淡さを形に

面白い作品を面白いと言うだけのブログです.考えたことの備忘録として使うのが主 .考察っぽいことや演出とかに触れることもありますが別段その手のものを勉強しているわけではないのでかなり適当です. Twitterでは@tkihoroloのアカウントにてたまに話してたり話してなかったりします.コメント等あればTwitterにリプ投げてくれると嬉しいです.

Trust meイベントで描かれていた佐久間まゆの感想

さて,先日Trust meのコミュで佐久間まゆが登場しました.ここで描かれていた内容が面白かったので少しだけ考えてみようかな,と思った次第です.とはいえほぼほぼ感想

Twitterで話すのには重いけどブログに書くには軽いなぁという微妙な気持ちです.なので普段の記事と比べるとかなり軽めの内容だと思います.あとそこまで内容を精査してない.

目次

ドリームアウェイというユニット

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ドリームアウェイ,めちゃめちゃ良いですね.....!この2人の組み合わせが存在すること自体は知ってたんですけど,日菜子ちゃんの「妄想」とまゆの「夢見る乙女」な一面は確かに類似点とはいえその2人を組み合わせることでどうなるのかと具体的に想像をしたことがなかったんです.こんなに相性がいいとは思っていませんでした.

なので,今回の3話コミュはとても面白かったです.佐久間まゆ,もちろん乙女な子なんですけどあんまり等身大の姿を見せたことがなくて.確かにMasque:Radeとかでは同年代の女の子と話しはするんだけど,自分が描いた「夢」を思いのまま話すことがなかったんですよね.だからそういう「夢見る乙女」な姿は基本的に1人か妄想,もしくはPの前くらいしかなかったかと思います.とはいえまゆが抱いている理想,なりたい像,やりたいことを等身大の女の子の姿で話すことって絶対にプロデューサー相手ないわけだからそこも難しいんだけど.

で,その「夢見る乙女」の姿にちゃんとついていけるのって喜多日菜子ちゃんしかいないな,と今回のコミュを見て感じました.まゆの夢に対して喜多ちゃんが乗っかって,喜多ちゃんの妄想にまゆも乗っかる.お互いが思い思いに自分の世界を広げていけるのがこのドリームアウェイなんだな,と.女の子が恋話をする姿,大好きなんですよね.この2人で理想の結婚を描いた楽曲を歌ってほしいし,その世界に連れて行ってほしいな,とも思います.いや,うん,この組み合わせはすごい.

これだけ「乙女で女の子」なユニットってないんじゃないかなってくらい.まゆの乙女な姿をもっと見せてくるし,逆に喜多ちゃんに対してもその妄想の話ができたりと「恋する女の子」の姿をたくさん見せてくれるこのユニットにとても心惹かれました.もっと活躍の場が増えるといいですね.とっても楽しみです.2回目だけど女の子のこういう姿を見るのが大好きなんです.まゆが幸せそうな姿を描いてくれて本当に嬉しい.

余談だけど,自分がシンデレラガールズを初めてから最初に気になったキャラが喜多日菜子ちゃんで,こうして担当アイドルのまゆと喜多ちゃんのユニットに心惹かれているのって不思議な話ですね......ある意味では一周回ってみたいなところがある

「アイドルとプロデューサー」

コミュ5話,佐久間まゆという女の子がすごく掘り下げられたお話だったかなと思います.

まず1つに佐久間まゆがアイドルになった理由.「プロデューサーさんが好きだから」みたいには描かれてたけど今回ほど明確に発言されたのってもしかして初めて?確かそんな気がします.それが下記セリフ.

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そして「アイドルとプロデューサー」について.すごく永遠のキズナ風な回答ではあったけど,これがデレステで語られるのは初めてでした.というよりここまで明言されたのってモバを含めても初めてだったように思えます.

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この結論を導き出したのは確かに永遠のキズナだけど,これほどまでに前向きにまゆの言葉として描かれていたのはデレステならではなのかな,と思います.デレステだと今までのカードを見る限り,特にプロデューサーが喜ぶか・楽しんでくれるかを重視しているテキストが多いように感じられます.もちろんそれはモバマスでも見られるわけですが,比率的な話です.例えばフィールマイハートでは以下のようなセリフがあります.

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「アイドルとプロデューサー」という立場を受けて,結ばれるためにそれをお互いやめるという選択はまゆは選びません.それは「プロデューサーが喜ばないから」.だからこそ自分が最高に魅力的なアイドルになって振り向かせることをまゆは選択します.

他にもまゆがプロデューサーを「楽しませる」という構図は多く存在していて魅惑のショウタイムなんかはかなりこれが強調されたものになっています.具体的な話は下記の過去記事にて.

tkihorolo.hateblo.jp

こういうことを考えていくと,デレステモバマスだと描く面のフォーカスの当て方がかなり違うな,と感じます.それは「アイドルとプロデューサー」という構図を受けたときのまゆの回答が違うからだと思っていて,デレステだとフィールマイハートのようにかなり強気に出る佐久間まゆだなぁと.モバマスだとそこに「罪の意識」が出るし,だからこそ一瞬一瞬のプロデューサーとの会話を楽しむようになるんだけど,デレステだとそもそも「アイドルとプロデューサーだから恋愛をしてはいけない」という概念をぶっ壊しにきているな,とよく感じます.

