヒロを受け止めてしまったら成長しないわけで.後に涙していたようにコウジくんもヒロ様のことを思って叱っていたのかと考えると感慨深い….この件のあとに何もかも失ったヒロ様がそれでもコウジくんの歌が歌いたいからかRebootのヒロ様バージョンでBGMとして流れてたのがまたよかったです.prideもないしover the sunshineはシンくんにあげたしオバレは活動休止してるしもう残ってるコウジくんの歌がRebootくらいしかないんですよ….
ここでヒロ様が落ち込んでいる間にカヅキ先輩はカヅキ先輩で冷さんに弟子入りを頼んでいたり.
冷さんが「自由っていうのはひっちゃかめっちゃかやることではない」みたいなことをカヅキ先輩に教えてる間に,タイガに呼び出されたカケルが登場するわけなんですけどこの時の着信音がわかなソロ曲のBlowin' in the Mindなんですよね.なんでこの曲なのかを考えてみるとこの曲の歌詞に 自由にしていいってのは ムチャクチャするんじゃなくて 譲れないことガチでしろってこと
ってフレーズがあり,まさに冷さんが教えてることと全く同じなことを考えると演出がむちゃくちゃ上手いなぁと思いました.
ここで冷さんがカヅキ先輩に教えた場所がまさに「ムチャクチャしてる」ストリート系ばかりが集まる場所で冷さんはこういうのは違うということを教えるべくこの場所を指定したのかなぁとか
この後色々あってヒロ様がカレーを食べることで覚醒するわけですがこれもまた上手いなぁと.もちろんヒロ様のリンゴとコウジくんのはちみつってのは言うまでもないんですけど,確かこのシーンの前にコウジくん→カヅキ先輩,カヅキ先輩→ミナトくんに電話を掛けるシーンがあったと思うんですよ.
ここから考えるに
コウジくんはヒロ様を叱ったけれどもやはり心配で例のカレーのレシピをカヅキ先輩に伝える ↓ けどカヅキ先輩は山で修行中でヒロ様に会えないのでミナトくんに電話する ↓ カレーを作るよう指示されてミナトくんが作る
って感じだと思うんですよね.ここの細かい流れがとてもすきです.
カレーを食べて覚醒したヒロ様が今までエーデルローズのメンバーをランニングで抜かして先頭になる辺りとかは構図がすごくわかりやすくてよかったですね.
ここから先はプリズムキングカップの話に移っていきます. 審査員の顔ぶれにはRLではおなじみの買収された審査員がいる辺りも味噌ですね.
トップバッターの高田馬場ジョージの曲なんですけどLOVE MIXなんですよね….!!!DMFの男子曲を拾ってくれるのほんと嬉しい….
お次は大和アレクサンダーで会場をバラバラに破壊してまさに「暴君」という感じです.冷さんがダメな例として上げていた「ムチャクチャやってしまう自由」をまさに体現したショーでした.
これに対抗したのがタイガでいやもうこのシーンからずっと泣いちゃったんですけれども.まずタイガとアレクのバーニングスプラッシュの時点でタイガのほうが優勢なんですよね.いやもうそれだけでとりあえず感動しちゃってアレクも鍛えていたにも関わらずタイガのほうが上回ってて本当に頑張って特訓したんだなぁとしみじみ感じるシーンでした.
そしてアレクの腹筋に対する技は木刀.カヅキ先輩がバーニングソードブレイカー(真剣)なのに対してタイガはやっぱ後輩キャラだからか木刀なのがまたいい味を出していたなぁと.そして腹筋を破り,今のエーデルローズを一言で表す「修羅場」を返すうちわを使って~~って感じで.なんかごめんなさいここで泣きすぎてあんま覚えてないです.でもとにかくここがよかったです.
その後登場するカヅキ先輩のショーはアレクとは相反するステージを修理するショーで,ここのアレクとの対比で勝利を収めたのをみて「やっぱりカヅキ先輩は本物ストリート系なんだな」と深く感銘を受けました.しかもこうショーが出来ない状態から回復させるのってRL50話のなるちゃん感ありますよね.
