淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

RWBYってなんだろう?ちょっと気になる人へ

周りにRWBYを勧めることがそこそこな頻度であったのでそのメモ兼せっかくだから活字にしてみようかという次第です.

最近話題になってるけどまだ見たことない,名前は聞いたことあるけどどんなのか知らない,ちょっと気になるんだけどまだ手を出せていない等々の人向けです.

RWBYとは

一言で言ってしまえばアメリカ発の3DCGアニメです.webで無料公開されており,この記事を書いている時点ではvol1 ~ vol3(1~3期) + スピンオフのちびキャラショートアニメが配信されています.

3DCGはともかくとしても「アメリカ発」と聞くとどうしてもアメコミ等のちょっと独特な絵柄なのかなとか,そもそも英語だからわからないしなぁとかそんな印象を受けてしまいがちです.自分自身も見る前にアメリカ発と聞いたときに「えっ」って躊躇したのを覚えています.

ではそんなパッと受ける印象をどう乗り越えているのかという点についてです.

キャラクターデザイン

http://s3.amazonaws.com/cdn.roosterteeth.com/uploads/images/a91fbd62-96d4-4a3a-97eb-91a68c1c8dd2/original/2013912-1444945741002-RWBY-Vol3-OpeningAnimation.png

先程述べたアメコミのように,太めな線で陰影がはっきりしているような,いかにも""海外""を感じさせるものではなく,むしろ日本のアニメの絵柄に非常に寄せたキャラクターデザインで馴染みのあるものとなっています.このおかげでRWBYの世界観にすっと入りやすくなっているのもポイントなのかなとも思います.非常にかわいらしいですよね.(一応捕捉しますがアメコミ調を貶しているわけではありません)

また,キャラクターのモチーフは何かしらの童話なり神話なりを用いており,上記画像でいうなら例えば1番左のキャラが「赤ずきん」,左から2番目のキャラが「白雪姫」がモチーフになっているそうです.「赤ずきん」だけあって赤のパーカーをつけていることもわかるかと思います.このあたりは本編に関わってくるというよりは裏話的なものなので詳細は興味を持ってから調べてみるといいかもしれません.

言語

「いくらキャラが見慣れたデザインでもアメリカ発ってことは英語だし,それがわからないことにはどうしようもないのでは????」なんて疑問が出てくるかと思います.自分も英語だと全くわかんないです.

ここを解決する方法は2つあり,吹き替え版を見るか,字幕機能を使うかです.

まず前者についてですが.2015年にvol1の吹き替えが公開され,これを書いている現在ではvol2まで吹き替えが完了しています.また12月にはvol3の吹き替え版が劇場で公開されます.ですが,(当たり前だけど)吹き替え版はwebでいつでも無料配信しているわけではなく(たまにニコ生かなにかで配信してくれます)基本的には劇場で公開されている期間に見に行くか,BDを買いに行くかの2択になります.


追記(2016/10/08) 完全に忘れてましたが,劇場で見る,BDを買うの他にニコニコ等の動画配信サイトで有料視聴をするという方法もあります.


しかし,気になっている段階ですぐにBDを買えるか,というとちょっと難しい場合があります.

その場合は音声は英語ですがyoutubeで公式無料配信されているので,(youtube自体の字幕機能を使って)日本語字幕で見る事もできます.非常にありがたいことに有志の方が丁寧に字幕を書いてくださっているため英語がわからなくてもスムーズに物語を追えます.

また,基本的に(この2択の中では)最新の映像はyoutubeの方で更新されるのでいち早く見たい!!という方はこちらの視聴をおすすめします.

アクション

さて,キャラクターデザインと言語の問題を乗り越えたことでいつもどおりアニメの感覚で見れることがわかりました.では,肝心な内容についてです.

RWBYと言えば3DCG をふんだんに活かしたスタイリッシュなアクションシーンを抜きに語ることは出来ないのでまずそこから触れてみましょう.ここで見ていただきたいのが次の動画です.

youtu.be

"Red" Trailerと呼ばれるもので1番はじめに公開された動画がこちらだったかと思います.人に勧める際はまずこれを見てくれとはよく言ってます.

