淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

佐久間まゆを考える ― 永遠のキズナ ―

これまでの記事に引き続き,永遠のキズナというカードから佐久間まゆがどう描かれていたのかを考えます.

本記事ではウェディングドレスを選んだ理由,絆とキズナの違い,佐久間まゆがトップアイドルを目指すまで,を中心に自分なりの考えを述べています.

目次

思い出エピソード前編

なぜまゆはウェディングドレスが着たかったのか

さて,思い出エピソード前編では佐久間まゆが着たい衣装についてのお話がされます.以下に引用します.

お仕事しているといつも思うんです…まゆ、アイドルの衣装が大好きって…。どうしてか、わかりますか…?

それは…衣装を着ていると、プロデューサーさんのアイドルって感じがするから…かもしれませんね…うふふ…♪

だから私…衣装を脱いだら…プロデューサーさんのまゆじゃなくなっちゃう気がして…不安なんです…

(中略)

そんなまゆが、次に着たい服は…ううん。言わなくったって…伝わっていますよね。プロデューサーさんなら…着せてくれます

このセリフから「アイドルの立場でしかプロデューサーとのつながりを感じられない佐久間まゆ」の姿を見ることが出来ます.アイドルの衣装を脱いだらプロデューサーのまゆじゃなくなる気がする=プロデューサーとの関わりが消えてしまうのではないか,と不安を抱えています.

これは逆説的にアイドルとプロデューサーとの関係性はきちんと築けているということにもなり,初期~恋愛シンドロームのころを考えるとかなりの進歩でしょう.そんなまゆが着たい服とはなんでしょうか.カードのイラストを見ればわかるように,ここでは「ウェディングドレス」をプロデューサーはまゆに着せています.

では,ウェディングドレスとはどんな衣装か,と考えるとこれは明らかで「結婚」を意味するものです.ここで「佐久間まゆはプロデューサーと結婚したかった」と結論づけてもいいですが,あと一歩先をここでは考えてみます.

先述したように佐久間まゆはプロデューサーと「アイドルとプロデューサーの関係」は順調に進めることが出来ています.ならばそこになにが足りないのか.それは,プロデューサーとのプライベートな関係と言えるでしょう.「アイドルとプロデューサー」ではなく「いち女の子としての佐久間まゆといち男性であるプロデューサー」の関係です.

然るに,佐久間まゆが次に着たい衣装=次に求めている欲求はなにか.それこそがプロデューサーとのプライベートの関係と言えます.だからこそ,男女の関係として,職業は関係なくお互いに好意を寄せ合った上でお互いを支えていく「結婚」を象徴するウェディングドレスを着たかったのではないでしょうか.佐久間まゆはお仕事との関係以上にもっと個に踏み込んだ関係がほしかった,だからこその「結婚」の象徴となるウェディングドレスを着たかったのではないか,と考えられます.

本旨とは外れる余談ですが,思い出エピソード前半の以下のセリフはまさに深紅の絆以降だからこそのセリフだと感じさせます.「どんな自分であっても見放さずに自分を見てくれる」とプロデューサーの気持ちきちんと信じることが出来るようになったからこそと言えるでしょう.

プロデューサーさんは、どんなまゆでも大事にしてくれますよね…? …うふふ。大事にしてくれるって信じてます…♪

思い出エピソード後半

絆とキズナ,ケッコン

佐久間まゆのカードではしばしば敢えてカタカナ表記にする場面があります.例えば恋愛シンドロームのスキル名である「ソウシソウアイ」なんかが顕著でしょう.本来の表記と比べて異質な意味となっています.今回の永遠のキズナもその例に漏れません.1つ前のカードは「深紅の絆」に対してなぜ「永遠のキズナ」なのか.

これについてはまさに思い出エピソード後半の内容となるでしょう.この時点のまゆは「アイドルとプロデューサー」という関係を確実に理解しています.そして「アイドルとプロデューサー」だからこそ結ばれず,「アイドルとプロデューサー」だからこそ永遠に寄り添うことが出来るという結論を導き出します.

思い出エピソード後編では「キズナ」に対する言及があります.

