淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

シンデレラガールズ第九話 考察っぽいなにかと感想

シンデレラガールズ第九話について自分が考えたこと、感じたをまとめていきます。

最初から余談で申し訳ないです。前回更新が遅くなったのは予定が多く入ってて云々あるんですけど、今回は時間はそれなりにあったはずなのに、色々外出しているうちに記事のことをすっかり忘れていて遅くなってしまった次第です....なんともまぁ不甲斐ない理由で....

それでは以下から本文となっております。

考察っぽいなにか 

 

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なんだか絵面が物足りない感じがすると思ったらみくのネコミミがありませんね。
4話でPVを撮っているとわかった瞬間ネコミミをつけていたり、8話で「ネコミミだって私物じゃん」と言われた際に「これは仕事だし」と答えている様子から、みくは仕事の時にネコミミをつけるということがわかります。8話ではミーティングということでシンデレラプロジェクトルームに呼ばれていたのでネコミミをつけていたと考えられますが、今回はつけていません。恐らく、プロジェクトとは関係なしにこの部屋を訪れていると推測出来そうです。

 

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かな子と智絵里がクイズの勉強をしている際にも杏は寝ています。今までの話で描写されていた効果ももちろんあると思いますが、前半で杏がだらけているシーンを映すことで、後半の天才的な活躍が強調されているのだと思えます。

 

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杏「ほんと、杏も不安だよ。曲も出したし、しばらくは働かなくても良いと思ったのに。杏もう限界だよ」
未央「何でやねん!バラエティの基本はボケとツッコミとリアクション。」
みく「うん!」
未央「これを習得すれば不安なんて一切無用!」

 ここで未央が発言しているように、今回はボケとツッコミとリアクションについての表現が多く散りばめられているように感じました。以降は、そのことについても追っていこうと思います。

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カブトムシのぬいぐるみを渡されてボケを要求するシーンでは、杏は(クオリティはどうあれ)ボケをきちんとしています。先ほどの未央のセリフで、ボケとツッコミとリアクションが出来ていれば不安は一切無用と定義されていたように、既に杏はボケをすることが出来ていることがわかります。他の2人とは違い既に1つできていることから、今回の話では杏が不安に思うようなシーンが無いことも説明出来そうです。

「ボケとツッコミとリアクションを習得すれば不安は無い」と未央の言葉で示されているように、不安が少ないキャラほどその3つのいずれかのシーンが早く登場するようになっているように感じます。

 

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この画像ではわかりづらいのですが、カエル姿のプロデューサーが「初テレビ、頑張りましょう」と言った後のシーンですね。その言葉を受けたかな子と智絵里は頑張ろうという意志をちゃんと見せてくれました。
6話でCDデビューを飾るラブライカとnew generationに声をかけた際のセリフは「今日は....第一歩目です。頑張ってください。」でした。しかし、その言葉を受けた未央は「それだけ....?」と不安な表情を浮かべていました。

同じような内容なのに何故ここまで反応の差が出ているかと考えてみると、やはり「距離」の問題なのではないかと思います。
7話をきっかけにアイドルとプロデューサーの「距離」が縮まっていくからか、その前後の話で反応の差が出来ているのかなぁと考えました。

6話時点では「頑張ってください」に対して今回「頑張りましょう」になっているのも非常に面白い点なのかな、と思います。「頑張りましょう」の方が346プロのキャッチフレーズにもあった「共有」が表現されているように思えます。

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今考えてみると、この「心を通わせる」というのも。7話で「(プロデューサーが)何考えているかわからない」と莉嘉と凛が言っていたことと関係性がありそうです。7話以降プロデューサーがアイドルとの距離を近づけていくことで、今までの「何考えているのかわからない」状態から脱却し、「心を通わせる」という問題がクリアされているのかもしれません。



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Candy Islandの登場シーンですが、智絵里だけ他の2人より遅く登場しています。ここから智絵里が特に緊張しているということが読み取れそうです。

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幸子の言葉に対して「すみませんでした」と発言する智絵里のシーンですね。後ほど凛ちゃんのセリフから分かりますが、この時の智絵里はテンパっていただけであり、ボケでは無いことがわかります。ここで初めの未央の言葉を考えると、ボケているわけではないので非常に智絵里が不安がっていることがよく分かりそうです。
舞台裏に入った時の智絵里が「お客さんの声で真っ白になっちゃって」と言っていることからも不安や緊張が読み取れそうです。

 

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風船バトルの際にはかな子はちゃんとリアクションが出来ているんですよね。リアクションが出来ていることは、その後未央が「これは美味しいよ!みむっち!」と言っていることからもわかります。
冒頭のシーンでは緊張していると言っていたとはいえ、登場シーンでも智絵里のように遅くなることもないことから、過度な不安を抱えているという様子は見られなさそうです。そのことから、不安を無くすためのボケ・ツッコミ・リアクションの内のリアクションが出来ているのだと考えられます。

 