鎌!銃!変形武器!!と中二心をくすぐるラインナップが勢揃いでまずそこだけで惹かれる方も多くいるでしょう.鎌だけに留まらずRWBYには変形武器がたくさん登場し,それを1つ1つ見ていくだけでも楽しいです.

そしてアクションシーンです.カメラワークがここまで動くことが出来るのも3DCGならではと言えるでしょう(作画だとすごいことなりそう).戦闘スタイルも変形武器を上手く使いこなしており,ただ単純に銃と鎌を使い分けてるわけではなく,鎌の状態でも銃の反動を活かして威力を底上げしていたりと細かな工夫が見られます.このように各キャラが個性的な武器を活かして多種に渡る攻撃をすることで戦闘シーンに圧倒的爽快感と迫力が生まれています.とにかく見ていて気持ちいい.そして綺麗で見惚れる.

トレーラーは"Red"以外にも"White","Black","Yellow"があるのでもっとアクションシーンを見たい!という方は是非見て頂ければと思います.特に"Yellow"のお互いフェイントで牽制し,攻撃のタイミングを見計らっているシーンは個人的におすすめしたいシーンです.動きがめちゃくちゃ細かい!無料公開なのも申し訳なくなってくるくらいです.

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ストーリー

とりあえずあらすじからでしょうか.公式サイトから引用します.

科学と魔法が同居する世界「レムナント」

この世界には人類や獣人,動物,そして「グリム」と呼ばれるモンスターまでもが存在する.人類は「グリム」に長い間暮らしを脅かされていたが現在は「グリム」の討伐や治安の維持を行う「ハンター」の活躍により,平和な世界が守られていた.

主人公「ルビー・ローズ」はひょんなことからハンター養成学校「ビーコン・アカデミー」に入学することになり,そこで出会う仲間たちと共に一人前の「ハンター」を目指していく.

STORY -3DCGアニメ『RWBY』公式サイト-

上記のような世界観でなりたっています.ここからわかるように基本的には学園生活が中心となっています.学園生活では定番の恋愛要素もありますがそれだけに留まらずスクールカーストのようなリアリティのある暗い面,あらすじの「人類や獣人」という部分から想像出来るように種族格差も描かれ,ほのぼのとしたものだけではありません.しかし,だからこそ繊細な人間模様が表現されていて更に物語に惹き込まれていきます.

vol1ではキャラ同士が出会って間もないこともあり,ソロプレイが多く見られますがvol2以降ではお互いを知り仲良くなり,きちんとコンビネーションを発揮します.

また,元がアメリカなだけあってノリや口調がある意味で尖ってる面も見られますが,それがまた魅力の1つとなっています.

その他

音楽が魅力的なことはもちろんなのですがどうしても伝えるのが難しいので是非本編で聴いてもらえればと思います.vol1で言うなら「Red Like Roses, Pt. II」はロックを基調に疾走感溢れた曲となっており,それが本編映像とのマッチしていて更に"アツい"ものに仕上がっています.あとは"Black"トレーラーで流れている「From Shadows」なんかもおすすめです.

魅力とはちょっと違ってくるんですけど話数の問題です.

vol1が16話,vol2とvol3が12話で構成されています.これだけ見ると長くて手軽に見れないのではないかとか,そんなに時間取れないしなぁなんて不安に感じることもあるかもしれません.しかし,日本のアニメみたいに必ず1話が24分と決まっているわけではなく,各話毎にバラバラです.例えばvol1の1話なんかは12分程度ですが,2話だと6分程度です.ちなみにvol3の12話が28分なので本当に話によってバラバラです. これらを総計するとvol1が大体120分程度,vol2だと150分くらいです.そう考えると長めの映画を1本見るのと同じくらいの時間しかかからない,且つ話数ごとに区切って見れるのでかなり見やすいかと思います.

終わりに

vol1の吹き替えが作られ,この記事を書いている現在vol2の吹き替えが劇場版で公開されていて,今年の12月にはvol3の吹き替え,10月後半にはvol4が公開されたりと非常にRWBYが濃い時期となっています.是非この時期にRWBYに触れて楽しんでもらえればと思っています.

また,この記事を見てRWBYを見てみたいなと思ってくれた方がいれば幸いです.

では,以下にvol1の1話のリンクを貼り,本記事を終えたいと思います.(字幕設定は右下の歯車マークから出来ます)

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