淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

シンデレラガールズ第二十一話 考察っぽいなにかと感想

この記事ではシンデレラガールズ第21話について、自分が考えたこと感じたことについてまとめています。

「秘密の花園」のセリフは、所々登場することからわかるように、21話を見る上で非常に重要な要素となっています。

また、物語(21話)が進むと同時に、「秘密の花園」内の物語も進みセリフが変化していき、ここまでのシンデレラガールズの物語をなぞるかのようなセリフも登場します。

そこを中心に触れつつ、物語を追っていこうと思います。

それでは以下からが本文です。

 考察っぽいなにか

初めに雨が降っているシーンが挿入されます。

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天候はキャラクターの心情描写、もしくは物語の展開に応じて使われることが多く、今回の雨は20話最後で描かれたNGの意見がバラバラになってしまったという問題を受けての描写だ思われます。(回想を除き)21話内で天候が雨から変化するのは、後にNGの3人で台本を読むシーンが初となります。このことからも、この雨の描写は未央がソロ活動を始めることでNGがバラバラになってしまうのではないかという不安を表していると考えてもよさそうです。

また、雨だけでなく光量に関しても同じことが言えそうです。

また、雨の中プロデューサーが描かれたカットが挿入されました。

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ここについてのプロデューサーの表情についての個人的見解は説明の都合上により後述します。

そして、未央のオーディションのシーンが挿入されます。

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未央「変な館に、周りには何もない荒野!全く、酷いところだわ!私のいた国じゃ、服の着替えからなにから、みんな召使いがやってくれたのよ!私の言うことは、なんだって!」

セリフに注目すると、この役はなにかをやるにしても全部召使に言うことを聞かせてやらせていた様子です。これを言い換えると、何をするにも他の人が必要で自分自身では何もやったことがないと捉えられます。ここまでのストーリーを考えると「自分自身の力で進む」前の状況と重ねてもよさそうです。ソロ活動を自分の意志で始めたことから今の未央がその状況とは言えなさそうです。どちらかと言うと2クール目が始まった瞬間のシンデレラプロジェクト全員でしょうか。21話内で登場する「秘密の花園」のセリフは本編をなぞるようなものが多く、今回のセリフは2クール目の始めの状況を表しているように思えます。

ここでの未央の演技もポイントで、上のセリフでは棒読みっぽくなっています。ここまでの話の中に未央が演技について触れたシーンがなかったことから、演技を勉強し始めたのはソロ活動宣言後だと推測出来ます。

シーンを進める毎に未央の演技が上手くなっていることが示されており、そこについても次のシーンから触れていこうと思います。

ここで、未央がソロ活動宣言をするシーンが挿入されます。個々のシーンはProject KroneのPV(で合ってるかはわかりませんが)と交互に描写されるため、分けて追ってきいます。まずは未央のシーンからです。

 

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未央のソロ活動宣言を聞いた2人の表情は非常に不安げに描かれています。この表情が先ほどの雨のシーンにつながっているのかな、と感じさせます。

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みく「ソロ活動って....未央ちゃんも美城常務の企画で....」
プロデューサー「本田さんは、ご本人の強い希望です」
未央「自分で決めたことなんだ。まぁそういうことだからアーにゃんもお互い頑張ろうね。もちろんニュージェネの活動も手は抜かないから」

このセリフで明示されているように、ソロ活動は未央の意志であることがわかります。ここで「自分自身の力で進む」というテーマが果たされていることがわかります。

「もちろんニュージェネの活動も手は抜かないから」という台詞と同時に、2枚目のドアから出るカットが挿入されます。これによって未央がシンデレラプロジェクトから(実際にそうなるわけではないですが)離れていってしまう、シンデレラプロジェクトのメンバーの気持ちが表現されているように思えます。

美波「2人(卯月と凛)は(ソロ活動について)聞いてたの?」
卯月「い、いえ....」
凛「私のせい....だよね。私が、美城常務に誘われたこと、話したから....」
みく「凛ちゃんも....?」
かな子「それじゃあ秋のライブは....」

また、ここで凛も美城常務に誘われた旨を告げます。凛は自分のせいで未央がソロ活動を始めNGがバラバラになってしまったと思い、そこに自責の念に駆られてしまいます。

このシーンの次に、Project KroneのPVが挿入されます。

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始まりはレコードの再生から入ります。

17話で示されていたように美城常務の行動動機は「美城の名にふさわしいかどうか」という部分です。美城の名にふさわしくないために「個性を伸ばす」というやり方について否定して、伸ばすなら飽くまでも美城の会社にふさわしくなければ、と述べています。

常務の行動動機は端的に言えば「歴史ある総合芸能企業である美城グループ」にふさわしいかどうかで、「歴史ある」という言葉を言い換えてしまえば、古い、となります。つまりは古きを重んじるが故、となります。

その「歴史ある(古き)」を表現をするために、美城常務のProject KroneのPVにレコードが用いられているのではないでしょうか。

ここで流れている曲に用いられている楽器(は詳しい種類はわからないのですが)、ギターだったりではなくクラシックで使われるようなバイオリン等が中心になっています。この部分からも「歴史ある」という部分が表現されているように思えます。

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全体的にセピア色に染まっていて、建物も中世を彷彿させるもので、やはり「歴史ある」という部分が一貫されているように感じられます。

 

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ここまでの傾向を考えるとこの林檎は、聖書で用いられる「知恵の実」を表しているでしょうか。「知恵の実」を手にすることで新たな世界へのステップを表しているように思えます。18話では次のカットがありました。

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今考えてみると、このカットはProject Kroneのことを指しているのだと気づくことが出来ます。ここで用いられている言葉に「NEXT LEGEND」とあります。簡単に訳すと「次の伝説」となります。「次の」ということは先程の「知恵の実」で述べた「新たな世界へのステップ」と重ねてもよいのかなぁとは思います。その為にこの林檎が描写されているのかもしれません。

そしてその林檎から、青い蝶が登場し、それに伴いセピア色の世界から徐々に色味を帯びていきます。

青い蝶は幸運のシンボルとして用いられることが多いです。「知恵の実」が「次の伝説の到来」、Profect Kroneの登場と考えると、アイドルのはばたきが表現されているような気もします。