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川島さんが「野球どすえ逆転です!」という言葉に対して、幸子は「可愛いボクが抜けてますよー!」とちゃんとツッコんでいるんですよね。冒頭のツッコミ練習シーンがあるように、今回の話ではツッコミは非常に重要な要素であると考えられます。そのツッコミが出来ていることから、幸子がテレビに出慣れていることがわかります。
余談ですけど、ガヤで「可愛いよー」って言われているのが、幸子のキャラがシンデレラガールズの世界でも認知されているようで気に入っています。

 

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罰ゲームの健康茶を飲んだ際の3人の反応ですね。かな子や杏はリアクションがとれている一方、智絵里はやはりとれていないことがわかります。

 

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マシュマロガンの件に於いて、かな子が立候補した理由は「マシュマロ食べたいです!」でした。天然ボケに近いですが、ここでかな子はボケが出来ていることが示されていると思います。そのボケは観客の笑いが聞こえてくるところからも成功していることがわかります。リアクションとボケが出来ているかな子は、ここまでの活躍のとおりあんまり不安は感じていないようです。やはりこちらも、初めの未央の言葉が当てはまりそうです。

 

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もちろん、テレビに出慣れているKBYDチームはリアクションがとれていることがマシュマロガンの件でわかります。


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かな子は天然ボケですが、「マシュマロがー....」とまずマシュマロを気にしてしまうあたり、やはりボケが出来ているな、と思います。

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友紀はマシュマロを野球のようにとっています。これもボケと取れそうです。友紀が野球好きなことを活かしたボケですね。
キャラ毎に全員やっているわけではありませんがKBYDチームはこれボケ・ツッコミ・リアクションの全てが表現されました。

 

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プロデューサー「次の収録、出来そうですか?」
智絵里「......はい」
プロデューサー「笑顔で、出来ますか?」
智絵里「....」

 智絵里を休憩させていた際のプロデューサーとの会話ですね。
「笑顔で」がポイントで、収録が始まって以来、智絵里は1回も笑顔を見せていません。一方、杏とかな子は笑顔で収録を続けていました。ここでプロデューサーは「笑顔で」収録をすることで成功することが出来ると示しているように思えます。
ここまでを思い返すと、観客の立場として存在している未央は、初めのテンパッている部分を除いて、智絵里のことに触れていません。マシュマロガンでのかな子、私服披露の杏には未央は好感を示した反応をしています。その際、やはり2人は笑顔なんですよね。

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観客としての未央が反応するということは成功として捉えても良いのだと思います。 


智絵里「わたし、ユニットでデビュー出来て本当に嬉しくて。きっと一人じゃ何も出来なかった。怖いけど、笑顔も自信ないけど、だけど、みんなに勇気、もらえたから、一緒にやりたい!」

この言葉をきっかけにチームがまとまり始めます。ここまでのシーンを振り返ってみるとCandy Islandはバラバラに描かれていました。ツッコミの練習をボケだからと言って放棄する杏だったり、「Candy Island頑張るぞー!おー!」という掛け声にも言われるまで手を挙げず遅れて反応する杏であったり。

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一番象徴的なのは収録初めの自己紹介シーンですね。みんな掛け声がバラバラでした。

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楽屋での話し合いのあと、逆転することを決意した3人は再び「Candy Islandいくぞー!おー!」と掛け声をします。この時には3人とも手が挙がっていて、団結したことが示されています。

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また、途中でこんな掛け合いがありました。

かな子「うん!一緒にやろう!3人一緒ならバンジーも怖くないよ!」
杏「いや怖いって」
かな子「うっ....確かに」

 ここで杏のツッコミが描写されていて冒頭の未央の話に当てはまるというのもあるのですが、それだけではないと自分は考えました。
ツッコミを放棄し、練習に混ざらなかった杏がツッコミをすることでチームとしてきちんと加わったことが示されているように思えます。それ故にここから、チームが団結して物語が動いていくのだと思いました。

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時刻は44分になりました。前回の話でも44分になっていて「何故2分進んだのだろう」と考えていたのですが、分数を統一することで各ユニットのCDデビューの進度が同じであることを表現しているのかもしれません。

 

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クイズの最終対決では、智絵里が「一緒に頑張ろう!」と言って落ちそうな杏を助けるシーンがありました。こちらも団結を表すシーンであると思えます。
かな子が歴史の問題に答えられたときに、智絵里と杏がちゃんと褒めているのにも同じことが言えそうです。

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シロツメクサを答えられた智絵里はきちんと笑顔になっていました。休憩時間の楽屋で話していたように一人では何も出来ないけれど、皆で団結出来たからこその笑顔だと言えそうです。

 

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収録初めの自己紹介と違って、きちんと皆で声を揃えることが出来ています。
バラバラであったことが象徴的に描かれていたシーンが自己紹介であったように、団結を象徴的に描いているのも自己紹介シーンと言えるでしょう。

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きちんと3人共笑顔になっています。休憩時間のプロデューサーと智絵里の会話で示されていたように、笑顔になることで成功したと言えるのではないでしょうか。

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最後に練習していたツッコミをすることで、不安が全て無くなったことを示していると考えられそうです。そしてプロデューサーはやっぱりその発言は心配するよね。

 

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エンディングからも、チームとして頑張れてることがわかるのではないでしょうか。

以上で、シンデレラガールズ第九話 考察っぽいなにかを終了します。

 

わからなかったところ

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例によって例の如く時計なんですよ....