ずっとずっと…まゆが求めてたもの…なんだかわかりますか…? まゆは…たしかなモノが欲しかったの…

ううん…それはきっとモノじゃない…まゆが欲しかったのは…シルシ…。まゆとプロデューサーさんとの…キズナ

貴方はプロデューサーで…佐久間まゆはアイドルだから…私と貴方は決して結ばれないって…知ってるから…

ううん…悲しくなんてないんです。だって…私がアイドルならこれからもプロデュースし続けてもらえるでしょ…?

結ばれないからこそ、ずっと寄り添えるって…まゆはそう思うの…。だから…ねぇ? プロデューサーさん…

これからも、ずっと…ずっと…ずーっと…永遠に、佐久間まゆのプロデューサーでいてくれるって…誓ってくれますか…

ここで語られているようにまゆは,プロデューサーと決して結ばれないと知っているからこそ(貴方と繋がっている)キズナを求めています.もちろん,プロデューサーと結ばれたいという欲求はもっているでしょう.それでも,この関係を知っているからこそのせめてもの願いであることも読み解くことが出来ます.では,キズナとはなにか.それは「永遠に,佐久間まゆのプロデューサーでいてくれる」ことです.

さて,永遠のキズナの前に存在する深紅の絆は初めてまゆがプロデューサーの気持ちを信じることが出来るようになったカードと言えるでしょう.自分の見解について詳しくは下記記事を読んでもらえれば,と思います.端的に言うなれば深紅の絆でようやくまゆとプロデューサーの間に信頼関係が築かれてまさに「絆」が生まれました.

tkihorolo.hateblo.jp

この「絆」こそが佐久間まゆとプロデューサーが繋がっている証,シルシとなります.そしてこのシルシとなる「絆」を,プロデューサーとアイドルの関係を永遠に続けることで紡がれるものこそが「キズナ」となります.

そして,この「キズナ」こそがまさしく(カードのセリフで使われている)「ケッコン」と言えます.しかし普通と異なるのはこれは「結婚」ではなく「ケッコン」であることです.2人がこれからも一緒の道を往くという意味では同じでも,2人の関係性は明確に異なっている.「結婚」では男女の関係に対して,「ケッコン」はアイドルとプロデューサーの関係でしかありません.

キズナ」は「絆」と比べてイビツな形ではありますが,これこそが「アイドルとプロデューサーが結ばれない」ことを意識した上での佐久間まゆの答えです.永遠のキズナでは,結ばれないならば今あるこのシルシを永遠に続ける(=ケッコンする)ことでまゆとプロデューサーの関係性を連続させることを選択します.

特訓前

キズナ」ではなく「絆」

永遠のキズナでは次のようなセリフがあります

この絆…大切にしたくて…


まゆとPさんの間には真っ赤な絆が結ばれてます…

カード名が「キズナ」に対してセリフでは「絆」が使われています.これはなぜなのか,についてです.

前節で述べたように「絆」は深紅の絆での出来事を指します.すなわちプロデューサーとまゆの間の信頼関係です.対して「キズナ」はプロデューサーとアイドルの関係を永遠に続けることで紡がれるものを指します.つまり,すでに存在する「絆」をケッコンすることで「キズナ」に変わる構図がここに見られます.これを鑑みるに「絆」はこれまでの出来事で築き上げられた実際のもの,「キズナ」は絆を永遠に続けることで生まれる未来のものとも言えるでしょう.

だからこそ上記の2つのセリフでは「絆」と表記されます.大切にしたいのも,結ばれているのも全て今の話であり今までの関係性の話です.故に未来の「キズナ」ではなく今の「絆」が使われていると考えられるでしょう.

特訓後

「他の子を見る」と「よそ見」

この辺のお話は自分では気づけなかった話です.永遠のキズナについて話す機会があり,そこで気づいた解釈です.話のもとは下記ツイートから.というか話したいことがほとんどここに書いてありますが一応自分の言葉でも書きます.(当初の解釈については余談の節でメモがてら残してあります)

twitter.com

永遠のキズナには以下のセリフがあります.

よそ見しちゃダメですよ。…ダメ。ずっと見て? ずっと、ずっと…

しかし,深紅の絆には次のようなセリフがあります.

ふふ、他の子を見るくらいは許してあげます…少しだけですよ?

もちろんまゆには「自分だけを見てほしい」という欲求が有りながらも,深紅の絆ではプロデューサーのことを理解し,信頼出来るようになったからこそ「他の子を見る」ことを許します.

