淡さを形に

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牧野由依さんライブコンサート -WILL you play with me?- に参加してきた話

2018/06/09 ~ 10 に開催された牧野由依さんのライブコンサートである「WILL you play with me?」に両日参加してきました.

すごくすごくすごく楽しかったし,ここからまたスタートしていく牧野由依さんを見れて本当に良かったです......!牧野由依さんを好きで良かった.

目次

とりあえずこれだけ言いたいんですけど牧野由依さんが復帰したのを強く感じられてめちゃめちゃ良かったですね.....!おかえりなさいというかなんというか.すっっっっっっごく楽しかったです.特に2日目!!牧野由依さんのライブコンサートに参加するのは今回が2回目だったわけですが,自分が初めて行ったのがReset&Happiness2日目だっただけにすごく感じるものがありました.ちなみに前回の感想記事がこちら.

tkihorolo.hateblo.jp

そんなこんなで両日参加してきたわけですが,1日目2日目とだいぶ毛色が違ったなぁというのが所感です.歌っている曲はある程度共通しているけれど,セトリによってこんなに感じ方が変わるんだな,と思いました.この辺の気持ちをしたためられればな,と思います.

1日目

1日目,なんというかちょっといい言葉が思いつかないんですけど"「喉を壊した」という事実にケリをつける"ようなライブだったなぁと思います.いわば「喉を壊したことについての最後の最後のリベンジ」というか.

(これは2日目も同じですが)song for youから始まるところが今回の「WILL you play with me?」を非常に象徴しているなぁと感じました.この曲って,作詞作曲を担当された岡本真夜さんのコメント*1にもあるように,悲しいことがあっても色んな人から励まされることで再起するチカラとなって自分がなりたい夢に向かって"立ち上がっていく"曲だと思っています.なので,そういう曲を一番最初に持っていくことで「ちゃんと復帰しました」というメッセージにもなっているのかな,と強く感じました.1曲目から選曲がズルくて流れた瞬間「アッアッアッ」ってなりました.

というのと一番"リベンジ"を感じさせたのはやはりWhat A Beautiful Worldだったなぁと.個人的には1日目のライブはこれが一番刺さってしまった.

何度か牧野さんが語っていたように,この曲はもともとReset&Happiness2日目で歌われる予定だったものを喉を考慮して急遽セトリから外した楽曲でした*2.これ以外にも喉を壊してしまった件で「やりたかったけどやれなかったこと」みたいのがやっぱりあるわけでWILLなんかもその1つだと思います.喉の調子を考慮して元々発売する予定だったアルバムをWILLという形として販売し,そのWILLで「ちゃんと声の調子が戻りました」というメッセージを伝えていました*3. 他にやり残している挙げるとするならば「復帰後に長時間のライブをやりきる」というのもありますが,それは今回のライブ全体で成し遂げることですし,じゃあ残りは何かと考えるとやっぱり「あの時歌えなかったWhat A Beautiful World」をライブで披露するしかないのかな,と.この曲を歌う前のMCで「前回のライブで歌う予定だった」ということを告げていたことからもこのことは言えるのかなと思ってます.(2日目は特に言及がなかった)

そういうことを考えてたせいか,What A Beautiful Worldのイントロが流れた瞬間ほろりと涙がこぼれちゃいました.昨年やりたくても出来なくて断腸の想いでセットリストから外したWhat A Beautiful Worldがついに「ライブコンサート」という場で披露されたという事実にとてつもなく胸を打たれたというか,感動してしまったというか.この曲の前のMCで昨年のことを語ってたときに「去年できなかった悔しい感情」がヒシヒシと伝わってくる声色だったのも涙が出た理由の1つでもあります.本当にこの曲をちゃんとこの会場で聴くことが出来てよかったという言葉しか出てこないですし,去年出来なかったことをその約1年後に同じ会場でやっている姿を見れて胸がいっぱいでした.

そして最後の最後の「それはきっとボクらしく生きる勇気」.

今更自分が語るようなことでもないんですけど,この曲って「喉を壊した牧野由依さん」がガツンと伝わってくる曲じゃないですか.本当に歌詞が良くて「自分の弱いところも強いところも全部含めて自分」だし,飾らない素の自分をちゃんと受容して向き合って進んでいくし,「ため息だって深呼吸」という歌詞のように捉え方次第でポジティブにもネガティブにもなるような「自分の気持ち」にフォーカスを当てた曲なわけで.

しかも,最後の最後がラジオから聞こえるエフェクトになっていることからも読み取れたり,作詞作曲のUZAさんがコメントで語っているように*4自分らしく進んでいく中で最後の最後にその気持ちを「みんなに伝える」ことがエンディングでありまた1つのスタートなんですよね.そういう曲で牧野由依さんが最後の最後に泣いちゃったのを見たときにどれだけ気持ちがいっぱいいっぱいだったのか,とかこの曲をライブで歌えるまでにどれだけのことがあって今ここにいることが出来ているのか,みたいなのが感じられて胸に響いたのを記憶しています.