この時アレクはカヅキ先輩のショーを見て改心したみたいな顔つきをしていましたが恐らくこの表情こそが聖さんのショーを見て改心をしたムチャクチャしてた頃の冷さんと同じなんだろうなぁとか思いました.というか今ここで触れるのもアレですけど冷さんとモモの出会いの物語を描いてくれてすごく嬉しかったです.
結果カヅキ先輩のショーは失格になりはしましたが「(本当は浮いているのに)ブレード以外が接地しているとのことで大幅に減点された冷さん」のようにある意味ストリートの系譜は受け継いでいるなぁと.勝者じゃなく勇者なんですよ.
シンくんのショーで気になるところについてはさっきさんざん触れたので省略します.
次にルヰくんのショーなんですけどまずエロい.ポールダンスってお前.パンツ見えてるし.
とまぁそういうところはともかくダンスの始めがSEVENDAYS LOVE, SEVENDAYS FRIENDと同じなのがやっぱプリズムワールドの使者なんだなぁと改めて感じさせます.オーロラライジングも無限ハグも軽々やっちゃうし.オーロラライジング,ADの頃では4クール掛けてずっとお話で扱ってたので思い入れが強く未だにこうやってふっと表れると「あっあれは!!」って気分になります.もちろん得点は満点で完全にADのみおん様ポジションってわけ.
そしてなぜprideを使わなかったのかルヰに問いただすヒロ様.返答としては「これがぼくが一番輝けると思ったから」みたいなニュアンスだったはず.
このセリフを受けて新曲をわざわざ用意してもらったにも関わらずヒロ様もprideを歌うことを決意するのがまた…!やっぱヒロ様が一番輝けるのはprideなんだよな!!ってのはよくわかります.
でしかもこのprideはただのprideじゃなくていつも自分の影が分身するのに今回はその分身オバレになるんですよ~~~!!!!!ヒロ様ほんとコウジくんがすきだしオバレすきなんだなって本当に感じられるし,これこそが自分が最も輝けると自分でもわかってるのが.
ヒロ様のショーは衣装も覚醒に必要なカレーもprideに関する権利と様々な面で色々な人に支えられてるんですよ.それを表すべく全ての属性を併せ持ったかのようなセイント属性を纏いジャンプしていくのがもうね….ほんと最高でした.RL50話のように各属性の女神像が輝いていくんですよ.しかも太陽系でビリヤードまで始めるし.思うにあそこで太陽系とかを扱うジャンプをしたのってコウジくんにグランドXスピンで惑星で縛られていたが故な気がします.あのころのヒロ様から脱却してむしろ惑星とかで遊ぶほどになったみたいな.
そこでカヅキ先輩から受け継いだ剣,コウジくんからマントをもらい,今までプリズムの女神像として登場していたADのそなた(!)が王冠を授けてI am KING OF PRISMって言うまでの流れときたらもうなんというか.こんなんずるいしそりゃ泣くというか.孤独を脱して様々な苦労を超えたことで氷上のプリンスからKINGになれたわけで.というかタイトルの使い方むっちゃ上手いですよね…やばい….
得点は満点のルヰくんを抜いてO.T.Tで優勝.完全にADのあいらポジション.こんなんずるい泣く.この瞬間本当に今までプリティーリズムを全て追ってきてよかったなぁって改めて感じました.あとそれと同時に「プリズムワールドの煌めきは必ず人間が追い抜く」ってのも描いてるのがまた.
O.T.Tの件で一瞬システムの不具合でやりすごそうとしていましたがここでカケルがこの採点システムをオープンソース化にする提案書を通してるのが活きてくるんですよね.不具合ではないことが証明出来るわけで.
また,仁がひれ伏す姿も中々珍しくて不思議な気分でした.
そして最後の卒業プリズムショー.前作ではあんとべるといとちゃんは自転車の後ろでさり気なく登場していましたが,今回はなるちゃんとわかな.これファンサービスにも程がありますよね….ほんとすき.ぼくはヒロなるがすきです.更に前回と大きく違うのはコウジくんがちゃんと劇中内で「クロス」って呼ぶところで場所ももちろん噴水でキスとRL見てたらもう破壊力バツグンでした.
以上で大体終わりでここまでとりあえず語彙を投げ捨てて自分が初見で感じたこと考えたことを書きなぐりました.