林檎を中心としてセピア色の世界が色味を帯びていきます。似たような表現が1クール目OPの「Star!!」にも存在し、そこでは灰色(灰かぶり)の世界に星が色をつけていく表現でした。同じように考えると、Profect Kroneの輝きを表現しているように考えられそうです。

 

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青い蝶が羽ばたくことによって、瓦礫から建物を再生していき、その建物にはProfect Kroneのシンボルが描かれています。常務にとって、現状の美城プロダクションのやり方は美城にふさわしくない、と17話にて述べていました。この「ふさわしくない美城プロダクション」が瓦礫に表れているように思えます。

少し先のシーンですが次のようなカットがありました。

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常務の会議にて、現社員がそのやり方に心から賛同していわけではないことがわかります。ここから、今までのやり方が常務のやり方とは違うベクトルであったためだと考えられます。「常務のやり方をは違うベクトル」ということは(常務から見ると)美城にとってふさわしくない方法を今までしていた、ということが推測できます。この点を考えても、今までの美城プロダクションのやり方が常務にとって美城にふさわしくないように感じられるということが予測されます。蝶によって再生した建物を常務の目指すものと捉えるなら、瓦礫の状況は常務にとってふさわしくないものと考えられます。このように考えると先ほどのシーンの解釈に多少合点がいきそうです。

そしてそこから、常務のやり方で企画した、つまり常務にとって「美城にふさわしい」とされるProfect Kroneが青い蝶として羽ばたき瓦礫を再生し、元の美城を再建させようという常務の意志が表れているように感じられます。

 

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そして、青い蝶はProject Kroneに選ばれたアイドルのもとにたどり着きます。つまり、これは美城を再建するProfect Kroneに「選ばれた」ということになります。15話の常務と楓さんの会話を思い返すと、常務は「君は選ばれたんだ」と述べていました。ここのシーンはその「選ばれた」というシーンについて重ねて表現されているように感じられます。そして選ばれたアイドルの幸運を示すための青い蝶だと思われます。

神話等についてはあまり詳しくなく、調べながら上記のことを書いていたので間違っていることを書いている可能性は高いかもしれないということは補足しておきます....

シーンを進めると再び「秘密の花園」の稽古が描かれます。

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藍子「そんなものは自分でやることさ。それにね、アンタが言うように何もないわけじゃない。外には、宝物がいっぱいさ!アンタにはそれが見えないだけ」
未央「ミ、ミエないですって」

「外には宝物がいっぱいさ」というセリフについて着目します。後のシーンのNGの3人で台本を読み合わせた時の方がこの構図はわかりやすくなりますが、外の世界は「冒険」を指しているように思えます。未央のセリフにあるように、未央は自分自身の力で踏み出したもののまだ宝物に、新たな光に会いに行くことが出来ていません。それはセリフだけでなく、このシーンの未央の棒読み具合、声の上擦りからも感じられます。

 

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演技指導の方「本田!台本放せるか?」
未央「は、はい!よろしくお願いします!」

このセリフと共に上のカットが挿入されます。ソロ活動として演技の道に進み、その成長が1枚目のカットのように描かれるも、時計は20話で示されていた55分を指しています。前回の時刻を登場させることで少しずつ自分の道を歩んでいくも、まだ長針が動くほど20話の地点から歩めているわけではない様子が描かれているように思えます。

 

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凛と卯月が会うも、2人の挨拶は非常に覚束ないものでした。2人が映される引きの構図のカット、また、近くで描かれるも2人が同時に描かれることがないことから、お互いの距離感が離れてしまったことが示唆されているのではないでしょうか。

その後、凛と卯月は未央と出会います。

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未央は軽快に階段を登って行き、自分自身の力で歩み始めています。一方、凛と卯月はそれを対比するかのように未だ階段の下に位置していて、まだ歩むことが出来ていません。

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未央「しぶりんも、やりたいことやってみれば?じゃあね!」 

未央が2人を見下ろす構図になっていることからも、2人より先まで歩んでいることがわかります。

また、上記のセリフ直後に2枚目のカットが入ります。セリフのように「やりたいことをやる」という観点から、3人の位置が表れているように思えます。やりたいことをやっている為に階段を昇った未央、やりたいこと(トライアドプリムス)があっても悩んでいるために映ってはいても階段を登っていない凛、そして未だやりたいことが見つからない卯月はこのカットに映されません。

 

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この後、去っていく未央と、それを見つめる凛を交互に見る卯月が映されます。

このシーンにおいても、自分のことではなく2人を気にかけている卯月が描かれます。

トライアドプリムスの3人の会話に移ります。

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凛「もう少し、待ってほしい」
奈緒「そっか」

1,2枚目のカットのようにProject Kroneのパネル(?)を覗いていることから凛がやってみたいと思っていることが分かります。しかし、それを伝えてしまったがためにNGがバラバラになってしまったことを気にして、セリフのようにまだ悩んでいます。

奈緒、加蓮と凛の間に柱があることからも、まだ3人が一緒に成れていないことが示されていそうです。

 

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加蓮「私たちのせい、だよね」
奈緒「迷惑、掛けてるよね」

 

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凛「違う、私が....」

 

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奈緒「それでも!考えてほしいんだ」
加蓮「私たちはもう、待つしかないから」

交互に奈緒、加蓮と凛が映し出されることからも3人がまだ一緒になれていないこと、ユニットになれていないことがわかります。

 

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奈緒、加蓮の言葉を受け、ガラスの反射ごしに凛の表情が描かれます。

直接ではなくガラスの反射を映すことで凛自身も悩んでいることが強調され、そして水滴からその不安が表れていそうです。

秋のライブに向けてスケジュール調整をしているシーンに移ります。

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卯月「今、秋のライブの全体練習のお話をしてたんですよ!」
みく「そう!なるべく集まって全体の完成度を上げるにゃ!ねぇ凛ちゃん」
きらり「がんばろうにぃ!」

1枚目のカットに注目すると凛側が暗く描かれています。凛がProject Kroneに誘われたために、シンデレラプロジェクトがバラバラになりはじめたためのように思えます。
そしてそれでも自分を迎え入れてくれるメンバーに対して、凛は一瞬安心したかのような表情を浮かべます。

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しかし、悩みは解決しておらずすぐにうつむいてしまいます。

 

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卯月はそんな凛を見つめています。

 