それなのになぜ永遠のキズナでは「よそ見してはダメ」となるのか.

結論から述べるならば「他の子を見る」と「まゆを見る」ことは両立しますが,「よそ見」は「まゆを見る」と両立しないからと考えられるでしょう.

よそ見の意味は「見るべき対象から目を逸らして他のものを見ること」*1となります.すなわち本来見る対象を「見ていない」ことを指します.

しかし,「他の子を見る」は「まゆを見る」と両立しうる条件です.「他の子を見る」は「まゆを見ない」の絶対条件ではなく,「まゆを見ながら他の子を見る」ということも可能です.

だからこそ深紅の絆では「他の子を見る」ことを許しつつも,永遠のキズナでは「よそ見」を許すことはありません.

まゆとトップアイドル

「結婚」は一般に「幸せ」の象徴とされることが多いです.お互いがお互いのことを幸せにしたいと想いながら生きていくことが「結婚」と言い換えることもでしょう.

永遠のキズナではケッコンがテーマとなっています.だからこそ次のセリフに繋がります.

Pさんを、もっともっと幸せにしてあげる…うふふ


Pさん、まゆがトップアイドルになったら幸せですか…? じゃあ、誰より幸せにしてあげるから…ずっと隣で見ててね…?

「ケッコン」という構図からも,まゆはプロデューサーを「幸せ」にしたいと想っています.そして幸せにしたいと思うからこそプロデューサーを今よりももっともっと幸せに,そして誰よりも幸せにしたいと願い「トップアイドル」を目指すことをここで宣言します.

さて,これまでの佐久間まゆのセリフで,トップアイドルを連想させるセリフは次のものがあります

(初期 特訓後)

まゆはずーっとPさんと一緒です。まゆがトップアイドルになっても、ずっとこの運命の赤いリボンは繋がってます♪うふ


(深紅の絆 特訓後)

まゆはもう決めたんです。Pさんが望むなら何だってしてあげるって。トッププロデューサーにだってしてあげる…♪

これらのセリフと今回のセリフでは明確に違う点が存在します.

まず,特訓後についてですが,これはトップアイドルを目指すセリフだと自分は捉えていません.このあたりの意見については過去記事にて記述していますが,これは飽くまでトップアイドルになったとしてもそこで終わらずに貴方と繋がっているという強調だと考えています.

次に深紅の絆はどうでしょうか.トッププロデューサーという言葉を使いながらも,そのためにトップアイドルになるという過程を読み取ることが出来ます.結果だけ見るならば佐久間まゆがトップアイドルになるという事実は永遠のキズナと変わりません.

では深紅の絆と永遠のキズナで異なる点はどこか.それは佐久間まゆ自身の意思と言えるでしょう.

深紅の絆で重要なのは「Pさんが望むならトッププロデューサーにだってしてあげる」という部分でしょう.飽くまでプロデューサーが望むからであって佐久間まゆ自身がトップアイドルに特別なりたいわけではありません.貴方の望みを叶えてあげたいからこそトップアイドルになり,トッププロデューサーになるという夢を叶えたいという欲求に尽きます.

対して永遠のキズナではどうでしょうか.セリフから読み取ることが出来るように,ここではまゆが貴方を幸せにするためにトップアイドルを目指します.ここで初めて佐久間まゆは自分の意思で「トップアイドル」へ目指すことを決断します.貴方の願いだからこそなるのではなく,貴方を幸せにしたいからこそ自ら誰よりも魅力的なトップアイドルを目指す.

今回のセリフは言い換えるならば「貴方をもっともっと幸せに,誰よりも幸せにしたいからこそ私はトップアイドルになる.絶対にあなたを幸せにするからずっと隣で見てください」という意味にもなります.もしかしたらプロポーズ,と捉えてもいいかもしれません.ずっと隣でプロデュースすることを誓うことでケッコンへと繋がります.

すなわち,永遠のキズナというカードは,アイドル佐久間まゆがプロデューサーへプロポーズし,ずっと隣でアイドルの道を進み続けていくことを誓う(=永遠のキズナ)という構図を見ることが出来るのではないでしょうか. アイドル佐久間まゆとプロデューサーはここからトップアイドルへの道を1歩ずつ進み始めます.