RL女子陣も声がついたりジュネ様に記憶が戻ったり他にも色々な細かいポイントで感銘を受けたりもしました.
最初の方にRLからプリティーリズムを見始めたって書きましたけどもっと言うならぼくにとってのプリティーリズムのきっかけはヒロ様でした.最初はTwitterでヤンホモヒロ様が流れてきてなんだこれ面白そうだなみたいな結構不純な動機で見始めましたが今思うとあのおかげでプリティーリズムを知れたし,ぼくにとって本当にヒロ様は思い入れのあるキャラで今回ここまでメインで描いて成長を書いてくれて本当に嬉しかったです.劇場であんなに泣き崩れたのってはじめての経験でプリティーリズムには感謝の言葉しかありませんし,もっと言うならこういうことを思えるきっかけとなったヒロ様が今まで以上に大好きになりました.これまでのプリティーリズムではプリズムツアーズルート4だったりキンプリ前作のようになにかしら先をほのめかす演出がありましたが,今作ではそれがなかったことから本当にこれでプリティーリズム自体が一区切りついたんだなと感じました.物語を最後まで見れて嬉しくもあり終わった悲しさもあります.何度目かになりますがプリティーリズムを知ることが出来て,追うことが出来て本当に楽しかったです.本当にありがとうございました.
以上で自分のKING OF PRISM -PRIDE the HERO- 初見書きなぐり感想は終わりです.
2回目を終えての追記
初見感想とか銘を打っておきながらこの追記もどうかとは思いますがまた別途記事を用意するのも面倒なので気づいたことはここに適当に追記していくスタイルにします.
まず初見時では この時アレクはカヅキ先輩のショーを見て改心したみたいな顔つきをしていましたが恐らくこの表情こそが聖さんのショーを見て改心をしたムチャクチャしてた頃の冷さんと同じなんだろうなぁとか思いました.
みたいなこと書きましたけど改めて見ると完全に頬を染めててライバルとして燃え上がるというよりは完全にカヅキ先輩のショーに惚れてた感じでしたね.こっからアレクが段々変わっていくと思うと感慨深い.
で,プリズムワールド関連の話ですけど昔のシンくんを止めたのは(本文ではジュネ様って書いちゃったけど)多分ルヰくん個体のりんねちゃんなのかなぁとか.昔のシンくんが「すきなんだろ?俺のこと」みたいなことをりんねちゃんに言ってましたし,それがもしもジュネ様個体のりんねちゃんだと色々と物語がおかしくなっちゃいますもんね.ルヰくんがシンくんのことをすきだったという描写だと考えると辻褄があいそう.
これが起きたのが1000年前.とはいえ背景が明らかに今とほぼ変わってないのでルヰくんが言っていたように1000という数字自体はジョークなのかなとか.飽くまでもずっと前のことということを表現するための誇張表現というか.
ただこれにも疑問点があってじゃあなんでルヰくんの記憶は残りっぱなのかとか.その辺は特に明示されてなくてなんとも.ただ昔のシンくんが描かれたペンダントを持っていたのでそれを見て思い出したとか云々とかあるんですかね.この辺はもうちょっと考えたほうがよさそうです.
それとルヰくんについてなんですけど本文中では仁を愛していたのでは?みたいなこと書いちゃいましたけど2回目を見てみるとどう見てもシンくんにぞっこんでしたね….仁に駆けつけたりもしましたがその後の目線はシンくんに向いてたしそもそもルヰくんのジャンプ自体胸から溢れる輝きがシンくん宛のものだったりとそっちの線で考えるのが妥当なのかなと.こう考えてみるとショーの途中に登場したポールも赤い糸のように見えますね.あとEDではRL時代に聖さんに恋してたジュネ様と同じ格好,同じ体勢でベッドにいたようにシンくんのことを愛していても使者としての役割からそれが伝えられないからつらいみたいな.となると今度はなんでルヰくんは表舞台に立ってるんだ感もありますが…
あとは結局2回見ても「これで君と同じになれる」って意味はわからなかったです.