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李衣菜「ラブライカも、もちろんこの日参加できるよね?」
美波「あ、うん。ソロ曲のレッスンがあるけど、私は遅れて参加できそう」

ここで美波もソロデビューをすることが告げられます。自分自身で決めたことであるために、美波も未央と同じ55分の地点まで到達したように思えます。

 

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美波のソロデビューについて、シンデレラプロジェクトのメンバー全員が反応を示しますが、やはり卯月だけ特に強調されます。前回のNGの時と同様に、バラバラになってしまうことが予測されるときに卯月の反応が見られます。

美波がソロデビューをすることを受けて、シンデレラプロジェクトのメンバーに、秋のライブについてどうなるのかという不安が高まり不穏な空気に包まれます。

そしてその中で「凛ちゃんたちは出られるの?」と質問されるも、凛はまだ悩んでいる為に答える事ができません。

そしてプロデューサーから秋のライブにおいてのNGの扱いについては「調整中」との旨を伝えられます。

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凛「みんな、ごめん....」
卯月「り、凛ちゃんのせいじゃないですよ」

ここにおいても、卯月の他人を気にする姿勢が描かれています。

少しシーンを進めると、20話にて未央が階段を昇ったあとについての回想シーンが挿入されます。

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未央「私、悔しいよ。しぶりんはさ、ずっと悩んでたんでしょ。私、全然気がつかなかった。ニュージェネ以外の道なんて、考えたこともなかったしさ。ううん、考えたくなかったっていうか」 

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未央「私さ、サマーフェスの時3人でライブで来て楽しかった。みんな笑顔でさ、キラキラしてた。あの時、やっと3人でスタート台に立てたんだよね。だから、私、リーダーとして、みんなと一緒に先に進みたかったんだ。私、今度こそリーダーとしてニュージェネを引っ張ろうって思ったんだ。ここからもっと3人でキラキラしたいから、そうでなきゃって思って....!でも....」
美嘉「トライアドの話、ってわけね」

このシーンにて、20話終盤での未央の気持ちが明かされます。NG以外のことについて考えたくなかったこと、ここからもっと3人でキラキラしたかったからこそ、凛がトライアドプリムスに加入することに対して感情的になってしまったことがわかります。

 

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未央「なんだろう....私が....やっぱ何も出来ないんだなって....勢いばっかで...だからしぶりんは...」
プロデューサー「それは違います。今までの活動に、誤りがあったとは思いません。あなたは、私が選んだ、New Generationsのリーダーです」
未央「....!」
プロデューサー「あなた達には、これから、まだまだ色々な可能性があると思っています。ただ、渋谷さんの問題は....」
美嘉「それとは違う何かってことかな」
プロデューサー「はい....」

「今までの活動に、誤りがあったとは思いません」というセリフから、今回の件については誰が悪いというわけでもないということが示されています。

未央がリーダーの理由はプロデューサーに選ばれたためということがこの会話で明かされます。その点を踏まえて考えると6,7話において未央が感じていた責任感も不思議ではないのかなと思います。

 

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未央「違うって....どう違うの....?」
プロデューサー「わかりません....ただ、少し、違うところから見ないと、わからないものなのかもしれません」
美嘉「わからないから、確かめたいと思ってるのかもね」

美嘉のセリフのように凛は「わからないけどそれを確かめたい」と20話時点で述べています。同じようなセリフですが客観的な視点である美嘉が言うことにより、未央がその言葉を理解出来たのかもしれません。

2,3枚目のカットのように影で隠れていた花が、陽を浴びます。恐らく未央の落ち込みが晴れていく様子が示唆されているのではないでしょうか。

そして、上記のセリフを受け、未央の表情が変化します。悲しみに暮れた表情から何か少し決意したような顔つきになります。

 

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未央「プロデューサー、私も見なきゃ。それが何なのかわからないけど、私、しぶりんにちゃんと応えたい。じゃないと3人で前に進めない気がする」

プロデューサー、美嘉の言葉を受けて、未央は決意を固めます。その決意とは、凛の気持ちに応えるために未央自身も「違うところから見る」ことを指します。その気持ちの表れとして、ソロ活動という決断したのだと思われます。

そして、3人で前に進むということについて星で表されているように感じられます。やや気になるのは、1つだけ輝きが弱いという点です。明文化出来なくて申し訳ないのですが、卯月関連なのかなとは推測出来そうです。

 

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未央「ねえ、このことは私たちで答えを見つけるから」

このセリフと共に回想が終了し、ガラスに反射する自分を見つめるプロデューサーが描かれます。

ガラスに反射する自分を見ることで今回については先ほどの未央との会話について思い出していた事が強調されているように思えます。

ここで冒頭の雨の中、傘を持ってただ立っているプロデューサーについて触れておきます。雨は今回のNGがバラバラになったことについてを表しているのではないか、と先ほど述べました。その「雨」の中で、「このことは私たちで答えを見つけるから」という未央の言葉を信じるが故の描写だったかのように感じられます。この未央の言葉を信じることで、プロデューサーは敢えて何もせずただ見守っているだけの姿勢を貫いているのではないでしょうか。

さて、シーンを進めます。

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凛「言わなきゃよかった、あんなこと」
卯月「凛ちゃん....」

直接映さず、窓越しに凛と卯月が描かれていることからその不安が強調されているように感じられます。2人が映るカットも引きの図であり、その観点からも不安さが表現されているのかもしれません。

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凛「私が美城常務の企画のこと、言い出さなかったら....このままニュージェネがバラバラになったら....!!私....」

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卯月「未央ちゃんとお話しましょう!」
凛「!」
卯月「別々に悩んでいるのは良くないです!ちゃんと納得行くまで、いっぱいお話しましょう!!」

ここのシーンでは、2枚目のカットで卯月の手が震えているのがポイントのように思えます。凛を励ます言葉を投げつつも、やはり卯月自身も不安に思っているんですよね。
不安じゃないから励ませるのではなく、自分も不安だけどそれでも凛を励ましたいという気持ちが先に出ているためなのではないでしょうか。

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卯月「大丈夫です!大丈夫です!!私たち3人で頑張ってきたんですから!」
凛「卯月....うん、ありがとう....!」

卯月の言葉のおかげで凛は笑顔になることが出来ました。凛が笑顔になれたカットではどことなく光量が増えているように見えます。

先ほどの「凛を励ましたいという気持ちが先に出ている」という点も含めて考えると、20話にて述べた「他人の笑顔を大切にする」という言葉も間違ってはいないのかもしれません。

卯月の言葉についてですが、凛を励ましつつも、自分にも言い聞かせているような印象を与えられます。

こればっかりは、何か理屈があるわけではなく、声優さんの演技がそのように聞こえたからとしか言えませんが....