薔薇の数

永遠のキズナでは特訓前後にどちらとも薔薇が描かれています.それについての花言葉周りの考えです.なお花言葉については下記URLを参考としました.

www.hanamonogatari.com

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特訓前

まず手元に持っている赤い薔薇についてです.

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赤い薔薇(11本)

赤い薔薇の花言葉は「あなたを愛してます」「愛情」といった意味になります.そして11本の意味は「最愛」です.これらについては佐久間まゆの想いと見てもいいでしょう.「愛している」「最愛」という意味はまゆの想いからしても非常に適しているように思えます.

次に背景の白い薔薇についてです.

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白い薔薇(2本)

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白い薔薇(3本)

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白い薔薇(4本)×2

まず白い薔薇の花言葉は「純潔」「清純」となります.これはウェディングという舞台やまゆの純粋すぎる気持ちを鑑みても相違なさそうです.

次に2本は「この世界は二人だけ」,3本は「告白」「愛しています」,4本は「死ぬまで愛の気持ちは変わらない」といった意味になります.特に4本の意味は顕著ですが,非常に佐久間まゆと永遠のキズナらしい花言葉となっています.

最後に特訓前には全体で合計して24本の薔薇が存在します.24本の意味は「1日中思っています」です.これについてもエヴリデイドリームの歌詞を踏まえると関係があると言えそうです.

特訓後ではまゆの腕に飾られている3本の薔薇のみです.

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ピンクと白の3本の薔薇

3本の意味については上記で「告白」「愛しています」と述べました.また,白の薔薇は「純潔」「清純」であり,ピンクの薔薇は「恋の誓い」という意味となるそうです.

永遠のキズナ特訓後では赤の薔薇は使われていません.セリフを踏まえるに特訓後は「トップアイドルへの道を決めた段階」となり,「プロデューサーとアイドルの関係」を続けることを決意した後となります.であるが故にまゆ自身の象徴となる赤の薔薇ではなく,ピンクや白の「清純さ」や「誓い」にフォーカスを当てた色構成になっているのかな,と考えました.3本の意味に「愛しています」はもちろんありますが,そこに赤の薔薇を使わないことこそがその表れなのかな,と.「告白」については「プロポーズ」と称したセリフと見ていいのかなと思います.

余談

ここからの話は本旨とは関係ありません.自分がこの記事を書くにあたって考えたことのメモを兼ねています.

思い出エピソード後編の「欲しかった」

思い出エピソード後編では「欲しかった」のように過去形で綴られているセリフが含まれています.なんでこれが過去形であるのかを少し悩んでいて,それによってはかなり解釈が変わるかな,と考えていました.

多分これが過去形なのはもうその欲しかったモノを手に入れている,手に入れる瞬間であるからと結論づけました.思い出エピソード前編で「着たい衣装(=欲しいもの)は伝わってますよね」と言った上での後編です.プロデューサーはその回答としてウェディングドレスの仕事を渡しました.だからこそ今この場では「欲しかったモノ」であり過去形であると判断しました.

当初考えてた「よそ見」の解釈

「他の子を見る=よそ見」と考えてた時の話です.

深紅の絆で許していたはずなのになぜ永遠のキズナでは許さなかったのか.当初これはまゆは「想いを伝えるのが下手」だから,と考えていました.だからこそ深紅の絆特訓前(=プライベート)では「少しは許してくれる」というものの,永遠のキズナ特訓後(=仕事)では「『結婚』という『結ばれた2人がいる』ことを前提とした仕事を利用してようやく自分の気持ちを素直に吐露出来た」と結論づけていました.

しかし,永遠のキズナに続くミニオンルージュでも「よそ見」に言及するセリフがありました

よそ見はやめましょうね。約束♪大変なことになりますから

このことを鑑みるならば,「『結婚』という『結ばれた2人がいる』ことを前提とした仕事を利用してようやく自分の気持ちを素直に吐露出来た」という論は成り立ちません.これを通そうとするならばミニオンルージュで「よそ見はダメ」というセリフを使う必然性がなくなります.であるなら逆説的に異なることがわかります.

以上を受けて本旨で書いたような解釈で合点がいき,取り入れました.

佐久間まゆはいつから「アイドルとプロデューサー」を意識したのか

これについては自分も明確な答えが出せていません.それを明らかに匂わせるような描写があったのはエヴリデイドリームが初で,カードでいうなら永遠のキズナが初です.