なんというか,それを悲恋と捉えるかそこで違うアプローチをするかという択がモバマスデレステまゆの分岐点なのかな,と今は考えてます.ただこの辺は細かく考えてないのでどっかのタイミングで考え方が変わっているかもしれません.

佐久間まゆが歌うTrust me

佐久間まゆが歌うTrust meってめっちゃ良いよねって話. Trust meの楽曲については下記記事にて.

tkihorolo.hateblo.jp

Trust me,すごく簡単にいえばトップを目指すアイドルの姿を描いた楽曲なんだけど,なぜトップを目指すのかについては楽曲内では全然語られてないんですよね.その理由はアイドル毎に違うから.もっと言うなら同じアイドルでも担当プロデューサー毎に違うんじゃないかな,と思います.例えば,僕が佐久間まゆが「トップアイドルを目指す」と考えたときには永遠のキズナ特訓後の次のセリフを思い浮かべます.

Pさん、まゆがトップアイドルになったら幸せですか…? じゃあ、誰より幸せにしてあげるから…ずっと隣で見ててね…?

だけど人によってはこのセリフは出てこないんじゃないかと思います.それこそフィールマイハートを思い浮かべる人だったりトリート・オア・トリートの人もいるんじゃないかな.もちろん他のカードもです.これによって思い浮かべるカードによってこの楽曲の捉え方って全く違うんですよね.

例えばフィールマイハート,これで捉えるならばTrust meを歌う佐久間まゆは「あなたを振り向かるために誰よりも素敵なアイドルになる」姿が描かれるわけです.そのためにトップアイドルを目指す.だけどトリート・オア・トリートになるならどうか.これならば多分純粋に「貴方と一番高い空を見るため」にトップアイドルを目指す楽曲になるんだと思います.貴方にトップアイドルの景色を見せてあげたいから目指す.

じゃあ永遠のキズナならどうなるか.となると「貴方を誰よりも幸せにしたい」からトップアイドルを目指します.僕にとって佐久間まゆがトップアイドルを目指す理由は永遠のキズナで語られたものが1番好きだからこの構図が脳内に出てきます.アイドルとプロデューサーという関係だからこそずっといられるし,その中で貴方を誰よりも幸せにしたい.これが佐久間まゆが選んだケッコンだし,決意だと思っています.だからこそ,この楽曲を歌うまゆを想像すると「好きな人を幸せにしてあげたい」という恋する女の子の気持ちがたっぷり詰まっててものすごく大好きなんですよね.だってこの楽曲で語られている泥臭さと成長の貪欲さは全部全部「貴方を幸せにするため」だから.

こういう風に1つの楽曲なのに捉え方が色々できるのはとても面白いと思うし,こういった楽曲を佐久間まゆちゃんに歌わせられてよかったな,と思います.

雑多な感想

コミュの良かった点を垂れ流すだけ.

え~~~~というか,3話,最高じゃなかったでした???ドリームアウェイの良さは上述したけれども.まずまゆの理想について.住みたい家の話な,あれCDドラマじゃん.小さい白い家じゃん.「でもやっぱり狭くても2人のぬくもりが感じられる家」なんだよな~~~~~~~~~最高~~~~~

というのと,プロポーズされるならトーク

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まず1つ,夜空なんですよね.夜空なんですよ.明言こそされてないけどもちろん月が見えるわけなんですよね.なるほどな,と.

そして「まゆは、アイドルだけど」という1文を突っ込んでくる.これ.いやそれこそが""佐久間まゆ""なんだよな.「本当の意味で一緒にいられないかもしれない」という気持ちがあるからこそ,このテキストがある.デレステ佐久間まゆ,フィールマイハートだったりとかでかなり気持ち的に強いんだけどやっぱりそこは不安に思っているわけであって.そういう一面をここでも描いてくれたのがとても嬉しいです.

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これのテキスト,「唇から、あふれてしまいそうで」っていう婉曲表現がグッドです.佐久間まゆという女の子,唇が素敵という点を抑えつつ「気持ちが溢れてしまったから伝えたい」という恋の構図が描かれていて大好きです.

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これみんな死にませんでした?????僕はね,死んだ.「大好きだよ」をちゃんと言えてるし「アイシテル」なんですよね.ここは妄想の世界だからこれで良いんだよ.むしろこれが良い.こういう一方的な想いがきちんとカタカナになっているのが佐久間まゆらしくてとても大好きです.

そして最後にこれ.

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魅惑のショウタイムでも語られてはいたけどやっぱり佐久間まゆ自身がアイドルを楽しんでくれているっていう事実が本当に嬉しいし,アイドルで居続ける理由の1つに「自分がアイドルをやるのが好きだから」ってあるのはすごく良いんですよね.別にあなたがプロデューサーをやっているから惰性でやっているわけでもないんです.あなたが喜んでくれるし,自分もアイドルが好きだから「アイドルをやる」んです.この構図をこの一言に詰めてきた構成,めちゃめちゃ丁寧でした.ありがとうございます.

おわりに

Trust me,そもそも楽曲がすきだったんですけどまさかここまで佐久間まゆが掘り下げられるコミュになるとは思っていませんでした.驚いたしすごく面白かったね.しかも,ドリームアウェイという魅力を気づくことができてそういう意味では自分の視野が広がった良いコミュでした.

そんなこんなで以上となります.ここまで読んで頂いたかたはありがとうございました!!