しかし、手が震えていることからも卯月も不安に思っているということは事実と言えます。凛、奈緒、加蓮のレッスンシーンで身体を丸め、どこか不安を感じる反応をしていたり、20話の終盤にて現状の関係が壊れようとした時に反応していたりと、卯月自身の気持ちは身体の反応によってこれまで多く描かれてきたと思います。その点を踏まえて考えると、自分に対しても言い聞かせているというのは不思議ではないのかもしれません。

この次のシーンに未央のレッスンシーンが挿入されます。

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未央「コマドリさんはここが秘密の花園だって教えてくれたわ。でも、大丈夫かしら....みんなすっかり枯れちゃって」
藍子「何を言うんだい。ほら、あの青々とした木の芽を見てごらん」
未央「これ....生きてるの?じゃあ、あのバラは?」
藍子「俺らと同じさ、ピンピンしてる!」
未央「バラは、この花園は、生きているのね!」

秘密の花園に辿り着いた未央(の役)は、初めみんな枯れていると感じてしまいます。 しかし、藍子(の役)のセリフから、青々とした木の芽、そしてバラ、そしてこの花園は生きているということに気づくことが出来ます。

これは「違うところから見ないと、わからないものなのかもしれません」というプロデューサーのセリフにあたる部分だと考えられます。藍子のセリフによって、未央は違う視点で秘密の花園を見ることが出来、花園が生きているということに気づきます。この構図に関して同じであると言えそうです。違う視点から見て気づくことができたということは「冒険」の意味を理解する、つまり当初の目標どおり凛の気持ちを理解することが出来た瞬間だと言っても良い気がします。

 

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練習を終えても演技のポーズを続ける未央(1枚目)、そして監督に喜々として「ありがとうございました!」と伝えている未央(2枚目)が描かれています。未央はこの演技レッスンから何かを掴めた様子です。

 

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雨の中、1歩を踏み出す未央(1枚目)、そして嬉しそうに何かを掴む仕草をする未央(2枚目)のカットが挿入されます。

ここから、未央が演技のレッスンを通じて成長をしたということが読み取れそうです。

NGとラブライカの2ユニットがシンデレラプロジェクトとは外れた活動をすることで、残りのメンバー、特に各ユニットの時間調整をまとめていたアスタリスクの2人は秋のライブについてみんなの足並みが揃わないことに更に不安を感じてしまいます。

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みく「みんなで頑張って秋のライブ乗り越えるんだって思ってたのに....足並み揃わなくて....」 
かな子「みくちゃん....」
李衣菜「私だって不安だけど....やるしかないじゃん!!」
みく「でも....」
きらり「李衣菜ちゃんちょっと落ち着いて」
李衣菜「だってこのままじゃ....」

敢えてここで触れるべきかなのかは怪しいですが、仕事に対する姿勢は同じでも意見が別れてしまう、いつものアスタリスク像がここに描かれています。お互い各ユニットのスケジュール管理をしつつ(仕事に対する姿勢は同じ)も、みくは足並みが揃わないことに対して不安でずっと悩んでいますが、一方、李衣菜は不安を感じつつも割りきってやるべきだと決断を下しています。この悩み続ける姿勢と、割りきって決断を下す姿勢について意見が別れています。19話内で、みくが李衣菜を気にして全くケンカをしないシーンがありましたが、しっかり2人で歩む道を選んだように今では普段どおり意見が別れている様子です。

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蘭子「あのっ!」
みんな「!」
蘭子「かの者達の旅路の....その....私は、良いことだと思うんです。美波さん達が決めたこと」

13話でも同じようなシーンが見られました。蘭子が普段の言葉遣いを止めを普通の言葉遣いになります。自らの意思で普通の言葉遣いをすることで、蘭子がどうしてもみんなに伝えたい事だったということが読み取れそうです。

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李衣菜「私だって、応援したくないわけじゃないよ。ただ、今は部署がピンチって時だから....」
莉嘉「失敗したら解散....」

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蘭子「冒険....なんじゃないかって....」
みんな「え?」 
蘭子「私、サマーフェスの時に、アーニャさんと一緒に歌って....最初は近くにいた私が、美波さんの代役をしなきゃって....でも、あの時、誰かとステージに立ってみて、代役とかそれだけじゃなくて、いつもと違うことをやってみて、すごく楽しくて、みんなも応援してくれて、あのドキドキは今でもずっと覚えてて。すごく大事で........」

蘭子は13話での自らの冒険(新しいことへの挑戦)の経験を基に、美波達の行動はそれと同じ冒険なのではないか、と投げかけています。

13話では「美波の代役をしなきゃ」という気持ちから行動したのだとしても、結果として新しいことへの挑戦となり蘭子は冒険をすることが出来ました。20話の記事では、蘭子が自分自身の力で進んだシーンはホラーが怖くても小梅ちゃんと組んだことなのではないか、と述べましたが、今までソロで活動していた蘭子が13話にて美波の代役を「やってみたいんです」と言ったシーンが最初なのかもしれません。

美波とアナスタシアがこの場にいないためか、代わりに私物が描写されているのもポイントでしょうか。

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智絵里「美波さん達はどう思ってるのかな」
みんな「....!」
智絵里「あ、あの....今のままじゃ、不安だから...」
かな子「うん、ステージでもお客さんに幸せ、届けられないもんね」

ここで18話にて描かれた「自分たちが笑顔でなければ、相手も笑顔になれない」という智絵里とかな子の成長が活かされているように思います。不安である、つまり笑顔でないためにステージでお客さんに幸せを届けることが出来ない、と判断しています。

 

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杏「2人(智絵里とかな子)の言うとおり、ここで悩んでないで、全員で話したほうが手っ取り早いでしょ」 

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きらり「呼びに行こっか」
みんな「え?」
きらり「みーんなの問題だから、みーんなで考えよ?ね?」 