2日目

さて,1日目は「喉を壊したことについての最後の最後のリベンジ」と称しましたが対して2日目は「復帰した牧野由依さんのリスタート」みたいな感じだったのかなぁと.なんというかこう,「楽しさ」にフィーチャーしてたように思えるというか.

というのも1日目行った方ならわかってくれると思うんですけど2日目ってMCもクラシックコーナーもほぼ最低限で終わっててその分他の曲の時間に割り当てられてるんですよね.1日目はクラシックコーナーで多少結婚事情の話で笑いを取りつつ2曲ほどやっていたのに対して2日目はほぼ「雨の日の噴水」の1曲のみで終わってるわけで.しかも1日目の(盛り上がる曲をやる)所謂ライブパートは5曲に対して2日目のライブパートは6曲でした.こういうところからも「楽しさ」という点に重きを置いていたように思えます.

あとWhat A Beautiful Worldをやる前も特に「喉」の話とかは全く触れてないし,2日目でその話題に触れたのってアンコール後のMCだけだったかと思います.やっぱりそこのリベンジの役割は1日目が担っていて,それを終えたからこそ2日目では大きく触れずに終えたのかな,と個人的には思っているところではあります.

実際本当に2日目は楽しくてまぁひっったすら高まってました.いやだって「Brand-new Sky→ふわふわ♪→轟き囁きは"Crescendo"」はズルすぎるもん.そんなん高まるやつじゃないですか.特に「Brand-new Sky→ふわふわ♪」の流れ!!!!!!!あっっっっそこがいっっっっっちばんズルい.Brand-new Skyとふわふわ♪のライブverめっちゃ好きなんですよ.........音源出してほしい.......Brand-new Skyのライブverのイントロはズルいから.......!語彙がなさすぎてズルいしか言えない.Brand-new Skyカッコよすぎるんだよな.しかもゆっちがめちゃくちゃ楽しそうなんですよね.それが最高だしそれが1番嬉しい.

と,こんなように観客として「それ聴きたいやつだから!!!」っていうのを2日目は的確に押さえてくるんですよね.....!どちらもReset & Happinessで歌ったものであるのも意図的なのかもしれません.

そしてゆっちは歌ってる時の表情がめちゃめちゃ良いんですよ......!!ありがたいことに2日目はかなり前列の席が当たったのでよく見れました.ふわふわ♪を歌う時の「写メ撮られるってこれどうなの?」とかの表情が豊かだし,バラードとかで音楽の展開に合わせてスッと表情が変わった瞬間がめちゃめちゃ大好きだし,ゆっちが気になりだしたきっかけはそこが強かった覚えがあります.あと笑顔がいい.あのちょっとクシャっとする感じ.

あと全然関係ないんですけど自分の後ろにいた人間が自分と全く同じタイミングで高まっててめっちゃ面白かったです.

とにかく言えるのは2日目は純粋に楽しすぎた.1日目ももちろん楽しかったのはそうなんですけどベクトルが異なっている楽しさだったな,と.

それこそ,「もう心配いらないです!!!思いっきり楽しんでください!!!」と言わんばかりのセトリの組み方でまさにここが「リスタート」なのかな,と強く感じられるライブコンサートでした.2日目のゆっちは特に最高だった......!!

その他雑感

あとは今回のライブの感想を雑に書いていきます.

ハウリングとワールドツアーは楽しいですよね....!!っていうアレです.観客と一体になって作る曲って非常にライブ映えするしやってる側もめちゃめちゃ楽しいんですよ.響き合って奏であって高め合いたい.

あとお願いジュンブライト最高じゃなかったですか??????衣装が白ドレスなことも相まって非常に良かった.あれはまさに資生堂を感じる清涼感(?).初めて聴いた牧野由依さんのCDがホログラフィーだったこともあってかあの曲好きなんですよね.だから聴けてすっごいよかった.

そうあとジャスミンとアムリタ!!あれはなんか曲の雰囲気がすきで良くリピートしてたので生で聴けて良かったです..!!特にアムリタなんか伸びる高音が気持ちよくて「うお~~~これが生か.....!」って感じでした.この辺はWhat A Beautiful Worldなんかでも同じことを思ってました.生のWhat A Beautiful Worldは最強すぎる.大好き.あと生で聴けて嬉しかったシリーズとしてはウィークエンド・ランデブーもそうで,「恋人たちはランデブー」とか「ガラスの靴」,「華麗なステップ」,「踊り明かそう マンボ ルンバにチャチャ」を歌うときの声使いがCDの時点でもめちゃめちゃ気持ちよかったから,生で聴いた瞬間テンション上がりまくってました.