ピアスを毟ることでシンくんの封印が解かれるんでしょうけどこの瞬間ってフェザーも一緒に消えてたんでしたっけ?悲しいことにあんまり覚えてないんですけど消えてたんだとしたらもはやほぼ普通の人間であるシンと同じように自分も人間になれたとかそういう意味だったのかなぁとか.シンくんを封印したり解放したりと色々行動がブレていますがプリズムワールドの使者としてのルヰの気持ちとルヰ自身の気持ちが競合しあった結果なのかなぁとか.フェザーが消えてなかったならまた他の考えをする必要がありそう.
そういえばなんでシンくんは封印されたのにいつの間にか純粋さだけを残したただの少年として生きてるんだろうとか思いました.ルヰくんのピアスが片耳にしかつけていなかったこと,毟ることで封印が解かれることを考えると,ルヰくんはシンがすきだから自分の気持ちを優先してついシンを封印から解いてしまったとかなんですかね.だからこそ封印から解いたあとのシンくんが暴走しないように前作ではストーキング行為をずっと続けてたとか.けどやっぱり封印しないといけないと思い好きな人とショーをして満足した後にプリズムの煌めきを封印→けどやっぱり好きだからその封印を解いちゃったみたいな.片耳だけの理由を考えると自分の中ではこれがしっくりきてるんですけど実際はどうなのかという感じです.本当にこれだとするならばちょっと気持ちが揺れ過ぎな気もするのでこれもまだ考える必要がありそうです.
他にわからない点はシンくんのプリズムジャンプで「1000年の時を超え~~~」みたいなセリフがあったところですかね.これを言っていたジャンプが地球に太陽の光を照らすような感じのだったので,1000年を超えようやく地球に(RL世界の全員に)自分の煌めきを広げる事ができたとかそんな感じなのかなとかも思いましたがこれもまた自分の考えがふわふわしてるので保留です.
とにかくプリズムワールドの使者事情が難しすぎるしこの世界の使者,シンくんルヰくんジュネ様といい問題起こしすぎでは???? この辺は鑑賞回数を重ねてもうちょっと考えなきゃなぁとは思います.
あとはあれですね,最後のなるちゃんっぽいのとキスしたときになるちゃんっぽいのがその瞬間に手を後ろにピョコっと出してたのが"“なるちゃん”“って感じで良かったです.
(2017/06/14追記)
本文中に最低限RL見てる人間にしか勧められないでしょこれ
みたいに書きましたが,やっぱりそもそも見てくれる人が増えたほうがコンテンツ的には嬉しいしむしろこっから興味を持って過去作を見てくれたなら万々歳な気がしてきました.とはいえ実際今でも「せめてRL見てないとこれの初見消費はもったいないでしょ」みたいには思ってる節は否めませんが,そもそもプリティーリズム自体に興味を持つことがなければその初見すら永遠に訪れないわけで.だったらここで敷居を上げる必要もないしそのまま楽しんでもらったほうがいいのかなぁと.なので鑑賞回数を重ねて自分自身が落ち着いてから前作同様雑に周りに勧めていこうかなと思います.
3回目を終えての追記
3回目も感動して泣くとは思わなかった….prideのイントロがずるい
Twitterで最後の卒業証書に「阿世知今日子」って書いてある
ってのを見て確認してきたんですけど本当に書いてあった….!細かい….!!
そういえばプリズムウォッチ上でのアレクの点数って全部「6」なんですね.6って悪魔の数字云々とか言われてたりするのでアレクのショーと合わせてそういう数字にしてあるのはなるほどなぁって感じです.
今更気づいたんですけどヒロ様のショーって地球の色を観測したあたりからちゃんとペンライトが黄色に変わってたんですね…最初はオバレとしてのヒロ様の水色だったのに途中からヒロ様個人としての黄色に変わっているあたりにこのショーの意味がちゃんと表れててすごく良かったです.
「これで君と同じになれる」の話ですけどあの時ちゃんとルヰくんのフェザーが無くなっているのにやっと気づきました.フェザーが壊れたシンくんとやっと同じになれたとかそういう感じなんでしょうか.
全然関係ないんですけど昔以下のような記事を書いたことがあって
ここで見つけたフォントが一番最後の卒業ライブのモニタに書いてあるフォントとなんかすごく似てるなぁと思いました.特に検証はしてませんがもしかしたら同じなのかなとか.