17,18話で杏ときらりがまとめ役やアドバイス役だったように、ここでも意見をまとめ、美波達を呼んで全員でお話することが提示されます。

そして、この一連の会話をプロデューサーはドアの外で聞いていたようです。

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プロデューサー「みなさんには、申し訳ないことを....」 
美嘉「未央は自分たちで乗り越えるって決めたんだし、あの子達も、だよ。今は、見守るしかないって」

未央と同様に、他のシンデレラプロジェクトのメンバーも自分たちで乗り越えようとしている姿勢が先ほどの話し合いから表れていました。プロデューサーが関わらないことで、アイドル自身の力で進んでいく姿が表れているのかもしれません。

この次のシーンから、美波、NGのシーンが交互に描写されていきます。まずは美波のシーンから追っていきます。

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ベテラントレーナー「今日はここまで。あとは、軽くストレッチしして」
美波「いえ、もう少し....もう一度お願いします」
ベテラントレーナー「身体を休めるのも大事なことだぞ」
美波「はい....なので、もう少しだけ」

レッスンが終わっても、美波はまだレッスンをしたがっています。そして、再びレッスンを始めます。

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ベテラントレーナー「もうその辺でやめておけ」
美波「いえ、やります。」 

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美波「楽しいんです。これは私にとっての冒険だから」 
ベテラントレーナー「冒険?」
美波「新しい場所でアーニャちゃんも頑張ってるんです。だから....!!」

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美波「私も新しいことにチャレンジしたくて....!」 

新しい場所でアナスタシアが頑張ることで刺激を受けたのか美波も新しいことにチャレンジをし始めます。この点において、美波の「自分自身の力で進む」という部分が示されているのではないでしょうか。そして同時に「新しいことにチャレンジする」ことで、「新たな光に会いに行く」というテーマについても描かれているように思えます。

 

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みく「美波ちゃん、キラキラしてる....」 
李衣菜「冒険してるからだね」
蘭子「....うん!」

自分がやりたいことに挑戦し、冒険することでキラキラ出来るということがここで示されています。

 

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美波「アーニャちゃんと私、2人とも頑張って秋のライブを成功させる!それが私の冒険なんです!!」 

セリフのように美波の「冒険」とは「2人とも頑張って秋のライブを成功させる」ことにあります。冒険としてソロデビューの道を選んだのではなく、「2人とも頑張って秋のライブを成功させる」という冒険を達成するための手段としてソロデビューを選んだということが示されています。

この差としては、やはり「ソロデビュー」が目的か手段か、という部分にあります。飽くまでもソロデビューは手段であってそれが本質ではありません。ソロデビューが冒険の本質であるならば、既にここで美波の冒険は達成されます。しかしそうではなく、手段であるために、秋のライブが成功することで初めて美波の冒険は達成されます。

 

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みく「みく達だって負けないにゃ!」
美波「みんな....!」
李衣菜「私たちだって頑張って」
かな子「キラキラしたいです!」
蘭子「新たな冒険を!」

冒険に挑む美波の姿を見て、この場にいた他のメンバーも冒険をしキラキラしたいということを伝えます。

自分たちもキラキラしたい、ということで美波達の気持ちを理解することが出来たのだと思われます。今までこの気持ちを知らなかったからために、大事な時期にバラバラになる美波達に不安を抱いていましたが、これを理解することでまとまりがついたかと思います。

それでは、NGの3人についてのシーンに移ります。

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凛「私たち、話したいことがあって....」
未央「うん、私も」

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未央「はい!これ」 
卯月「え?」
凛「どういうこと?」
未央「練習付き合ってくれない?」
凛「....!!はぐらかさないでよ!!!!」

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未央「はぐらかしてないよ」 

一見関係無さそうな「秘密の花園」の台本を渡され凛はやや怒るも、未央にはきちんと意図があるらしくはっきりと答えます。意図があるというのは声のトーンからも感じられます。

また、「秘密の花園」を読むにあたって、花が沢山咲いている屋上庭園を選んでいることからも、それぞれを重ねて演出しているように思えます。

 

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未央「アンタみたいに勝手な人なんてもう知らないわ!!」
凛,卯月「!」
未央「ほら、セリフセリフ。台本45ページ目」
未央「しまむーからどうぞ」
卯月「あー、はい!」

まず、未央のセリフについてです。セリフやこの練習においても、この「アンタ」が指す役が凛が演じる役であることからも、凛がトライアドプリムスの加入について悩んでいたときの未央の心情が代弁されているのではないでしょうか。

そして、卯月のセリフの前に、足元が強調されるカットが挿入されます。その場で足踏みをし立ち止まっているだけで、進むことはありません。未央や凛とは異なり「冒険」の準備が出来ていないためだと思われます。

本筋とは関係ありませんが、このシーンにて未央は台本を開いていないにも関わらず、台本のページ数まで覚えていることからこれまで未央がどれだけ真剣に取り組んでいたかが読み取れそうです。演技も初めの棒読みと比べると驚くほど上達しています。

卯月「坊ちゃま、落ち着いて」
凛「僕はもう生きられないんだ。ベッドから動けなくなって....僕は、春がくる前に....」
卯月「あぁ....可哀想な坊ちゃま 」
未央「バカね!アンタはちっとも弱ってなんてないじゃない!アンタの病気の半分は、アンタ自身よ!」

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未央「自分に呪いをかけているんだわ!」
卯月「まぁメアリーさん、なんてことを....」

まず、凛のセリフについてです。「ベッドから動けない」という言葉は、今ある状況から変われない、つまり外の世界に出る冒険が出来ないことを指しているように思えます。凛はNGやシンデレラプロジェクトに所属しつつもトライアドプリムス、Project Kroneに興味を持っていました。しかし、自分のせいでNGとシンデレラプロジェクトがバラバラになり始めたと感じ、悩んでしまいそこから冒険が出来ずに動けなくなってしまいます。このセリフはその示唆のように思えます。

そして未央の「アンタの病気の半分は、アンタ自身よ!自分に呪いをかけているんだわ!」というセリフは、半分は病気ではなく自分の心の問題、言い換えると全部病気のせいで「ベッドから動けない」のではなく、半分は病気のせいだとしてももう半分は自分の気持ちのせいで「ベッドから動かない」のだと言っているように思えます。