というかあれなんですよね,僕の初牧野由依さんイベントがReset&Happiness2日目なので今日初めて本領発揮した牧野由依さんを目の当たりにしたんですよね.....!正確にはWILLのリリイベで聴いてはいたのですがやっぱり「ライブコンサート」っていう大きな区切りは初めてなわけで.だからまぁ歌声に圧倒されてましたよね......!!牧野由依さん,繊細な高音なのに芯があるのが最高に最高だし,体調万全な状態を聴くのが初めてだったからそこを余すことなく現地で聴けたのがめちゃくちゃ嬉しいし気持ちよかった.

っていうのと生の楽器は迫力が違うし,CDとは違ってバンド調になるのが牧野由依さんのライブコンサートの醍醐味だなぁと.特筆したいのがsecret melody.secret melodyって曲自体は結構疾走感あるんですけど,そこにバンドの音が加わると全然違う印象の曲になるのが面白いんですよね.CDだとすっごい繊細なのにライブコンサートだと非常に力強い.あと楽曲は変わりますがResetなんかはCDの歌い方とは異なって「カッコよさ」に振ってる歌い方になっててこれも非常に印象深いです.

このへんとかはクラシックコーナーとかにも言えて普段じっくりクラシックの音楽を聴くことってないのでこういう機会があるたびに面白いなぁと思います.たまに澤野弘之さんのライブとか行くんですけど,同じピアノでも弾く人によって音色というか雰囲気が全然違うもんだなってのは今回よく感じました.ピアノの連弾よかったなぁ.

それとやっぱり触れたいのはアルメリア!!歌詞に合わせてさざなみのBGMを流しつつアカペラで始まり,「教えてよ アルメリア」から一気に楽器音が入る感じ......!あれが大好きすぎる.アルメリア,結構気に入ってる曲で作業中とかにリピートすることがあったんですけど,これが聴けたのが嬉しい.

あと物販事情としては,前回のライブコンサートではうちわとピンバッジくらいしか買えなかったんですけど今回はちゃんと色々買ってきました.....!ゆっちのライブグッズ,本人も言ってるように普段使いできるようなデザインで使う場所を選ばなくていいしすっごく使いやすいんですよね....!!使う側なので嬉しい限り.今回買ったのはTシャツとタオルとチャームとブロマイド.特にタオルなんて今治タオルらしいので1回洗って使うのが楽しみ.

今回本当に危なくて自分が物販行った時にTシャツの在庫が切れてて卓に飾ってる見本品でラスト1つみたいな状態でぎりぎりで滑り込めました......!こんなことあるんだなって感じ.買えてよかったの一言に尽きる.

ちょっと嬉しかった(?)のが前回のピンバッジと今回のチャームを並べると補色っぽい関係になっててなんか映える色合いで良いよねっていうアレです.買う日によってグッズの色が変わるから偶然だけど,バッグにつけたいので嬉しい.

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そしてこれは歯磨きしてるゆっちが良すぎてつい買ってしまったブロマイドです.かわいい.牧野由依さん,年々かわいくなっていくのですごいしよくわからない.

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今になって思うのはジョッキも買ってもよかったなぁって感じです.ライブコンサートが終わった後にお店でビール飲んでたら唐突にジョッキが欲しくなってしまったしタイミングが遅すぎた.

おわりに

今回のライブ,AiiA 2.5 Theater Tokyoでやれたという事実がとてつもなく重要だったな,と振り返ってみてすごく感じました.2日目のMCで「今回AiiA 2.5 Theater Tokyoでやるって聞いて(昨年やらかしたことを思うと)何とも言えない感じになりましたね(大意)」と言ってたんですけど,喉の一件があったReset&Happinessと同じ会場でそのリベンジを果たすことが出来たWILL you play with me?は真の意味でリベンジに成功していると言えるのかな,と勝手に感慨深くなってました.しかもAiiA 2.5 Theater Tokyoって2018年末に閉館しちゃうじゃないですか.ということを思うとあの場で演じることって今回が文字通りラストチャンスだったわけで,そういう巡り合わせの意味でも「WILL you play with me?」にはぴったりな場所だったなと強く感じました.

アルバム「WILL」には「困難を乗り越える強さ」だとか「前に進む」と言ったような「未来に目を向けた」意味になっていると語っていて*5,今回その「WILL」をタイトルにあしらった「WILL you play with me?」でもまさに「過去から一歩前に進んでこれからもっともっと羽ばたいていくぞ」というメッセージを非常に感じられるライブでした.今この瞬間からリスタートしていく場面に出会えて大変嬉しかったですし,来て良かったと心から思えるようなパフォーマンスでした.素敵な歌唱,ピアノ演奏,ダンスを堪能できて心が満ち足りました.連れて行った友人達も楽しんでくれていたので良かったです.これからも牧野由依さんのご活躍を応援しております.

以上で本記事を終了したいと思います.

牧野由依さん,スタッフの皆様,誠にありがとうございました!

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