色々考えたんですけど,個人的には素直にエヴリデイドリーム・永遠のキズナから意識し始めたと捉えていいのかなと思っています.正確には明確に意識し始めたのはって感じですが.

「アイドルとプロデューサーが結ばれるべきではない」という認識はもはや一般論のそれです.それがなぜダメなのかがゲーム内で描かれないこともそうですし,そもそも,もうもはやどこでその認識がついたのかわからないけどなんか知ってるって人の方が多いと思います.自分もそうです.気づいたらその認識を知ってました.

ということを考えると一番最初からまゆがその認識がないとは思えないんですよね.だって一般論なわけだから.その認識を明確に意識していなくとも,そういう概念があるということは頭の奥底に眠っていたはずです.

ならばなぜアイドルになったか,というとやっぱりプロデューサーが好きだからだと思います.それこそエヴリデイドリームで「なんて神様ごめんね」と言っていたように,想像もし得なかったほどの衝撃を受けてプロデューサーに一目惚れしたのでしょう.だからこそ「恋」の感情がずっと占めているし,更には初期にはプロデューサーの気持ちが信頼できておらずどう思われているのか不安に感じる面も多かったです.それを鑑みるにそんな一般論が頭から追い出されてずっと「恋」と「不安」でいっぱいいっぱいだったのかな,と.

でも深紅の絆を皮切りにまゆはプロデューサーの気持ちを信頼することが出来るようになりました.つまり「不安」の要素が取り除かれとも言えます.だからこそプロデューサーの気持ちを考える余裕が出来た,なんて話を過去記事で書きました.

ここで重要なのがようやく感情に余裕ができたということです.深紅の絆でようやく信頼関係が築けましたが,それは別に男女の関係が進展したわけではありません.ようやくそこで感情に余裕が出来た&アイドルとプロデューサーとしての信頼関係が出来たことで「自分とプロデューサーが結ばれること」について落ち着いて思い返す機会がふと訪れたのかなと思ってます.そして「アイドルとプロデューサーが結ばれるべきではない」という認識が明確な意識となり,永遠のキズナのエピソードに至るのかな,と.

この辺の論については深紅の絆・エヴリデイドリーム・永遠のキズナの行間を自分で妄想する必要があるので色々な捉え方があると思います.少なくとも現状の自分はこの結論になりました.

そしてここまで書いといて色々ぶっ壊すことを書くんですけど,メタ的な話をしてしまうと多分この辺で佐久間まゆというキャラ性の方向転換が行われた可能性も否定は出来ません.ただ,こんなことは考えていてもしょうがないと思っていて,結果的に「シンデレラガールズ」の描画として,「佐久間まゆ」の描画としてどう落とし込まれているのかが個人的には重要だと思っています.

おわりに

以上で永遠のキズナを考える本記事を終了します.

永遠のキズナ,諸々が非常に"強い"わけですが,「結婚」という構図を使い,「ケッコン」をすることでアイドル佐久間まゆとプロデューサーが結ばれてこれからようやく2人で進んでいくという構図がとても大好きであり,とてもしんどい気持ちとなります.佐久間まゆ,毎回扱うテーマが上手すぎてしんどくなる.つらい.幸せにしたい.

思い出エピソード前後編・特訓前は「アイドルとプロデューサーは結ばれない」ことをテーマにしているわけだけど,だからこそ特訓後からは「アイドルとして貴方と進んでいく姿」が描かれているわけでこの辺の心情描写が本当に上手いなと思います.もしかしたら特訓前の憂いな表情と特訓後の明るい顔はそういう対比なのかもしれません.

書いといてなんですけど,正直薔薇の数とかの意味って適当なのでは??とか思ってて,それでも数えてみるとドンピシャで意味のある数になっていたのでこういうところまでやっぱり考えられてるんだなって感じでした.(意味のない薔薇の本数とかももちろんあるけどそれは避けられてる)

ところで,全然関係ないですが筆者は[甘美なる宝石]佐久間まゆを引けていません.モバのまゆは毎回引ける気がしない.引けた方はおめでとうございます.

ここまで読んでくださった方はありがとうございました.

*1:よそ見とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書 https://www.weblio.jp/content/%E3%82%88%E3%81%9D%E8%A6%8B