21話を振り返ると、未央は「しぶりんも、やりたいことやってみれば?」と、きちんと凛に投げかけていました。それでも動けないのは、気持ちの問題、つまり半分は自分の気持ちのせいということになるのではないでしょうか。もう半分は「病気」と例えられているようにどうしようもない要因、凛の悩みを指しているように感じられます。

この時点で冒険出来ているのは未央だけで、凛や卯月は未だ立ち止まったままです。噴水前会の話にて未央の最後のセリフにあったように、冒険して凛の気持ちに応えて、その上で3人で進むことを未央は目標にしています。その気持ちの表れとして、上のカットのように未央は2人を外の世界に、冒険へと連れだそうとしているのではないでしょうか。

凛「僕は君と違って、身体も弱くて....本当に外に出られるの?」
未央「アタシだってここに来た時は身体も弱くて、それに外だって大嫌いだったわ」

噴水前での会話の「ニュージェネ以外の道は考えたくなかった」というセリフや、凛のトライアドプリムスに加入したいという話を受けた時に「てか、私、ヤダよ」というセリフからも、未央はニュージェネ以外、つまり外のこと(トライアドプリムス)は(実際に嫌いかともかくここの表現として)嫌いであったということがわかります。今回の「外だって大嫌いだったわ」というセリフからは、当時の未央の気持ちが表れているように思えます。

 

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未央「でも」

1枚目のカットに注目すると、噴水によって未央と凛、卯月が別れている構図になっています。未央は「冒険」の意味を知るも、凛と卯月はまだ知ることが出来ていないためだと思われます。

そしてここで、「でも」というセリフと共に未央の足元が強調され、歩く姿が描かれています。歩く前の未央のセリフは外が嫌いだった頃のセリフでした。ここから「でも」という逆説が入ることで、この後未央は外を好きになったことを話すと予想できます。その「外を好きになる」、つまり「冒険」の意味を知った未央の成長を表しているのだと思われます。

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未央「マーサやディコンが教えてくれたの」 

成長した未央は3人を隔てていた噴水を越え、先ほどの手を差し伸べたシーンのように凛と卯月に歩み寄ります。

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未央「外は宝物でいっぱいだって!!」 

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未央「そうよ!空は高くて」 

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未央「ハリエニシダやヒースやバラが芽吹いているの!外の空気を、いっぱいに吸って!!」 

ここのセリフにて外の世界についての説明が入ります。外の世界についての説明は、すなわち未央が冒険をして見てきたものを示しているようです。外に出ることで、高い空、活き活きとした花の存在を知ります。外の世界は宝物がいっぱい、冒険の先には「新たな光」が待っているということを未央は伝えたかったのだと思われます。

 

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凛「僕も、いっぱい吸えるかな」 

先ほどの未央のセリフでは外の空気をいっぱいに吸った花を宝物と呼んでいました。そして凛はその宝物を求めるかのように、一歩を踏み出し冒険を始めます。未央の気持ちが伝わり、手を差し伸べてくれたからこそ凛は一歩を踏み出せたのではないでしょうか。

 

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未央「そう、私には冒険だった」
凛「僕は、君の見ているものを見たかった」
卯月「コマドリが呼んでいるあの花園....!」 

未央のセリフに注目すると「冒険"だった"」とあります。過去形を用いられていることから、未央は冒険の先に待っているものを見てきたということが推測できます。

凛はトライアドプリムスに入りたいと未央と卯月に告げた際に次のような会話がありました。

凛「私も初めは断るつもりだった。でも、感じたんだ。奈緒と加蓮と歌ったときに、新しいなにかを」
未央「新しいなにか....?」
凛「それが何なのかわからない。わからないから、それを確かめたいの」 

凛はトライアドプリムスに新しい何かを感じるも、それがなにかわからず、わからないからこそ確かめてみたいと言っていました。

凛の「僕は、君の見ているものを見たかった」というセリフは、自分がわからなかったもの、つまり君(未央)の見ているもの(冒険の先に待っているもの)を見たかったという意味で捉えてもよさそうです。

このセリフを交わしている未央と凛を見て卯月は次のような表情を浮かべます。

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1度は笑顔になるも、その後何か思うところがあるような表情を浮かべます。ここについての説明が作中で明かされなかったので、自分の想像になりますが、笑顔の理由としてはやはり台本を通じてバラバラだったNGが再び1つにまとまってきたためだと思われます。

その後の表情については、恐らく卯月自身がこの台本の意味を実感出来ていないからなのではないでしょうか。端的にまとめると冒険をし、外の世界の魅力を伝える台本でしたが、卯月はそのラインに立てていないためだと思われます。3人共、足元に注目したカットが存在しましたが、卯月だけは踏み出せていませんでした。この表情は、上記の理由のためだと自分は考えました。

 

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凛「なんて美しいんだろう....僕はもっと早くにここに来るべきだったのに」

花が強調されたカットでキラキラと輝いています。

凛のセリフのように、外の世界(秘密の花園)の美しさが表れているようです。

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未央「うん、ごめん。待たせて....」 
卯月「どこ....?」
凛「えっ?」

未央のセリフのあとに、2人が台本を確認するシーンが挿入されます。この未央のセリフのトーンが他のセリフと比べ小さいことからもアドリブであったと推測出来ます。

台本にないアドリブ、ということはこれが未央の本心を表す言葉であることがわかります。

ここで未央が何故冒険を始めたのかを考えてみると、凛の気持ちを知るためでした。トライアドプリムスに入りたいと言っていた凛が見た景色を見るために、その気持ちに応えるために未央もその景色を目指してソロ活動を始めました。この「ごめん、待たせて」というセリフは凛が先に冒険しようとしていたにも関わらず、その気持ちを理解出来ず、凛を冒険させられなかったことに対して、そしてその気持ちを理解するまで待たせてしまってごめんという意味が含まれているように感じられます。

未央「大丈夫!これからだもの!明日も明後日もここに来ましょう!」

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卯月「そうさ、春の次は夏、その次の秋も、冬も....ずっとずっと....」 

セリフの「冬」から 卯月の声が徐々に小さくなってしまいます。
恐らく、冬のライブまでずっと一緒にいられるかどうか不安になったためだと感じられます。

ここでも時計は登場し、未だ55分を指しています。未央と凛に関しては「冒険」を知り今回確実に成長したと言えますが、卯月に対して同じことを言えるかと言われると頷くことが出来ません。この時計は卯月の「ずっとずっと」のセリフで登場することから、歩めていない卯月を示しているように思えます。