後ろに星が輝いていたり、時計が11時55分なのが気になりますね。
勝ったチームはアピールタイム、負けたチームは罰ゲームという番組なので、魔法が解けるか解けないかのギリギリの勝負だとかそんな意味があったりするのでしょうか。
もしくは12時前なので舞踏会で踊っている、テレビに出て輝いているという意味なんですかね?時計の表現には毎回悩まされます。

 

感想

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自分が知ってるかな子だ、わかる

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うん、智絵里だ。わかる。

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誰だお前は。
と、まぁこんな茶番をやっちゃいたくなるくらい不思議なシーンだったのでつい。
ゲームだと、仕事中の杏の描写ってあんまりないんですよ....なので今回こうやってアニメになって詳細が描かれた瞬間目を疑いましたね。仕事中のAnzuchangってこんな感じなんですなー

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今回みくにゃんがツッコミに対して謎の熱意を発揮していましたが、みくにゃんの出身って大阪なんですよね。その設定がさりげなく活かされているなぁと。前川すきです。

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本家アニメのアニマスのゲロゲロキッチンじゃないですけど、またカエルかって感じで笑ってました。なんかアニメのアイマスってカエル好きですよね。もしもカエルにちゃんと意味があったのなら気づけなくて申し訳ないって感じです。

 

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みくにゃん「みくなら絶対楽しむにゃ。お客さんも楽しませるにゃ」
だりーな「だねー」

 8話の私物の件でも、気が合っていたみたいにこの2人のペアが描かれることが多いですよね。今回の話でも、だりーながみくにゃんに共感しています。

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楽屋の方向真反対なのに幸子は何故間違えたのかとつい。
でもそんなポンコツ具合がかわいいです。付け加えて言うならそのポンコツ具合を必死に誤魔化すのがかわいいです。

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このドヤ顔。いやぁ本当にイメージのままのドヤ顔をアニメで出してくれたなぁと感嘆するばかり。まさにこれ!!!って感じです。

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仕事をこなしすぎてて逆に不安になる杏の笑顔。

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これもなんですよ!!本当に!!よくここまで再現というかイメージ通りに描いてくれたなぁと、感謝を伝えたくなるくらいです。THE幸子と言わんばかりの表情です。

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このかな子めっちゃすきなんですよね。本当にマシュマロを食べたかったんだなぁと感じさせる表情です。


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まさかこの格好でテレビに出るとは....意外や意外

 

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制服紗枝はんずるくないですか....?確かにゲームでもあるけど!でもやっぱりアニメで不意に出てくると良さを感じるよね。ありがとう!

 

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完全にコスプレh....ごめんなさいなんでもないです。すみませんでした。
まさかこんな形でくるみちゃんが登場するとは。BB(ビッグボイン)?

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さりげない木星の登場に嬉しくなっちゃったり。Mマスの方ではボイス付きになって活躍しているとか噂を聞きます。男子勢は割りと好きなので頑張ってくださいな!
余談ですが、Mマスは円城寺くんとか麗くんが好きです。あんまりいじれてないですが....

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麗奈様まさかのここで登場ですか!!!しかもアッキーぽい何かもいるし。
アニメの設定で住所が冥王星6丁目6番地6号と666と不吉な数字になっているあたり設定の丁寧さを感じさせます。しかも右下に©がちゃんと書いてある辺りね。

そういえばここでの杏の活躍ですけど、ここまではっきり天才型として活躍している描写って初で良いんですよね?ゲームで杏のカードを全部集めているわけではないので把握しきれてないだけかもですが。あんまりこういう一面は描かれていなかった気がするので非常に新鮮でした。

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涙目Anzuchangかわええんじゃ

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知 っ て た
やっぱここは幸子だよね!ですよねー!

 

と、以上のことや、バラエティを中心に話が進んでいくからか見ててテンポよくて非常に楽しめました。自分が考えていることがあっているかはわかりませんが、シンデレラガールズのアニメの内容を考えるたびに丁寧に作りこまれている作品だなぁと感じさせます。キャラの表情が非常に豊かで、今回特に幸子と杏なんかは良い例なんじゃないかなぁと思います。


今回も非常に更新が遅くなってしまいました....冒頭に書いてあるように色々外出してたらすっかり記事の事忘れてたんですよね....なんか妙に時間が余るなぁとか不思議に思ってたらそういうことでした。とまぁ言い訳はここまでにしておきます。」

以上でシンデレラガールズ第九話 感想を終了します。

ここまで読んで頂いた方はありがとうございました!