 

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未央「恐れずに踏み出せば、花園は私たちを待っていてくれるわ!」 
凛「花園は生きる輝き」
卯月「花園は魔法の場所」
未央,凛,卯月「花園は私達の心」

初めの未央のセリフのように花園(外の世界)は待っていてくれます。逃げたりはすることはありません。恐れずに踏み出して「冒険」すれば辿り着く事ができます。

冒険をすることで新たな景色、すなわち「新たな光」に会うことが出来ました。そして、冒険をするためには「自分自身の力で進む」必要があります。そして上に書いたように花園は逃げることはなく、恐れずに踏み出すことで会うことが出来ます。

ここで「Shine!!」の歌詞を考えてみます。

ねえ 探していたのは 12時過ぎの魔法 それはこの自分の靴で 今進んで行ける 勇気でしょ 

新たな光に会いに行こう 生まれたての希望を抱きしめたら

新たな自分に会いに行こう この笑顔が君まで届くように

走れ

12時過ぎの魔法は自分の靴で進んで行ける勇気のことを指しています。卯月のセリフに注目すると、花園は魔法であることがわかります。そしてその花園は、恐れずに前を踏み出せば(進んでゆける勇気があれば)辿り着くことが出来ます。この点において同一であると言えます。

花園に辿り着くと(冒険をすると)新たな景色、新たな光に会うことが出来ます。凛のセリフに注目すると、花園は生きる輝きであることがわかります。「光」と「輝き」という点で同一であると言えるでしょう。

歌詞では「新たな光」と「新たな自分」が並列で表されています。並列で表されているということは、言い換えだと考えられます。すなわち「新たな光=新たな自分」という構図が見えます。

冒険をした先、秘密の花園では新たな光を見る、つまり新たな自分に出会うことができます。そして3人のセリフは「花園は私達の心」でした。「新たな自分」というのは自分の新たな魅力と考えることが出来ます。つまり、自分の内面、心であるとも言えます。

このように花園に辿り着くということは、シンデレラガールズ2期のテーマを果たすことと同義であること言えるのではないでしょうか。今後の物語をこの「秘密の花園」に当てはめてみると面白いのかもしれません。

 

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これと似たようなカットが前半にも存在しました。未央とプロデューサー、美嘉が話していたシーンです。

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この時と比べると、今回の花はより輝いていることがわかります。また、この時より花が大きく描かれています。

これによって「違った部分から見るとわかること」というのが示されていると思います。このセリフが登場したのも、この花が映っていた時なので、そう考えても不思議ではなさそうです。

 

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きらり「とーってもきれいだったよぉー!」 
みりあ「キラキラしてたー!」
美嘉「あんた達だってキラキラ出来るよ」
莉嘉「えへへー!うん!」

美波の冒険を見ていた李衣菜達と同じように、この場にいたメンバーはキラキラしたいという気持ちを、すなわち冒険したいという気持ちを理解してくれます。

また、みりあが「キラキラしてた」と言っていたように、演技を通じて冒険をすることでキラキラしていたことがわかります。

 

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未央「しぶりんの気持ち、知りたいって思ったの。ちゃんと返事したかったから。ちょっとずつ、わかってきた」

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凛「未央....」 

ここのシーンにて、未央が何故ソロ活動をしたのか、という部分が言葉によって明確に表されています。また、突然台本を渡したことについての解答のようにも感じられます。

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そんな2人を見つめる卯月ですが、その姿は唯一冒険をしていないためか影によって暗くなって表されており、今後の展開に不安な気持ちを漂わせます。

 

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美波、未央、凛の冒険する姿をみて、シンデレラプロジェクトのメンバーはその気持ちを理解したため、バラバラであったシンデレラプロジェクト、そしてNGは再びまとまりはじめます。それを示すかのように信号が赤から青に変わります。しかし、まるで卯月についての問題がまだ残っていることを示すかのように後ろの信号が赤のまま描かれていました。

 

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そして今回のことを経て、凛は階段を昇りきります。20話とは異なり階段の途中で止まることはありません。

 

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凛が見る夜空は星が光っていて雲もほとんどありません。

正確に言えば、凛はまだ冒険を始めてはいません。凛にとっての冒険はトライアドプリムスの加入であることからもその事が読み取れると思います。しかし、冒険を始める前のアナスタシアが見た夜空とは正反対のものが描かれています。その理由としては、実際にそうではなくても演技を通じて冒険をしていたからだと思われます。演技内で凛は秘密の花園に辿り着き、「わからないから確かめたいもの」をしっかり理解したために、アナスタシアとは違う空が描かれているのではないかと思われます。

ここまで「凛は冒険した」と書いていたのに、このシーンで突然「凛はまだ冒険していない」と書いたのか、という疑問に持った方向けに自分なりの考えを。

確かに正確には凛は冒険はしていません。しかし演技内で冒険を経験したことで、夜空が晴れているように凛はわからなかった何かを掴むことが出来ました。このように演技内だけであっても本質としては本物の冒険と差があまりないことから、ここまでの文は特に補足もなく、「冒険した」と表記しました。

自分なりの答えとしては以上となります。

 

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凛「あのね、卯月」

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卯月「いいと思います」
凛「卯月....?」
卯月「未央ちゃんとってもキラキラしてて素敵でした!だから凛ちゃんもきっと!」

凛の普段と違う雰囲気から、卯月は一瞬で察したのか言葉を発する前に解答をします。

この部分からも、20話で未央と凛の様子を見て何も言えなかったように、卯月が他人の気持ちの理解が早いことが強調されているようにも思えます。もしかしたらこれも他人の笑顔を尊重するが故なのかもしれません。

1つこのシーンで疑問が残るとすれば、卯月が凛の背中を押した心境でしょうか。他のメンバーのように冒険を理解した上でのセリフなのか、他人の気持ちを察することが出来るために凛の気持ちを察して尊重したのか、という部分にはいまいち答えが出せていません。

ただ、卯月が冒険を理解出来ているかと言われるとちょっとすぐに頷くことが出来ないので、どちらかと言えば後者なのかな、とは。

2枚目の階段のシーンに注目すると、引きの図になっていて階段の長さがわかります。恐らく、今までの成長の証なのかもしれません。そう考えると凛が階段を昇りきっていること、そして卯月が途中で止まってしまっていることにも、辻褄が合いそうです。

 

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凛「ありがとう!卯月」 

卯月の言葉によって、凛が今までで一番なのではないかというくらいの笑顔を浮かべます。何度も書くように、現状作中内で明確には示されていませんが、卯月は他人の笑顔を大切にしているのではないかと思わせるようなシーンです。

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卯月「私もがんばります!」 

先ほども述べたように、言葉とは逆に卯月はそこから階段を登ることが出来ていません。ここがポイントかと思われます。

違った見方をすると、このシーンでは卯月は絶対に凛の後ろに位置しているという部分でしょうか。自分自身の力で進んでいるのではなく他人に付いて行っているというようにも読み取れなくはなさそうです。

 

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時刻は動き、長針は56分を指します。前回からきちんと1分進んでいます。

 

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凛がトライアドプリムスに加入できたことがわかるカットが登場します。凛の冒険はここから"きちんと"始まったと言っても良いのかもしれません。

 

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卯月「今後やりたいお仕事ですか?ステージもCDもラジオ出演も出来ましたし....えっと....テレビも出ましたから....このまま3人で頑張りたいです!」

卯月は1話にてざっとやりたいことを挙げていましたが、その全てを果たしてしまったようです。具体的なやりたいお仕事はなく、3人で頑張りたいという本心もここで明らかになります。新しいことを考えるのが苦手な卯月にとって、このまま3人で現状維持のままお仕事をしたいと言い換えても良いのかもしれません。

また、ここから光量が少なくなり、不吉な雰囲気を醸し出しています。

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プロデューサー「島村さん個人としてはどうでしょうか?」
卯月「え?わ、私....」

個人でやりたいことが思いつかず、ここで卯月は詰まってしまいます。

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プロデューサー「飽くまで、提案なのですが、小日向美穂さんとユニットを組んでみるのはどうでしょうか?タイミング的にこの企画は、秋のライブ合わせとはいかないのですが、色々学べるところがあるかと。島村さんもなにか新しいことに挑戦してみて、よりNew Generationsを....」
卯月「やってみます!!」

ここのポイントとしては、NGの名前が出た瞬間に卯月が快諾した点でしょうか。先ほどNGの3人で頑張りたいとしか言えなかったように卯月にとってNGは想像以上に大切なユニットであるかのように思えます。

プロデューサーのセリフに注目すると、「新しいことに挑戦する」という冒険を卯月に勧めていることがわかります。つまり、まだ卯月は冒険を出来ていないということがここで浮き彫りになっているように感じます。

1人で進むことがまだ出来ていないことを見越して、プロデューサーは小日向ちゃんとのユニット活動を提案したのだと思われます。

そして、もし小日向ちゃんとのユニット活動が描かれるのなら、どこかでNGとの対比が登場することが考えられます。1人で進めないことは浮き彫りになっていますが、だからといってユニットを組めば成長出来るのかと考えると、話の流れ的にそう思うのは難しそうです。卯月のNGに対する想いを考慮すると、誰かと一緒にいるユニットというだけでなく、NGでなければいけないという理由がどこかで描かれると思われます。ユニットだから快諾したのではなく、NGのためと聞いた瞬間快諾したことからも想像出来そうです。

 

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卯月「凛ちゃんはすごく綺麗な声してて、未央ちゃんは演技がすごく上手くって....私は、あの....私の良いところって、なんでしょうか?」
プロデューサー「笑顔です」
卯月「笑顔....」

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プロデューサー「はい」 

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卯月「ですよね....!島村卯月、がんばります!」 

今まであまり描かれてきませんでしたがNGの他の2人と比べ、自分には得意なことがあるのか、と不安に思っていました。自分自身でも得意なことがわからないために、自分自身の力で進めず迷走しているという見方も出来ます。

そしてプロデューサーは「笑顔」と答えます。この真意については、後の物語で触れられることが予想出来るので、随時追っていこうと思います。

 

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プロデューサー「私達は舞踏会に向けて、それぞれの課題があり、今は色々な挑戦をしていく時です。みんなで支えあい、新しい階段を昇っていきましょう」

「今は色々な挑戦をしていく時です」というセリフからも冒険の大切さが強調されています。

そして「みんなで支えあい」という言葉がポイントになりそうです。EDのカットを見てみましょう。

まずはシンデレラプロジェクトについてのカットです。

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次にProject Kroneについてのカットです。

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比較してみるとわかりやすいように、シンデレラプロジェクトではみんなで支えあってという言葉のとおり、メンバー同士の打ち合わせの様子が見られます。

しかしProject Kroneは相談のような様子は見られず、本を読んだりとどこか個人主義な部分があります。

この差について、今後はポイントになりそうです。

 

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最後に卯月がなにかを探すカットで終了します。自分の得意なことが見つけられない、挑戦したいことがないという部分を示唆しているように思えます。

以上で考察っぽいなにかは終了です。

感想

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美波のレッスンシーンを見ている部分ですが、杏だけ一歩引いているあたりに杏っぽさが感じられますね。19話で杏があまり「自分自身の力で進む」という観点から描かれなかったように、同じような理由なのかもしれません。

 

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ここの文を読もうとしたけど、そもそも文字が認識しづらくて断念

 

今回も20話同様情報量が非常に多かったです....!!

21話はやはり「秘密の花園」のストーリーが主軸になっていて、「Shine!!」の歌詞と照らし合わせることでシンデレラガールズ2クール目のテーマというものも更に見えてきたように思えます。

冒険という観点ではやはり卯月の展開が気になりますね....最近不穏な描写しか見られないので中々に不安です。小日向ちゃんのユニットとNGにどう差をつけるのかが結構気になります。

あとはProject Kroneというより常務ですよね。残り話数も少なくなってきましたが、卯月と常務という大きな山場があるので、ちゃんと見れればなぁと思います。

余談ですが、普段日曜に記事更新をすることが多かったのですが最近の予定上、また、シンデレラガールズ自体が終盤でこれまでより大きく物語が動くことから、今回や前回のように火曜日、水曜日まで延びてしまうことが多そうです。ありがたいことにもしも更新を待っている方がいらっしゃれば、ご了承のほどよろしくお願い致します。

以上で感想を終了します。

ここまで読んでくださった方はありがとうございました!